ゆっくり行きましょう

気ままに生活してるシニアの残日録

「沼津魚がし鮨」で昼食

2024年04月14日 | グルメ

映画「ピアノ・レッスン」を観た後、ちょうど昼時になったので映画館が入っていたショッピングモール内で食事をして帰ろうと思い、「沼津魚がし鮨」に入ってみた、初訪問。

この店はWebサイトによれば沼津港・沼津魚市場のセリ権を持っている鮨店で毎朝セリ落とした駿河湾の幸を静岡・東京・神奈川(横浜)・千葉各店で召し上がって頂いているとのこと、店舗は関東地区に39店あるようだ。

店の中に入るとカウンター席にすぐに座れた、5,6人がけのテーブル席もあるようだ。ここも最近の傾向か回転スシではない、テーブルにはタブレットがあり、それで注文する。メニューの中にはランチメニューが数種類あり、値段も2,000円以下に抑えてお得感を出している。今日はランチメニューではなく、個別に好みの鮨を注文する方式にした。

いつものように白身、光り物、貝、海老、赤身、煮穴子、巻物の順に注文した。値段は一皿400円から600円くらいの間のものが中心であった。先日行ったがってん寿司と同じある程度の値段のものを提供する店だ。

先ずはもんこういか

こはだ

真鯛

ほたて

ゆで海老

まぐろ赤身

穴子

梅しそ巻き

そんなに混んでいなかったので注文すればすぐに出てきた。握り方はまあまあのレベルであったが、なぜかこはだだけはネタを上にのっけただけで握って絞めてないようにみえた。味はいずれもおいしかった。ネタの大きさも十分で、特にまぐろの赤身は大きいネタがのっていた。

8皿食べたが、食べ過ぎた、最後の巻物が余計だったかな、と食べてから後悔した。しかし、お決まりのコースを食べないと気が済まないので仕方ない。

会計3,330円は席番号を書いた伝票を一口近くのレジに持っていき払う方式だった。

満足しました、ご馳走様でした。


映画「ピアノ・レッスン」を観た

2024年04月13日 | 映画

近くの映画館で「ピアノ・レッスン」を観た。1993年製作、121分、オーストラリア・ニュージーランド・フランス合作、監督ジェーン・カンピオン、原題:The Piano。シニア料金1,300円、10人くらい入っていたか、ピアノとあるので興味を持った。1993年度第46回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた。随分前の映画が何で今、と思ったら本年3月に4Kデジタルリマスター版ができたのでリバイバル上映していると言うことだった。

19世紀半ば。エイダ(ホリー・ハンター、1958、米、この映画でアカデミー主演女優賞)はニュージーランド入植者のスチュアート(サム・ニール、1947、英)に嫁ぐため、娘フローラ(アンナ・パキン、1982、加、この映画でアカデミー助演女優賞)と1台のピアノとともにスコットランドからニュージーランドにやって来る。口のきけない彼女にとって自分の感情を表現できるピアノは大切なものだったが、スチュアートは重いピアノを浜辺に置き去りにし、粗野な地主ベインズ(ハーベイ・カイテル、1939、米)の土地と交換してしまう。エイダに興味を抱いたベインズは、自分に演奏を教えるならピアノを返すと彼女に提案。仕方なく受け入れるエイダだったが、レッスンを重ねるうちに・・・・

このドラマはエイダと夫のスチュアート、地主のベインズの3角関係を描いたものだが、その中でエイダの好むピアノが絡んでくるもの。

観た直後の感想は、1回観ただけではよくわからない点が多かった、結末も何となくすっきりしなかった、というもの。結末については、何もこれではダメだ、という意味ではないが。

そのよくわからない点なども含めて感想を書いてみたい(一部ネタバレあり)

