ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

衆院選,新潟には違う風が吹いていた

2017-10-25 22:43:50 | 新潟
衆議院選挙が終わった。
「政権交代」を訴えて行われた中で、結局自民党の圧勝だった。
そんな中で、新潟県では、6つの小選挙区のうち、自民党候補が勝利したのは、わずか2つであった。
もっとも自民党候補者で落選した4人のうち、3人は比例区で復活当選したのだが。

新潟県では革新系候補が強いのか、というとそうではない。
新潟県出身の政治家を挙げよ、と言われたら、ほとんどの人が、「田中角栄」と答えるであろう。
新潟県は、伝統的に保守系が強かったところなのだ。

今回、新潟県では、6つの全区で希望の党から立候補した候補者はいなかった。
特筆すべきは、民進党系の5候補のうち、4人が無所属で立候補した。
無所属で立候補すると、比例区での復活はない。
文字通り「退路を断って」いた。
第3の候補者がいた区もあるが、実質自民党公認候補対無所属候補の対決となった。
どの区も接戦となり、自民候補が勝った区も簡単に当選したわけではなかった。

前回の衆議院選挙では、自民党候補者は5勝1敗であった。
ところが今回は、2勝4敗である。
全国とは違う風が新潟には吹いていた、と言える。

新潟は、産業から言って、コシヒカリで有名な農業県である。
しかし、米作りだけで生きていける訳ではなく、課題は多い。
また、少子高齢化の問題があり、柏崎原発をどうするかという問題も抱えている。
今回の結果は、ただ単純に今の政治に「YES」とは言えないという多くの県民の意思を感じる。

無所属で当選した議員たちは、これから政治活動を行う上で、ずっと無所属でとはいかないであろう。
その進む方向も気になるが、自民党から出て議員となった人たちを含めて、新潟から出て当選した人たちの今後の活動ぶりを見つめていきたいと思う。
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