ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

某大臣の妄言に憤る

2008-10-03 22:15:01 | 「育」業
「日教組(日本教職員組合)の強いところは,学力が低い」
などという妄言を吐いて、辞めるはめになった大臣がいた。
当新潟県は、日教組の組織率は高いですよ。80%近くありますからね。
でも、あの何億円もかけて行った全国学力テストの結果を見ても、新潟県は低くありませんよ。ちゃんと、全国平均の前後ですから。
こんな発言をする人は、いったいどこを見ているのだろう。
本人の「勝手な思い込み」で、施策を行われたら、たまったものではない。
日本は、首相が、何年も務めることがない。ましてや、各大臣は、「内閣改造」の名のもとに、コロコロ、コロコロと顔ぶれが変わる。
そして、時々自分の思い込みで宣言や声明を出して、周りに「変われ!」と迫る。
とてもたまったものではない。
現場は、皆、必死になって勤めている。
昔のように、「先生様」でいられる時代なんか、20年以上前に終わっている。
子ども一人一人に向き合えるように、一生懸命やっているのだ。
その現場の苦労も知らないで、ただ思い込みを言い放つ。
そういうことをできることが、うらやましい。
現場をのぞいてほしい。現場に足しげく通ってほしい。
大臣の考えていることと、現場がどれだけ違っているかが、わかるであろう。
皆、現状への不満などはありながらも、必死になって自分の時間を削って教育に携わっているということが。
それでも様々なことが、教育の周辺で起こっている。
旧来の学校ではとてももたなくなっているのだ。
教師の意識改革くらいでは、改善できないのだ。
手厚い支援策を打ち出してもらうのを、現場はずっと待っている。
必死になって、こらえながら、子どもたちのためと言いながら、がんばっている学校関係者の方が、圧倒的に多いのである。
コメント
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