  • エイダは6才の時になぜか喋らなくなった、ピアノと手話で自分を表現するようになる、ピアノが彼女の魂になる、そして成人すると親が縁談を持ってきた、喋らなくてもよいと言う男性だ、それでその男がいるニュージーランドに渡った、と思っていたが、その後の渡航シーンで小さい娘を連れているので話がわからなくなった、これから結婚するのになぜもう娘がいるのか
  • 娘が話すには、パパとママと3人で森の中に行った時に雷が落ちて、パパは死んだ、ママはその時から喋らなくなった、ここでストーリーがわかりにくくなった
  • エイダが自分のピアノを得たベインズにピアノ・レッスンをしていくうちに、段々と惹かれていく、それがなぜか、と言うのがわからなかった、夫のスチュアートに不満があるようにも思えなかったのに、それとも自分の命とも言える存在のピアノを海岸に置き去りにしてベインズの土地と交換したことが決定的な理由となったということなのか、よくわからなかった、ピアノが彼女の魂と言うところを強調する何かがもっと欲しかったと思うが
  • エイダがベインズにピアノ・レッスンをして、何かカウントしてそれが10に達したらピアノを返してくれる、と言うような約束をしたのか、よくわからないが、10になったら体を求められて許す、というのが何かいきなり話が飛躍しているような気がした
  • 最後にスチュアートと別れてベインズと船出するとき、ピアノを運ぶのは無理だと船こぎたちから強く言われたけど、結局積み込んだ、そして船上で積み込んだピアノをそのピアノを船に縛り付けていた縄ごと海に捨て、自分もその縄に足をわざと絡めて海に沈んでピアノと一緒に死のうとする、これが結末か、と唖然として観ていると、海中で自ら足に絡みついた縄をほどき、海面に出て助けられる、なぜ魂のピアノを捨てる気になったのか、1回死のうとしたのになぜ気が変ったのか、わからなかった
  • エイダは映画中で実際にピアノを弾いていたようにみえたが、ホリー・ハンターは簡単なピアノなら弾けたのか、それとも実際に弾いているように見せる撮影のうまさか
  • エンドロールを観ていたらヘアーメイクに日本人と思われるワタナベ・ノリコという名前が出てきた、調べてみると、彼女(渡辺典子)は、東京からアメリカ合衆国に移住したハリウッド映画で活躍するヘアスタイリスト兼メイクアップアーティスト、これまでにスタイリングしたハリウッドスターは、ニコール・キッドマン、ケイト・ウィンスレット、ベネディクト・カンバーバッチなど、大物俳優が名を連ねている、映画俳優だったサム・ニールの再婚相手となった後、ニュージーランドのクイーンズタウンに移り住んでいるがサム・ニールとは今は別居又は離婚しているらしい、エンドロールを観るのは退屈だからいつも日本人がいないかだけ注意してみているが、意外な発見があるものだ、古い映画でも結構日本人が出ている

1回観ただけでは全部はわからなかった、観賞後、映画レビューに書かれているストーリーの解説を読んで、そうなのか、と理解できたところはあるが、このブログでは鑑賞直後の状況で書いてある。

主人公のエイダは結局、映画の中では1回も話をしないめずらしい役だ、しかし、演技で観客を唸らせなければいけないのは大変だろう、つい最近、「ルサルカ」というオペラを観たが、これも主人公のルサルカが途中からしゃべれなくなる設定だ、歌手なのに歌なしで演技するというのは映画と同様大変なことだが、立て続けにそのようなケースにぶつかった偶然に驚いた

 

 


歌劇「ルサルカ」をテレビ録画で観る

2024年04月12日 | オペラ・バレエ

テレビで放送していた歌劇「ルサルカ」(全3幕)を録画して観た。初めて観る演目だ。演奏時間は約3時間

作曲ドボルザーク(1904年5月、62才没、チェコ)
演出・美術・衣装・振付・照明:ステファノ・ポーダ(51,伊)

<出演>

ルサルカ:アニタ・ハルティク(1983、ルーマニア)
王子:ピョートル・ブシェフスキ(1992、ポーランド)
ヴォドニク(水の精、ルサルカの父):アレクセイ・イサエフ(1995、アゼルバイジャン)
イェジババ(魔法使い):クレア・バーネット・ジョーンズ(1990、英)
外国の王女:ペアトリス・ユリア・モンゾン(1963、仏)

