翻弄。

我が家の小雨嬢、現在1才4ヶ月半、人間でいうところの20歳手前のうら若き乙女。
SOヤングで、ナウくて、ピチピチしたお年頃。
そう…箸が転がってもおもしろいお年頃。

一緒に暮らす兄さん＆姉さんは現在9才、人間でいうところの52歳。
5月には10才の誕生日を控え、少しずつ変化や老化現象も見られるようになり、
いろんなことに気をつけていかなければならないお年頃。
そんなうら若き乙女の小雨さんを見て、『まったく今時の若い子ときたら…』なんて
話していてもおかしくはないお年。
その兄さん＆姉さんにもそんなうら若き時代がもちろんあったわけですが、
今の小雨嬢に比べたら、やることなすこと、そら～可愛いもんでした。
その箸が転がってもおもしろいお年頃の小雨さんに、老化現象の見られる兄さん＆姉さんは
それはそれは、毎日毎日翻弄されているのです。


いつもの午後、各々まったりとした時間を過ごしている頃、突然スイッチの入った小雨嬢が
自分の体の大きさと変わらないぬいぐるみを持ち出し、ブンブン！と振り回します。



～♪　ブ～メラン、ブ～メラン、ブ～メラン、ブ～メラン、きっと～　♪～
　　　（西城秀樹『ブーメランストリート』より）
といった気分でしょうかね。
小雨嬢一人で振り回しているだけならいいんです。
好きにしなはれ～と頬笑み溢れるお顔で見守るってもんですが、飛び火するんです。



↑おっさんひなたさんがドッグベッドでボ～っとしてるところに突進していき、
ぬいぐるみをひなたさんの横っ面にガシガシ！押し付ける始末…。
もちろん、ひなたさんは怒りません。

ひなたさんが乗ってこないとみると、今度はぬいぐるみをくわえたまま横に座り
『遊ぶでち！』とアピール。



↑兄さん、それでも怒らず動かず。食べ物が絡んでないと、仏のひなただね。

そんな小雨嬢の様子を遠くからチェックしていた珊瑚さんは、自分のところに来ないように
身を潜め、気配を消し、静かにその動向を観察します。



↑姉さん、実は丸見えです。『頭隠して尻隠さず』そのものです。
それでもやっぱり気になるようで、いそいそと出てきました。



↑『なんか大変そうだね～』とでも言ってる様子。
珊瑚さん、そういう気分でないときには至ってマイペースで人ごと。
ただ、ウロウロしているだけです。


ちっとも乗ってきてくれないひなたさんに合を煮やしたのか、ぬいぐるみをやめ
ひなたさんの大好きなパンシリーズを持ち出してきました。



↑キュッキュッ！とパンを鳴らしながら、再びひなたさんの横っ面に
ガシガシと押し付けます。
『あ！ボクの大好きなパンだ！』と気がついたひなたさんは、



↑ものの数秒で小雨さんに釣られてしまいます。
挙げ句の果てにはもう本気でオモチャを欲しくなってる始末…。



↑どっちが遊んでるんだか、遊んでもらってるんだかわからなくなっています。
さっきまで知らん顔していた珊瑚さんまで釣られる始末…。


あなたたち、20才の小娘に翻弄されすぎ！
すっかり遊ばれちゃってるじゃない。この一家、これでいいのだろうか…。


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