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気ままに生活してるシニアの残日録

国立西洋美術館常設展にまた行く

2024年09月20日 | 美術

都心に出かけて、細切れ時間ができたので、西洋美術館の常設展を観ようと思って、行ってみた、入場料は65才以上で無料、企画展は開催していない期間だからか、結構混んでいた

時間が限られていたので、順路の前半の宗教絵画的なものはパスして、印象派以降の絵画を中心に鑑賞した、ここは一部を除き写真撮影OKである

今日観た中で良いなと思った絵からいくつか紹介したい


ジャン=ジャック・エンネル、ノエツラン婦人の肖像、制作年不詳、背景の色彩のコントラストが素晴らしい


ベルト・モリゾ、黒いドレスの女性(観劇前)、1875年、モリゾは印象派の女性画家、マネの絵のモデルになっている、オペラ鑑賞に行く前の華やかに着飾る女性


カミーユ・ピサロ、立ち話、1881年頃、明るい色調と斜めの垣根が特徴、新しい農村のイメージを出している


モネ、しゃくやくの花園、1887年、木々の緑と赤い花のコントラストが素晴らしい


ブールデル、瀕死のケンタウロス、1911-14、画家であった清水多嘉示に衝撃を与えたブールデルの作品


ルノワール、木かげ、1880年頃、人物画がが多いと思っていたルノアールの風景画、まだ印象派に別れを告げる前の作品


モネ、波立つプールヴィルの海、1897年


マックス・エルンスト、石化した森、1927年、コラージュ作品が有名な作家、福沢一郎に影響を与えたと「日本の近代美術」(岩波文庫)に出ていた、先日訪問した国立近代美術館ではエルンストの新収蔵作品を紹介していた


ポール・セリュジエ、森の中の4人のブルターニュの少女(写真左)、1892年、色彩がすぐ横に展示したあったゴーガンの絵(海辺に立つブルターニュの少女たち、1889年、写真右)と同じだと思った


ボナール、働く人々、1916-20年頃、名高い画家の邸宅の玄関を飾る絵画、上空の雲が雷雲みたいだ、ベニスのような景色でもある


アンリ・ルバスク、窓、1923年、マチスの絵かと思った、色彩のコントラストのすばらしさ、Wikipediaによれば彼はポスト印象派でナビ派の影響も受けたという、ボナールとも親しかった

楽しめました、また来ます