合唱:トゥールーズ・キャピトル国立合唱団
管弦楽:トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
指揮:フランク・ベアマン 

収録:2022年10月14・16日 トゥールーズ・キャピトル劇場(フランス) 

ドボルザークがオペラを作曲していたなんて知らなかった、この作品は1900年、ドボルザークの死の4年前の完成であり晩年の作である。ドボルザークは、アメリカ時代に交響曲「新世界」を残して著名な作曲家となったが、オペラでの成功を望んでいた。しかし、思うように国際的な評価を得られなかったが晩年のルサルカの成功はドボルザークを大変喜ばせた。

初めて鑑賞する演目だが、あらすじは簡単で予習にそんなに時間はかからなかった

第1幕(森の中にある湖)

ルサルカは森の湖に住む水の精。ある日人間の王子に恋をし、魔法使いイェジババに人間の姿に変えてもらうが人間の間はしゃべれないこと、恋人が裏切った時にはその男とともに水底に沈むのが条件。人間の娘になったルサルカを見た王子は彼女と結婚する

第2幕(王子の城)

口をきかないルサルカを不満に思った王子は、外国の王女に心を移してしまう。祝宴の中、居場所をなくしたルサルカが庭へ出ると、水の精によって池の中に連れ込まれ、王子は恐怖のあまり、王女に助けを求めるが、王女は逃げる

第3幕(森の中にある湖)

森の湖へ移されたルサルカに魔法使いは、元に戻すには裏切男の血が必要だと語りナイフを渡すがルサルカは拒否、王子が湖にやってきて自分の罪を聞かされて絶望し、ルサルカを呼び抱擁と口づけを求める。ルサルカは拒むが、王子は「この口づけこそ喜び、私は死ぬ」と答えるとルサルカは王子を抱いて口づけし王子は水底へと沈んでゆく

このオペラの最大の特徴は、演出・美術・衣装・振付・照明を担う万能の才人、ステファノ・ポーダによる舞台だろう、ただ、その意図するところがわからない演出が少なくなかった

  • この演出のキーポイントは「水」だ、場面が森の奥の湖であることを舞台で最大限強調するため、実際の水がふんだんに使われている、まるで大浴場を舞台にしたような設営だ、ここまでやるのは初めて観た、歌手たちはみんなずぶ濡れになって演技し歌った、そして湖の中央は深さもあり、時にルサルカや父の水の精は潜って演技する、歌手はさぞかし大変だったろう
  • 第1幕では舞台の上から人間の左右の大きな手首のオブジェァが降りてくる、第3幕では開幕時から左右の手首のオブジェァが湖から飛び出ている、そして上からも手首のオブジェが降りてきて最後はまた上に釣り上げられて消えていく、これも何を意味しているのかわからなかった
  • 第2幕で王子の使用人たち(森番/狩人、料理人)が舞台いっぱいに積み上げられた使用済みペットボトルのようなものをゴミ収集袋に詰め込み、舞台の外に持ち出す作業を延々としていたが、これが何を意味するのか、わからなかった、第3幕でも使用人たちが水の中にある何かを拾っている場面があるが、これも意味不明だった
  • 舞台や衣装の色彩という点からすると第2幕の後半、王子の城でのルサルカとの結婚披露の祝宴の舞台、や衣装が非常にカラフルで目を楽しませてくれた

いろいろ驚きのある演出であるが、内容的には突出した前衛的な置き換えなどはなく、目を楽しませる演出にとどまっていたのはよかったと思う

さて、出演者だが、タイトルロールのアニタ・ハルティクはずぶ濡れになって頑張って演技していたと思う、ルサルカが第1幕で歌うアリア「月に寄せる歌」はどこか哀愁を帯びた音楽で親しまれていると言われているが、自分は初めての鑑賞だったので、まだその良さに気付かなかった。今後、このアリアだけでも繰り返し聞いて親しんでいきたい。

