ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

「糀入門 女将が伝える糀生活」(山﨑京子著;新潟日報事業社)

2021-11-25 22:01:30 | 読む


ここ数年、料理等に使用される糀(こうじ)の魅力や効果が語られるようになっている。
本書は、明治元年創業から6代目となる糀屋の女将が著した一冊である。
110ページくらいしかない薄い本で、文字数も多くなく、あっさり読めてしまった。

前半では、糀が体にもたらす効果が繰り返し語られている。
糀水にして飲んだりすることによって、体が整える働きをし、美肌効果も高い。
また、糀が腸の働きをよくして、健康な体を作ってくれる。
抗がん作用もありそうだという。

中ほどでは、女将を務める山﨑糀屋で、どのようなことに気をつけ、どのような方法で糀を作っているのかなどについても、細かく書いてある。

後半は、糀水や糀甘酒などの作り方、糀を使った飲食物のレシピなども紹介している。

ところで、この山﨑糀屋があるのは、東蒲原郡阿賀町津川である。
かつて阿賀町に3年間勤めたことのある私は、著者山﨑京子氏と何度か話す機会を得たことがある。
味噌づくりを教えてもらうために、小学校に毎年足を運んでもらったりもした。
女将として自ら糀や味噌づくりに取り組みながら、町議を務め、1年に1度はアフリカを訪問するなど、非常に前向きでエネルギッシュな方だった。


本書で、あれから10数年たって75歳になった今でも、店の中心としてがんばって働いていることを知り、さすがだなあと感心した。

まあそれはともかく、健康のために生きて働く糀を積極的にとり入れてみたいな、と思ったよ。
コメント
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