
昔から日本では、増税をすると、大企業や富裕層が、日本から逃げ出すと言われてきた。
そんな日本が今、台湾有事と言う戦争の準備をしている。
よく考えてみて欲しい。
増税だけでも、日本を捨てると居直る、大企業や富裕層が、戦争の危険を、黙って受け入れるはずがないということを。
今の時代、先進国になればなるほど、国家に縛られて、命を捧げるなどと言う国民は、いないだろう。
上級国民や富裕層にとっては、そんな馬鹿げた判断は、あり得ない。
国を捨てれば、いいだけだからだ。
貧しくて、行き場のない庶民だけが、国に命を捧げる。
これが現実だろう。
このまま日本で、台湾有事の緊張が高まれば、日本から、富裕層ばかりでなく、優秀な若者も逃げ出すだろう。
いや、逃げ出すべきかもしれない。
国家の事情で、台湾のために命懸けで戦う。
若者にとっては、あり得ないだろう。
国民を戦争のリスクから守れない国家など、見捨てるしかない。
戦争を繰り返してきたアメリカだって、セレブや富裕層は、いつも戦争とは無縁。
理由は簡単。
アメリカ本土は、戦場から離れているからだ。
核戦争にでもならなければ、絶対に安全。
リスクだらけのユーラシア大陸から、遠く離れた軍事大国アメリカ。
アメリカにとっては、ユーラシア大陸の同盟国なんて、アメリカの「防人」に過ぎない。
日本は、そんなアメリカに、全てを依存するリスクを、考え直す必要がある。
ウクライナの失敗を、学習すべきだ。
アメリカが敵国と名指しした中国、ロシア、北朝鮮に囲まれた日本。
防人どころか、アメリカ軍の極東最前線基地になってしまう。
今の日本の状況を見た、後世の軍事専門家は、なぜ日本が、中国、ロシア、北朝鮮の側に付かなかったのかと、疑問を持つかもしれない。
アメリカの捨て駒になりかねない日本。
上級国民や富裕層ばかりでなく、まともな人なら、日本を捨てて、海外に逃げ出すだろう。
おそらく、もう逃げ出しているかもしれない。
安全だけが取り柄の日本。
その日本が、台湾有事に、軍事介入した途端。
日本は、経済価値の全く無い国に成り下がることだけは、間違いない。
だから、日本は「台湾有事」にあたっては、人道支援はするが、軍事介入はしないと宣言すべきだ。
もし、それを理由に、西側諸国が、日本に経済制裁をしかけてくるようなら、距離を置かざるを得ない。
そんな西側諸国の「自由と民主主義」なんて、所詮は、フェイクということになるからだ。