さらに、このルサルカ役は、オペラであるにもかかわらず、途中で言葉を発することができなくなるため、歌唱力だけでなく、歌わない場面での演技力も問われる難しい役だが、その場面は特に違和感がなかった。

また、王子役のピョートル・ブシェフスキも特に第3幕の演技は熱演であり、いい歌手だと思った。

初めて観る演目にしては楽しめたオペラでした


東京・春・音楽祭「小林海都と仲間たち」を聴きに行く

2024年04月11日 | クラシック音楽

東京・春・音楽祭「小林海都と仲間たち」を聴きに行ってきた。東京文化会館小ホール、4,500円、15時開演、17時終演。8割くらいの座席が埋まっていた。この日は土曜日、桜が満開、13時15分頃上野駅の公園口から出ようとするとすごい混雑、公園に向って行く人でごった返していた。

曲目

ハイドン:ピアノ・ソナタ 第38番 ヘ長調 Hob.XVI:23 (1773年作、全3楽章)
シューベルト:楽興の時 D780 (全6曲、作曲年代は1823~28年とされる)
シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 D667《ます》(1819年作、全5楽章)

出演

ピアノ:小林海都
ヴァイオリン:玉井菜採
ヴィオラ:佐々木 亮
チェロ:佐藤晴真
コントラバス:池松 宏(当初出演予定の吉田 秀が体調不良のため交替)

小林海都は1995年生まれ、NHK交響楽団をはじめ内外のオーケストラと共演。2022年12月、紀尾井ホール、ウィグモアホールにて本格的なリサイタルデビューを飾る、玉井菜採(なつみ)は、紀尾井ホール室内管弦楽団のコンサートマスター、また、内外でリサイタルを行い室内楽奏者としての信頼も厚い、東京クライスアンサンブルのメンバー、アンサンブルofトウキョウのソロヴァイオリニスト

佐々木亮は言わずと知れたN響のヴィオラ首席奏者、東京クライスアンサンブルのメンバー、佐藤晴真は2019年、ミュンヘン国際音楽コンクール チェロ部門で優勝、国内外のオーケストラと共演を重ねており、室内楽公演などにも出演している、池松宏は1964年ブラジルに生まれ、紀尾井シンフォニエッタ東京、東京アンサンブル、水戸室内管弦楽団、サイトウ・キネン・オーケストラのメンバー

小林海都、佐藤晴真、佐々木亮はテレビに出ているので知っていたが、5人のリサイタルでの演奏を生で聴くのは初めて。好きなシューベルトを聴かせてくれるというので楽しみにしていた。ハイドンとシューベルトの「楽興の時」は小林海都のピアノ独奏、「ます」はピアノ5重奏。今日のメインは「ます」でしょう、著名な演奏家5名のアンサンブル、最高の演奏を聴かせてもらった、大変よかったと感じた。

東京・春・音楽祭のWebサイトにある小林海都へのインタビューを少し見たが、この公演は先ず小林に声がかかり、他のメンバーは小林が悩んで選んだ結果だという、その結果、幅広い年令層にまたがる5人の奏者となったとのこと。たいしたもんだ、先輩を含めて指名するなんて、そんなこと恐れ多くてできないよ、という人もいるだろうが、仕事本位であればそんなことは関係ないだろう。その証拠に5人の息はピッタリと合っていたし、カーテンコールの時は佐々木や玉井などは小林を立てているように見えた。

アンコールはなかったが、それで良いと思う、5重奏でアンコールをやると言うのも難しいと思った。

いい公演会でした。

さて、この日ではないが、東京・春・音楽祭で「中野りな(ヴァイオリン)&ルゥォ・ジャチン(ピアノ)」を奏楽堂に聴きに来たとき、開場時間のだいぶ前に到着したので、すぐ近くの黒田記念館に寄ってみた、ここは定期的に展示作品を入れ替えしているので、前回観たときと違う作品が観れるのではないかと思った。入場料は無料だ。

