医学や科学の発達により、私たち人類は、70億を超える個体数となった。
しかし、このまま、この限られた地球という生態系の中で、その個体数を増やし続けていって、いいものだろうか。
おそらく、この地球という環境の中で、何不自由なく生存できる人類の個体数が、どの程度かと言うことに、誰もが、薄々気づいているはずだ。
「種を増やしたい」というのは、生物の本能かもしれない。しかし、今の私たち人類には、そうした、これまでの生き方を、変えなければならない時が、刻々と近づいている。コロナによるパンデミックが一つの警鐘かもしれない。
この地球という、限られた生態系で、何不自由なく、豊かに生きていくことができる人類の個体数には、自ずと限界がある。それは間違いない。科学的に「人類の適正な個体数」を算定して、格差や飢餓、無益な競争や不毛な争いのない世界を、創造すべきときが来たのではないか。
コロナ禍の中、「命と経済を天秤に掛ける」、いや「掛けざるを得ない」理由。それは、人類の個体数が、多すぎるからだろう。誰もが分っているが、誰も口にできない「不都合な真実」。
今を、生きている人間が、コロナで死んだり、無意味な生存競争により殺されたり、自死を選ぶ前に、私たち一人一人の、自主的な判断により、この地球という生態系における「人類の適正な個体数」に向けて、ゆっくりと時間を掛けて、人口抑制を進めて行けば、この地球を「人類の楽園」にできるかもしれない。
今こそ、地球という惑星レベルでの生態系の調和を目指すときが来た。新しい時代の訪れだ。