【驚駭】→ 非常に驚くこと。
今日は、先週の金曜日(15日)に予約をお願いしていた
歯石除去の日でした。
小雪さんに全身麻酔をかけなければいけない…という怖さや不安から
眠れない朝を迎えました。いつもより30分ほど早めに朝ゴハンをあげました。
小雪さんが病院から帰る時のことを考えて、タオルやマット、トイレシートなどを
準備して、午後1時に家を出ました。
小雪さんには病院へ行くと伝えてあります。でも、私が緊張して
口数が少ないことに気がついているようで、小雪さんも落ち着かない様子で
座っています。伝わってしまうものですね…。
午後の診察は午後2時からですが、10分前に到着したのにもかかわらず
小雪さんに麻酔の注射を打ってくださいました。
5分ほどすると静かになり、ウトウトとし始めた小雪さん。
麻酔が効き始めるときに嘔吐する子がけっこういるのですが、
小雪さんは一度も吐くことなく寝始めました。
ちゃんと麻酔が効いていることを確認し、歯石除去開始です。
歯石除去を開始して数分後に先生に呼ばれました。緊張しながら伺うと、
先 生:『小雪ちゃんの歯なんですけどね、
奥歯がパックリ割れているんですよ~。
心当たりとか、痛がっていた様子はありませんでしたか?』
私 :『ええ!?割れてる!?ええ!?本当ですか!?』
先 生:『どうぞ、見てみてください。もうグラグラですね。』
私 :『あ…本当だ…。こんな状態だったのに気づきませんでした。
この子は痛がることも、素振りも見せてなかったんです…。』
先 生:『小雪ちゃん、この状態だとかなり痛かったと思いますよ。
この割れた外側の部分は取り除きます。
でも、安心してくださいね。
ちゃんと人間と同じ素材で治療をしていきますからね。』
私 :『人間と同じ詰め物をするんですか??
歯の治療をしていただけるんですか??』
先 生:『そうですよ!素材も道具も歯医者さんと同じものを
持ってますから!!僕が歯医者に行った時には、
もう技を盗みましたから、大丈夫ですよ。』
私 :『ス、スゲェ…。すごいッ!!本当ですか!?
じゃ、じゃあ、奥歯でまた噛むことができるんですね!!』
動揺とショックに見舞われた私は、再びイスに座って待ちます。
先生が何やらステンレスのバットを私の所へと持ってやってきました。
先 生:『これが取り除いた歯ですね。けっこう薄いですよ。』
私 :『お、おおゥ…痛々しいですね…。凹みますね。』
先 生:『このまま気づかずに、そのままにしていたら化膿して、
もっと悪い状態になっちゃってますから、
今回気がついてよかったじゃないですか~。
それに、痛みからも解放されますよ。』
私 :『先生、この歯をいただいてかえってもいいですか?』
先 生:『どうぞ、持って帰ってください。』
こんな会話をした後に、再び小雪さんの横たわる診察台へと呼ばれます。
先 生:『さっきの部分を治療しましたから、安心してくださいね。』
私 :『うわ!本当だ!!スゴイ!!先生、スゴイ!!』
先 生:『もし、時間が経ってこの部分が欠けるようなことがあったら
また治すことができますから言ってくださいね。』
ああ、この先生にはどれだけ救われたでしょう…(T(T(T(T_T)T)T)T)
6才にして初めての
歯石除去で、思ってもいなかったことがありましたが
先生にやっていただいて本当によかったと思います。
これで、小雪さんは歯の痛みからも解放されて、口臭もなくなって、
腸内環境がいい方向へといってくれるといいな~と思っております。
キレイになった小雪さんの歯を、歯石除去前の状態と見比べてみましょう。
【歯石除去前 犬歯】
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
【歯石除去後 犬歯】
【歯石除去前 奥歯】
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
【歯石除去後 奥歯】
本当にキレイな歯になりました♪
このあと、小雪さんの舌をキレイにしてくださったり、
爪を切ってくださったり、足の裏の伸びた毛をカットしてくださいました。
そして、通院日に毎回打っていただく注射と、お薬を2週間分いただいて
麻酔から目を覚まさせる注射を打っていただきました。
小雪さんはちゃんと目を覚まし、まだ意識がもうろうとしていたので
イスに座って小雪さんが落ち着くまで待ちます。
後ろ足がしっかりと立てる状態になったので、小雪さんと共に帰路へと着きます。
帰りの車中ではウトウトとしていました。
帰宅後の小雪さんは一眠りし、念のため、夕ゴハンを2回に分けてあげましたが
吐くことなく
完食です!!
頑張った小雪さんに、ご褒美の一発を!!