棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

知識人と宗教 40愛欲曼荼羅

2008-12-13 09:15:46 | 大人の童話
識人や学者たちは、宗教ときくと非科学的だとし、耳を貸さないことが多い。
とくにわが国においては、無宗教・無神論が学者のあるべき姿だとさえ、思っている者もおる。
改めて科学だ!などといわなくとも、今日の生活は科学思考なくしては、夜も明けぬほどだ。
それだけに、似非科学は面白くおかしく脚色され、バライティーショーとなっている。
象牙の塔の奥深く、権威の椅子にしがみついている学者にも困ったものだが、似非科学者のタレントぶりにも問題がある。
大衆をますます痴呆化してゆくことになってしまう。
これらの者たちは、高度な精神世界を、己たちの低度な次元に引き下げて、似非世界にしてしまう危険分子でもある。

現代科学は客観性に徹底して研究・発展してきたが、最先端の天文学・物理学は主観性へと転換を始めているという。
つまりだ、精神世界を、似非科学だと決め付けてきた現代科学が、いきずまりをみせてきた。

ワシはこれからは、精神世界と科学世界は別々な刃物ではなく、ちょうどはさみのように、二つの刃がうまくかみあっていかねばならないとおもう。
人間社会をよりよくするには、「はさみ」の使いようでわないか。

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