2階の展示室に入ってみると、入口正面に大きな「花野(はなの)」が展示してあった、1907年から1915年までの間に作成したものだが、未完に終ったと説明がある。そして、この屋外の裸婦人群像は黒田の師のラファエル・コランの作例を受け継ぐものであると解説されていた。

私はこの解説を理解する知識も無いが、自分は、この作品を観てマネの「草上の昼食」(1862年~1863年)を思い出した


映画「FALLフォール」を観た

2024年04月10日 | 映画

AmazonPrimeで映画「FALLフォール」を観た。2022年、107分、イギリス・アメリカ合作、監督スコット・マン、原題:Fall。映画ポスターを見て気になっていた映画、レビューの評価が高いので見ようと思った。内容はサバイバルものだ。

山でのフリークライミング中に夫を落下事故で亡くしたベッキー(グレイス・キャロライン・カリー)は、1年が経った現在も悲しみから立ち直れずにいた。親友ハンター(バージニア・ガードナー)はそんな彼女を元気づけようと新たなクライミング計画を立て、現在は使用されていない超高層テレビ塔に登ることに。2人は老朽化して不安定になった梯子を登り、地上600メートルの頂上へ到達することに成功。しかし梯子が突然崩れ落ち、2人は鉄塔の先端に取り残されてしまい呆然とするが・・・・

観た感想を述べてみたい

  • あり得ない設定がいろいろあるが、素直に楽しめた
  • この映画を観る直前にNHKの「新プロジェクトX」第1回東京スカイツリーを観ており、600メートル以上の高さに対する恐怖や高いところでどんなことが起りうるのかイメージできていたので、あり得ない設定が多いと感じたが、それでもハラハラして、手に汗が出てきたのは監督の腕でしょう。
  • あり得ないと思う設定は、高さ600メートルのテレビ塔に昇れば途中から風速10メーター以上の風に吹かれると思うがそのリアル感が無い、テレビ塔に昇ったあとベッキーが下に転落しロープ1本でハンターと繋がり、そのロープでベッキーを引っ張り上げるが現実にはそんなことは不可能だろうし、太陽を遮るものが全くないところで3日間以上いれば熱中症や日焼けで絶えられないはず、また、夏でなければ夜は相当寒くなるはずだが、その辺は全て無視であった
  • 以前「インポッシブル」というサバイバル映画(2012年製作/114分/スペイン・アメリカ合作)を観てやはり面白いと思った。これはインドネシアに親子5人で来ていた家族がスマトラ沖地震による津波ではぐれ、海の上にひとり取り残された主人公の母親(ナオミ・ワッツ)を中心に家族の生き残りを描いた実話だが、こちらの方がまだ有り得るなと思えた(実話だから当然だが)
  • テレビ塔に昇ったあとで、どうやってサバイバルするか、携帯電波が届かないところでどうやって地上に連絡するか、食物がないのにどうやって体力を温存するのか、などについては、観ている途中から「どう展開させるのかな」と思っていたが、いろいろうまいアイディアで楽しめた
  • 最後にベッキーは救出されるのだが、これをどうやって行ったのかは映画には出てこなかった、それはそれで大変な作業だと思うが、そこまでやってほしかった

ハラハラして面白い映画でした、映画館で観た方が迫力満点で楽しめるでしょう、ただ、高所恐怖症の人は観ない方がよいでしょう


「神田まつや吉祥寺店」で昼食

2024年04月09日 | グルメ

吉祥寺の東急百貨店の9階にある蕎麦屋「神田まつや吉祥寺店」で昼食をとった。神田まつやはご存知、池上正太郎氏の贔屓だった蕎麦屋、神田にあり一度だけ食べに行ったことがあるがその後は足が遠のいていた。そのまつやが実は吉祥寺に支店があり結構人気がある。

