最近、疑問に思うのだが、この国の民主主義は、本当に、民意を代表しているのだろうか。
どの政党を見ても、政治家が、身内や仲間を集めて、一旗上げようと、勝手に作ったものばかり。
だから、本気で応援したくなる政党なんて無い。どの政党も、国民とは、無縁のようだ。
そのせいで、選挙の投票率は、5割程度。
これでは、民主主義とは、言えないだろう。
昔、「ミニ政党」が、ブームになったことがある。
当時は、今のように、金のかからない、SNSのような便利な「連帯のための手段」がなかったので、社会を変革する、大きなうねりにはならなかった。
だが、今は違う。国民の多くが、SNSで繋がっている。
これまでは、「声なき声」に過ぎなかった、名も無き普通の人たちが、SNSを使って団結できるのだ。
あまり、好きではないが、共産主義の有名なスローガンに「万国の労働者よ、団結せよ」という言葉がある。
これに習って、「日本の○○○よ、団結せよ」というスローガンの下に、志を同じくする人たちが、団結して「ミニ政党」を創る時代が、来るかもしれない。
しかし、それでは、民主主義ではなく、ポピュリズム。
手放しで喜べる代物ではない。
ただ、それでも、世襲議員や、売名と金儲けのために議員になった輩が、支配する既成政党よりはマシか。
そもそも、毎日、体を張って、この社会を支えている人たちがいるから、国会議員は、居心地のよい部屋で、高給を取って、のうのうと生きていられるのだ。
そんな腐った輩に、これ以上、好き勝手をさせないためにも、この国を支える、名も無き普通の人たちが、今こそ団結しなければならない。
国民の利益を代表しない、国民を搾取するだけの「政治家の、政治家による、政治家のための政治」なんてもうご免だ。
腐れ政治家の集まりに過ぎない「大政党」なんていらない。
アメリカやイギリスのような「2大政党制」などという、甘い幻想に惑わされた、私が馬鹿だった。
「代表なくして、搾取なし」、これこそ、この社会を支える、名も無き普通の人たちの「新民主主義」のスローガンだ。