想憲美茶

くだらないですよ、ホントに。

スーツ着ている人

2011-05-14 21:53:50 | Weblog

ネクタイを眺めるのが好きだ。

いろんな色や柄、素材が有るけれど、
面白いのがケッコー有るのだ。

小さくポチポチあって、何だろう?と目を凝らしてよく見ると、
トラがいっぱいいたりする。
サンタクロースがいっぱいいる時もある。
気付けばクリスマスシーズンだったりして。
でも、個人的には(どーなの⁉)って感じなんだけどサ。

その、ネクタイをジロジロ見るくせは仕事中も然りで…。

以前、尊敬している80才代の医師の話をしたけれど、
その先生が、エンジ色で真ん中にコアラの刺繍のあるネクタイを
して来た事があった。
ツイ、突っ込まずにはいられず(笑)、
「先生、そのネクタイ、コアラですか?素敵です。」
と、訳の分からない言葉を放つ。

そんな事を行った事すらすっかり忘れていたある日、
その先生から
「ほら、貴方がこれ好きだから、いつも外来(診察)の日はこれにして来ているんだよ。」
と、仰るではないか!
あ、あのー、そんなつもりでは…なんて言える訳もなく…。
先生、ごめんなさいなのだ。
(F先生は1年位前に勇退なさったそうです…)


昔、旦那の就職祝いにネクタイをあげた事があった。
人生初(てか、最初で最後⁈)、買いに行ったのである。

買いに行って驚いた。
軽く考えていた、ネクタイ選び。
思いの外、悩んだのである。
そして、だから皆変な柄を選ぶのね、
と(←失礼)納得した。

普段は煙たい感じの店員さん。
声を掛けてくれたのをいい事に、チョイスの為のアドバイスを受ける。

誰に、何の目的であげるのか。
それを伝えると、
「普段、ご本人が選ばなそうな色を選ぶと良いですよ。すると、何本もある中で目立ちますから。」とな。

ほほ~。なるほどね。
っつーので、最終的に選んだのが、
綺麗な桜色。
案の定、本人ビックリ。

数有る中、確かに目立つ。
でも、
結婚披露宴へ2,3回して行っただけで、普段使いなんてしないのよ~。
そんな扱いにされて、結局どうなんだ?

ネクタイ。
皆、どんな思いで買うのだろう。
そして、しているのだろう。
奥深い。

だから、余計に眺めてしまい、ネクタイにまつわるエピソードができる。
日々の密かな楽しみなのだ。(←暗い…)