今日は12時半くらいに到着、店の前に行列でもできているかなと思ったらすぐに入れた。今日は雨だから出足が悪いのかもしれない。

中に入って4人掛けのテーブルに案内されて腰かけた。店内を見渡すと結構客が入っている、客はほとんど高齢者、或は買い物に来たご婦人方、雰囲気は町の蕎麦屋という感じ、店内の調度品も手入れが行き届いていて上品な感じがある、非常に居心地が良い雰囲気がある。

食べるものは店のおすすめの「盛り合わせ天もり」1,705円と決めていた。天ざるである。つゆは暖かいものと冷たいものがあるそうで、今日はちょっと寒く感じたので暖かいつゆを選んだ。しばらく待っていると運ばれてきた。

先ずは天ぷらをつゆにひたして食べるとおいしい、やはり揚げたての天ぷらは最高だ。そして蕎麦を手繰る。これを繰り返して完食、おいしかった。食後にはそば湯を持ってきてもらったが、塩分控えめに気を付けているので、あまり飲み過ぎないようにした。

ところで、この日、東急百貨店に到着したときは雨模様であり傘をさして行った、入口で濡れた傘を収納するビニールが用意されているのはご存知の通りだが、東急では折りたたみ傘用の幅広、低底のビニール袋が用意されていた、こんなの初めてだが、大変有難い配慮と感心したが他のデパートでもそうなのだろうか

さて、吉祥寺に来たときは夕食のおかずを買って帰ることにしている、いせやの焼き鳥、肉のさとうの串カツ、コロッケ、みんみんの餃子、塚田水産のさつま揚げやおでん種など。今日はみんみんの生餃子580円にした。ここの餃子は好きだ、厚めの餃子皮に包まれたもちもち感のある餃子は大変おいしい、ここはネットや雑誌で取り上げられたのだろう、店の前には食事を待つ人の行列があることが多い、今日も数人並んでいた、みんな若者である。ただ生餃子は並ばずに買えるので有難い。


今夜の餃子はパリッと焼けなかったが味はおいしかった

ご馳走様でした。

 


靖国神社、千鳥ヶ淵、上野で観桜

2024年04月08日 | 街歩き・国内旅行

夜19時から東京文化会館で東京・春・音楽祭を聴く4月4日、桜が満開になっているので、早めに自宅を出て、桜を観賞しようと思い立った。

先ず、最初に行ったのは九段の靖国神社、気象庁が東京の桜の開花を判断する標準木としているのが靖国神社境内にあるソメイヨシノ、一度桜が満開の時に行ってみようと思っていた。

九段下の駅から歩いてすぐ、正面入口から歩いて進んで行くと結構来場者がいる、外国人も多いようだ、ただ、思っていたより桜の本数は多くなく、参道の途中と本殿の前に多く咲いていた

せっかく来たので参拝し、次はその直ぐ近くの千鳥ヶ淵に、ここは桜が満開になった時に何回か来たことがある、お堀を取り囲むように散歩道があり、桜が咲き誇っている、また、お堀の向こう側にもきれいに咲いている、道がそんなに広くないところに花見客が殺到しているので混雑していた

九段側からゆっくり歩いて、内堀通りに突き当たるまで結構長い距離があり、ゆっくり楽しめる、今日は内堀通りから半蔵門まで歩き、地下鉄に乗り上野広小路に

下車して不忍池の方に歩く、ここにはそれほど多く桜はなかった、不忍池辯天堂の前から道路を渡り、上野公園に入ると、見事な桜が、左に向うとさくら通りがあり、ゆっくり歩くと東京国立博物館が見えてきた、博物館の前では露店が多く出ており、賑わっていた

そして、ゆっくり歩いて東京文化会館に向った


東京・春・音楽祭「歌曲シリーズ vol.37レネケ・ルイテン&トム・ヤンセン」を聴きに行く

2024年04月07日 | クラシック音楽

東京・春・音楽祭の歌曲シリーズ vol.37レネケ・ルイテン(ソプラノ)&トム・ヤンセン(ピアノ)を聴きに行ってきた。場所は東京文化会館小ホール、7,000円、19時開演、終演21時10分。結構観客が来ていた、7割くらいは埋まっていたか。

