棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

不思議な空間

2012-06-29 07:49:49 | 山郷の暮し
甲府市からの帰り道、以前から気になっていた「茅野市神長官守矢史料館・・じんちょうかんもりや」によってみた。
古代から住んでいたと思われる、いわば原日本人的な一族であるモリヤ。守屋・守矢・守谷とう枝葉はあるようだが、
背後の峰は神々の降臨の処である「もりや山」と関係がある。
諏訪神社の祭礼は古代日本人の信仰形態を色濃く伝えるもので、守矢家は代々諏訪上社の神長官を務めてきた家柄。
難しいことはぜひネットで検索をお勧めします。

さて、史料館の建物がまことにいい。設計は茅野市出身の藤森照信氏で、自然の素材を使った一見廃屋のようだがモノスゴーークこった建物だ。
会館周辺は諏訪氏の古い墓があり、草刈のエンジン音が響きながらも、夏の日差しに心地よい空間を創っていた。
 樹木の中に「オヤ!!」と、物体が浮かんでいる。そして、大木の上に小屋がある。
宮崎駿氏のアニメに出てくる建物やオブジェを連想させる建造物がある。
史料館と同じく藤森氏の設計になるもので、大人が真剣にお遊びをして作り上げた物と感じた。
それらもネットで見たほうが間違いありません。

観光客も少ない処ですが、ここは面白く心地のいい空間だ。
諏訪上大社から車で五分くらいですので、機会があったら古代の空間に酔ってみよう。
改めて諏訪上大社を参拝に行き、社殿の配置など他の神社とは違っていることに気がつきました。

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