Hiroshi Mukaide(向出博)Time Traveler

「自由と民主主義」を愛する西側諸国の時代は 終焉を迎えようとしている それなのに日本は いまだに西側諸国を過大評価し 忠誠を尽くしている このままでは西側諸国と共にフェードアウトだ どうする日本


最近のアメリカ、どうしたのだろう。

アメリカにしてみれば、ウクライナは元々、ソ連として自分たちと敵対してきた国。
 
そんなウクライナが、突然「自由と民主主義」の国家になったと言って、国益度外視で支援しろなんて、理解不能ではないか。
 
そして今度は、イスラエルがハマスからテロ攻撃を受けたからと言って、アラブ世界を敵に回しても、イスラエルを支援しろと言っている。

だいたいアメリカは、自分たちが散々やってきたことを、ロシアや中国やインドがやろうとすると非難する。
アメリカには、許されても、他国がやるのは許せないと言うダブルスタンダード。

思い出して欲しい。
日本だってバブル期、アメリカを追い越しそうになった途端、アメリカから叩きまくられてポンコツにされた。

最近のアメリカのヒステリックな覇権主義を見ていると、アメリカの黄昏を感じる。

日本人もよく考えて欲しい。
日本人が愛してやまないアメリカに代表される西側諸国は、遅かれ早かれ経済競争で中国やインドやグローバルサウスに太刀打ちできなくなるということを。
 
世界地図を見ればよく分かる。
アメリカ、カナダ、オーストラリアを除く西側諸国は、ヨーロッパの狭い地域にひしめく小国の集団、人口だって少ない。

その昔、アフリカやアジア、中東を植民地にして大国にのし上がったとんでもない国々ばかり。
 
ところがいつの間にか、自分たちが世界に普及させ過ぎた「自由と民主主義」のおかげで、皮肉にも元の小国に戻ってしまった。

それなのに、いまだに過去の栄光を忘れられずに、世界のリーダー気取り。
今や世界のお荷物になりつつあるのに。
 
そんな西側諸国だって、ようやく現実に目覚めて、「自由と民主主義」で敵味方を区別する時代錯誤なイデオロギーを捨てて、「国益優先」に転換し始めている。

いずれにしても、西側諸国は、生き残るためにプライドをかなぐり捨てて、新興国に土下座しなければならなくなる時代が来るだろう。
 
最早、世界の勢いは、中国、インド、インドネシア、ブラジル、ロシア、メキシコ、トルコ、サウジアラビアなどに移りつつあるからだ。
 
それなのに日本政府もメディアも、いまだに西側諸国を過大評価し、忠誠を尽くしている。

このままでは西側諸国と共にフェードアウトだ。
しかも、その西側諸国と言っても、既にバラバラ。
最後に残るのは、アメリカとカナダとイギリスくらいか。

どうする日本。
 
 
 
 
 

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「政治・経済・ビジネス」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事