ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

苦しみまくった今年の新潟シティマラソン(5;おまけ)~総括編~

2017-10-13 22:26:52 | RUN
「4」で新潟シティマラソンは終わったのだが、書き足りないので、新潟シティマラソンの総括編を。
総括なんて言えば、やっぱり、「苦しかった!」であった。
いくつかの点から、今年の新潟シティマラソンを振り返ってみよう。

まずは、新しいコースについて。
コース自体について言えば、難点が2つあった。
1つ目は、スタートから何kmか道幅が案外狭いこと。
そのため人が混んで、前の人が近すぎて走りづらい。
2つ目は、1つの目玉だった新潟みなとトンネルが苦しさを助長する以外の何物でもなかったことだ。
アップダウンが厳しい。
暗くて走りづらい。
換気が非常に悪く、暑苦しく、空気が悪い。
あとは、折り返しが3つもできてしまったことが印象的だが、これについてはまあいいだろう、とは思う。

次に、制限時間の延長について。
これは、すごくよかったと思う。
制限時間5時間は厳しくて、「甘い考えで参加するなよ。」と忠告されているような気がする。
だから、過去5回のうちゴールにたどり着いたのは、2回半。
制限時間内2回、グロスタイムだと×でネットタイムだと〇が1回あったからそれが「半」。
あと2回は、関門の制限時間に引っかかり、強制収容。
これすべて5時間の時間制限だったから。
今回は暑さにやられたが、それでも制限時間が7時間だったから、ゴールを目指す気になり、完走することができた。
そして、よりたくさんの人が、ゴールする人ができたのは、7時間の制限時間のおかげのはず。
私の知っている人たちが、何人も6時間台のゴールだった。
特筆すべきは、70歳になろうかという知り合いが、ちゃんと6時間台でゴールしていた。
たくさんの人が、自分もフルマラソンを走ったぞ、走れるぞ、という勇気や自信をもつことができた、よい大会になったと思う。
これは、あと10年、私もやれるかもしれないという勇気を与えるものだった。

そして、運営面について。
第一に、駅からのシャトルバスが少なすぎ。
ピークの時間にもっと多くのバスを手配してほしい。
だから、トイレに行く時間もない人が続出した。
ビッグスワンの仮設トイレの数も少なすぎたようだし。
さらに、いつスタートになるのか、なったのかもよくわからない、案内のなさ。
第二に、ファンランとフルと選手をごちゃごちゃに混ぜて一斉にスタートさせ、渋滞に輪をかけたこと。
第三に、(と言いながら最大の不満はこれなのだが)ゴール後の手荷物引き換えのまずさ。
ディズニーランドも真っ青の列がくねくねと続く。
皆がんばって完走した後なのだから、一刻も早く休みたいのに、それを許さずに長蛇の列にするという、非常に酷な事態は勘弁してほしい。
せっかく給水・給食所が増えて、内容も豊富でよかったのに。

ゲストランナー。
今年も、高橋尚子さんだった。
今年は、この方の偉大さを知った。
長い時間、ハイタッチを繰り返し、ランナーを激励していた。
そして、残り5kmから歩いていたランナーを叱咤激励し、次々と拾っていき、ゴールさせていた。
私も、その恩恵に預かって、ゴールにたどり着くことができた。
彼女の励まし方、ランナーたちへの影響の及ぼし方は、他の人にはなかなかできないものだ。
だから、来年も、来ていただきたいと思う。

スポンサーのサトウ食品。
毎年、餅の提供はうれしい。
そして、美味い。
今年は、手荷物を取りに行く選手たちの行列のために、あまり食べに来てもらえなかったはずだが、配り歩くなどがんばってくれていた。
パックごはんの方が先になくなったから、もう少し多く用意しておいてほしい。
さらに、Negiccoの起用がよい。
彼女たちの明るさと清廉なイメージは、新潟にとって最適だ。
ゴール後のファイルもよい。
私は、もらってうれしかった。

さて、教訓は?
その日の気象条件を考えて、レースをコントロールすること。
最初に、2kmあたりで大汗かいたことから、もう少しペースを落とすべきだった。
年に一度のフルマラソン挑戦だからと、張り切り過ぎた感は否めない。
冷静に気象条件と自分の体調を考えたレースができるようにしたい。
年齢は上がっていくが、その辺りは賢くなりたいなあと思う。
もう一つあって、それは、走らない日もストレッチ等を行って、筋肉の衰退を防ぐこと。
特に太もも周辺の筋肉からダメージがひどくなった。
そこが極端に力が落ちないようにしたい。

…とまあ、いろいろな面から新潟シティマラソンを総括してみた。
みなとトンネルと運営面をのぞくと、まあよかったのじゃないかなとは思っている。
コメント
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