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川は生きている

2024年08月31日 22時10分29秒 | 読書・歴史
水道のじゃぐちをひねるとき、あなたは、
その水が、どこから運ばれてくるのか、
考えたことがありますか?


冒頭に、そう投げかけられ、考えた。

川は生きている、森林も生きている、そして水も生きている。

便利な生活に慣れてしまうと、自然界への感謝を忘れてしまう。

前半、戦国時代の武将:武田信玄や加藤清正の治水に
触れているところがあり、興味深かった。

山梨県の釜無川(富士山の上流)や熊本県の菊池川・白川は
今でも美味しい水の源流として有名だが、
それは昔ながらの自然と共生する治水の智恵が
生かされていることで守られてきた一面もあると理解した。

また、ダムや堤防の護岸工事が、
大洪水の原因となっていることも学んだ。

あとがきに、著者:富山和子が、自然と共生することの尊さを
せつせつと伝えている。
さらに、最後の日付をみて愕然とした。
1978年5月・・・今から50年近くも前に
人類にとって大切なことを
この日本で提言している人が存在していたという事実に。

「潮風の下で」1941年 レイチェル・カーソン著に
通じるものを感じた。

と、同時に私がもっと本を読む少年なら
小学校か中学校の夏休みの読書感想もしくは自由研究で
興味深く学んだだろうと反省した。

8月最終日、少年時代なら夏休み最終日。
いい書籍に出合った。



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