ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

雪に飽きて、相模湾沿岸へ旅するその4~二宮の菜の花、そして江ノ電

2013-02-17 22:42:34 | お出かけ
相模湾岸滞在も、3日目。
平塚のホテルの窓から、朝日の輝きが見えた。

初日、小田原で観光用のパンフレットで、神奈川県の花を巡るパンフレットとして、「かながわ花ものがたり」というのを見つけ、もらっておいた。
そこに、吾妻山公園の菜の花が紹介されてあった。
菜の花が咲いている向こうに富士山が見えている写真だ。

(HPで紹介されている写真)
富士山と菜の花の両方が拝めるなら、それほどすばらしいことはない。
新潟から、ひと足早い春を味わいに来たのだ。
ここまで梅や桜は見られたが、菜の花はお目にかかっていない。
いざ行こう、吾妻山公園!

吾妻山、などと聞くと、磐梯の吾妻山を連想する。
しかし、ここは神奈川県。
どこかと思ったら、二宮町。
平塚と小田原の中間にある町である。
箱根駅伝でも、よくこの二宮で時間差を計ったりしているのをテレビで見ている。

駅に降り立ち、吾妻山公園へ行こうと北口へ歩き始めると、なんとプランターに植えられた菜の花が、歓迎してくれた。
駅から歩いて5分の吾妻山、というが、それは登り口までのこと。
そこからは、急な階段を登ることになる。

100段登ったら、次は、200段の階段が待っていた。
面白いのは、ところどころにこうして200段の階段の何段目かが表示されていたこと。

階段が終わったところで、展望台。
二宮の駅が見える。

この二宮には、30数年前大学のサークルで同期だった人が今でも住んでいるはずなのだ。
どうしているかな、などと思った。

階段はなくなったが、さらに奥へと登りは続いた。
そして、ようやく頂上へ。
なるほど、菜の花畑が広がっている。

少し近くて遠いところに山々が連なる。その左側には、海や半島が見える。

おっと、富士山、富士山…。
山の向こうに…雲!
残念!富士山は、雲の中。
しばらく待ってはみたが、雲は晴れず、広がるばかり。
残念ながら、富士山はあきらめ、写真撮影専門。

黄色く輝く菜の花に、ほっとするひとときでありました。

このあと、どうする!?

うーん、まだ江ノ電に乗ったことがないので、乗ってみたい!

…という希望をもった私。
藤沢で降り、江ノ電に乗った。

せっかく乗ったのだから、江の島に行ってみよう。

…ということで、江の島で降りてみた。


すごい人!たくさんの人が江の島目指して歩いて行く。

江の島めぐりをしようとは思わなかったが、人々につられて、江の島に足を一歩踏み入れてみたいと思ったのだ。

橋上の歩道を歩きながら、ヨットやサーフィンに興じる人々を見たり、富士山のある方向を名残惜しく見たり。

渋滞している車を横目に、結構すぐに江の島まで到達。
着いた!

やはり人が多すぎるので、ここでUターン。
せっかくだから、記念にソフトクリームを購入、味わいつつ橋を戻る。

少しずつくもり空に変わりつつあった。

道の両脇の食い物屋を見ていると、「しらす丼」なるものが名物のようだと、初めて知った。

この後が江ノ電らしくなるのだが、さすがに休日の江ノ電。
次々に乗客が増え、風景を楽しめないまま終点鎌倉駅に着いてしまった。

ただ、15の駅をすべて通ったぞ、と。
道路を走ったり、海岸沿いに走ったり、非常に狭い住宅が密集している中を走ったりしていたのは、聞いていた通りで、変化に富んでいた。
海岸通りでは、明らかにランの格好をして進む人々もあり。
天候がよく、毎日走れることをうらやましく思った。
また、心の中で口ずさんでいたのは、昭和50年ごろに出されていた「北鎌倉」(岡本正)という歌。

「北鎌倉で降りて、歩いてみませんか」で始まるこの歌には、
「極楽寺坂の切通し…」「さくら貝を拾ってる由比ヶ浜の君」「長谷観音の前にある小さな喫茶店」など、江ノ電の駅名にある地名も多く出てくる。
今回は、時間がないので、鎌倉や北鎌倉に降りて歩きはしなかった。
でも、懐かしい歌の歌詞が心の中で渦巻いていたのだった。
そんな心地よい江ノ電乗りであった。

あっという間に3日間が終わった。
小田原―熱海―二宮―江の島。
相模湾(相模灘)に面した地域で3日間。
春を代表する花々をいろいろ見られて、ひと足早く春を味わうことができた。

最後に、東京から上越新幹線に乗り、関東とおさらば。

今回利用したのは、JR東日本のスリーデーパス。

新幹線や特急券は別に買わなくてはいけなかったが、しっかり金額の13,000円分は楽しんだのであった。
コメント
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