出演

ソプラノ:レネケ・ルイテン(オランダ、47)
ピアノ:トム・ヤンセン

曲目

シューベルト:
 春に D882
 すみれ D786
シューマン:《詩人の恋》op.48
R.シュトラウス:
 《おとめの花》op.22
 《4つの最後の歌》

レネケ・ルイテン(ソプラノ)はハーグ王立音楽院とミュンヘンのバイエルン国立歌劇場アカデミーでフルートと声楽を学ぶ。コンサートやオペラの分野で、卓越した国際的なキャリアを持つ引く手あまたのソプラノの一人である。今夜の彼女は紫のワイン色のドレスに身を包み、髪を後ろに束ね、颯爽とした姿で登場した。初めて聴く歌手だ。

トム・ヤンセン(ピアノ)は頻繁に様々な音楽祭に招かれており、デルフト室内楽音楽祭、ゴールウェイ音楽祭、ハーグランデン音楽祭等に出演する他、オランダ放送4やBBC 3、バイエルン放送、ベルギー国立放送等のラジオやテレビで収録もしている。現在はハーグ王立音楽院で教鞭を執る。

シューベルトの「春に」は 1826 年の作、エルンスト・シュルツェの詩。「すみれ」は 1823 年の作、詩はシューベルトとも親交のあったオーストリアの詩人フランツ・フォン・ショーバー

シューマンの《詩人の恋》(全 16 曲)は、1840年、クララとの結婚が叶った年の作、ドイツ・ロマン派の詩人ハインリヒ・ハイネ『歌の本』所収の詩をもとにした連作歌曲集

R.シュトラウスの《おとめの花》は1886~88 年に書かれた、シュトラウスと同時代のドイツを生きた法律家・詩人フェリックス・ダーンの詩による全 4 曲

R.シュトラウス:《4 つの最後の歌》はR.シュトラウスが亡くなる前年(1948)の作。アイヒェンドルフの詩「夕映えに」に接し、これに音楽を付けることを思い立った、そして、折良く手にしたヘッセの詩集から選んだ 3 篇に付曲したものと合わせた

歌曲、ドイツではリート(LiedあるいはKunstlied。複数形はリーダー)、を聴くのは好きである。日頃聴くのはシューベルト、シューマン、R・シュトラウスなどである。リートは独立した詩歌に音楽を付けてひとつの完結した音楽作品としてまとめたものである、通常は本日の公演のようにピアノと歌手の組み合わせで演奏されるがオーケストラが伴奏する場合もある。

リートを大きく発展させたのは私の好きなシューベルトである、彼の600曲以上のリート作品は単独の作品のほか、『美しき水車小屋の娘』、『冬の旅』、そして死後出版社がまとめたものではあるが『白鳥の歌』の「3大歌曲集」がよく知られ、演奏・録音頻度も高い。シューベルトやシュトラウスの歌曲集のCDをBGMで聴きながら読書するなどは最高の贅沢だ。

今日の公演では最後のR・シュトラウスの「4つの最後の歌」に期待した、というのは、本ブログのハンドルネーム「4Lastsongs」はここから取ったからである。エリザベス・シュワルツコフが歌うシュトラウスの「4つの最後の歌」のCDに含まれる16曲は本当に素晴らしい。

また、今日の公演では歌詞の対訳が配付された、これはどういう詩で歌っているかわかるので大変有難いサービスだ。

今日のレネケ・ルイテンの歌はトム・ヤンセンのピアノとピッタリ合っており、素晴らしいものだった、期待通りのパフォーマンスであり満足した。リートを公演会で聴ける機会はそう多くないので貴重な機会であった。

