棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

蒸気機関車におもいを馳せて

2008-11-27 12:01:52 | 山郷の暮し
先の連休に、北信濃地をSLが運行したニースから、私の幼児期からの汽車の旅を思い出し投稿しました。
さらに「わらべ歌特集」の放送を聴き、子どもの頃にインプットされたものは、ビックリするくらい鮮明に浮かび上がってくることを改めて感じました。
蒸気機関車の思い出の最後に、以前に製作した絵本「旅立ち」について。

舞台は米国の大平原にある町。
とうの昔に廃線になって、埋もれてしまっていた線路を、子どもたちが発見。
不思議な老人との出会いから、自分たちの町の歴史を知っていく。
話は展開してゆき、大人たちがとうに忘れていた駅や汽車のこと、なにより自分が子どもだった頃を思い出す。

蒸気機関車や駅舎、汽笛など、理屈ぬきで郷愁の念に駆られる。
サンテグ・ジュペリの言葉ではないのですが、大人はかつて子どもであったことを思い出していくのです。
アナログである人間の本質に里帰りする世界をあらわしたものです。
ブログ用に再編集していきたいと思っています。

追--この作品は米国での出版にと挑戦しましたが、立ち消えになってしまいました。

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