そして、アンコールに応えて、レネケ・ルイテンが「Morgen(あすの朝)」と曲を紹介したときは、思わず拍手した(曲は下に貼付けたYouTube参照)。リート公演会のアンコールに相応しい曲で上記のCDにも含まれている。シューベルトの「An die Musik(音楽に寄せて)」(曲は下に貼付けたYouTube参照)か「Morgen」のどちらかを歌ってくれれば最高と思っていた。

[ アンコール曲 ]
R.シュトラウス:
 4つの歌 op. 27 より 第4曲 あすの朝
 献呈
 「最後の花びら」より 8つの歌 op.10 より 第3曲 夜

満足した夜でした。


吉祥寺「武蔵野珈琲店」でくつろぐ

2024年04月06日 | カフェ・喫茶店

吉祥寺南口の喫茶店「武蔵野珈琲店」に立ち寄った。南口の井の頭公園につながる道の途中にあるビルの2階にある。結構前からある店だ。一度来たことがある。

帰宅してから店のWebページを見ると

「1982年に開店、コーヒーは手間を惜しまず、すべてネルドリップによる美味しさを優先。丁寧に淹れたコーヒーを大倉陶園やマイセン、ヘレンド、ウエッジウッドといった素敵な器で召し上がっていただきます。クラシック音楽の流れる店内でおくつろぎください」

店内は黒を基調とした木でできたテーブル、カウンターなどで非常に落ち着いた雰囲気、以前来たときはカウンター席に座ったが、今日は読書がしたかったので外光が入り明るい奥の窓側の席に腰かけた。

注文はブレンドコーヒーとフィナンシェをたのんだ、合計で1,000円くらいだったか、そんなに高くない。珈琲は酸味があまりない私好みの味だった、これも帰宅してからWebページで確認したら

「マンデリン、ブラジル、コロンビアなど7種類の豆をブレンド。開店以来変わらない武蔵野珈琲店の味です、武蔵野珈琲店の使用する水は、ほとんどが地下水。これは武蔵野市全体で、地下水の割合が80%で残りの20%が多摩川水系だからです。すぐ近くにある井の頭公園にある神田川の水源となる湧水は、3代将軍徳川家光公により井の頭池と命名されたと伝えられています。井の頭の湧水がお茶をたてるのに最適な水として、将軍家にも使用されていたのです」

結構、おいしい珈琲を淹れることにこだわりを持っているようであり、素晴らしい。それなりに知られているのか、結構お客さんが入ってくる。

今日は午前中から出かけたので読書の時間が取れなかった、ちょうど文庫本を読んでいるところなので、今日はそれを持ってきて、ここで1時間くらい静かな雰囲気のもとで読書ができた。読書と言えば、店のWebページに「芥川賞を受賞した、ピース又吉(又吉直樹)さんの火花、なんと文中に武蔵野珈琲店が実名で登場」とあった。

ご馳走様でした、くつろげました。

 

 


「井の頭公園」で観桜

2024年04月06日 | 街歩き・国内旅行

井の頭公園の桜を観に行ってきた。この日は4月3日、今年は桜の開花が予想から大幅に遅れたが、やっと東京でも開花し、今日は7分咲きくらいにはなっているか。

井の頭公園の池のまわりを半周して咲き誇っている桜をゆっくりと眺めた。この日は10時くらいから雨模様になり、傘を差しながらの花見となったがそれも風情があってよかった。人出はそれほどでもなく、すいていた。前日は結構気温が高かったので、この日は一転して寒く感じ、雨も降っていたせいであろうか、また、午前中だったからか花見酒をやっている人も全くいなかった。

例年、桜が満開になると井の頭公園の他に千鳥ヶ淵の桜などを観に行き、また、桜がいっぱい咲くゴルフ場に花見ゴルフに行くことにしているが、今年は今のところ、この日の井の頭公園、花見を兼ねたゴルフ、新宿御苑などで桜を楽しもうと思っている。また、音楽鑑賞で何回か東京に行くのでそのついでにどこか桜の名所にでも行こうかと思っている。

この後、昼食と買い物などで吉祥寺の街に行ったが、その模様は別投稿で。