原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

ブログ媒体のリニュ―アルなど二の次でよかろうに…

2019年03月25日 | 時事論評
 とにかく、ブログ更新を筆頭にブログ運営をブロガー個々人の自由にさせてもらいたい思いが強靭な原左都子である。



 我が「原左都子エッセイ集」は、自己オピニオンの発信を第一義としており、今後もそのスタンスを守り続けることをモットーとしている。



 当該gooが本日午前中に、ブログ編集画面をリニューアルすると宣言していた事実は把握していた。




 本日夕方自宅に帰った私にとって、 gooブログは「別世界」に位置付けていた。


 
 この状況を如何に捉えよと、gooは言いたいのか!?



 明日から私は今まで通り、自己のオピニオンをこのgooで綴り公開可能であるのか?!?



 そうであって欲しい思いの下、明日のブログ人生を迎えるしか方策が取れない感覚の私だ…

  


 

ブラボーー! ネイサン・チェン!!

2019年03月24日 | 芸術
 (写真は、昨日2019.03.23 さいたまアリーナにて実施のフィギュアスケート世界選手権大会 男子フリーに関する朝日新聞記事より転載したもの。)


 私は、伊藤みどり氏が3回転半ジャンプを五輪にて女子としては初めて成功させた時期以前よりフィギュアスケートファンだ。

 あれ以来、大抵の大規模フィギュアスケート大会をテレビ放映にて観賞して来ている。

 今回のエッセイを「芸術」カテゴリーに位置付けたのは、特に昨今は私にとってフィギュアスケートとは「芸術」的色彩が強いと解釈している故だ。

 今回の世界選手権大会は、さいたまアリーナにての開催だった。 もっと早期にそうと知っていればチケットをゲットしたのに…  と残念だが、報道によれば当の昔に売り切れていたらしい…。

 ちょうど昨年の今頃、横浜アリーナにて「STARS ON ICE ショー」を観賞しに出かけた。
 その時の様子を、本エッセイ集2018.04.07公開「横浜アリーナ“STARS ON ICE ショー”観客誘導に問題あり!」と題するバックナンバーにて綴っているため、以下に一部を引用させていただこう。
 このアイスショー、世界各国から超豪華フィギュアスケート選手が出演しているにもかかわらず。
 結論から言うと、「つまらなかった…」の一言だ。 
 (これに関しては、私自身がタイミング悪く風邪をひいてしまい、最悪のコンディションの中無理をして出かけ、いつもより感性が鈍っていた事実も大きいだろう。)
 要するにこのアイスショーは、4年に一度の冬季五輪直後にフィギュアスケートメダリスト達を招いて、世界一を争った演技を再現・披露するのが目的で開催されているという事なのだろう。
 サギトワ選手やメドベージェワ選手等々男女メダリストを筆頭として、ペアやアイスダンスのメダリスト、そして国内有望な若手選手たちも出演していた。 しかも、昨日公演のみのサプライズとして、スピードスケートの小平奈央選手と高木美保選手も特別出演していた。
 では何故、このように豪華絢爛の出演者揃いにもかかわらず、私にとっては「つまらなかった」のか?
 一言で言えば、出演者のほとんどが “演技が手抜” だった感覚を持たされた故だ。 要するに、内容としては五輪本番の難易度の高い研ぎ澄まされた演技とは程遠く、エキシビションレベルだったのだ…。
 いえいえ、五輪にて勝利を掴むのに全身全霊で闘った直後のアイスショーだったため、選手の皆さん、余力が無いのであろう事も理解可能だ。 あるいは五輪中の故障等不具合に今尚苛まれつつも、強行出演したスケーターも少なくなかろう。
 (以下略すが、我がエッセイ集バックナンバーより一部を引用したもの。)

 あれ以来、私は“ショー”としてのフィギュアスケートではなく、是非とも“競技”としての研ぎ澄まされた大会を会場で観賞したいと志している。 (未だ叶っていないが…)


 さて、世界選手権男子フリーに話題を移そう。

 実は私は、米国ネイサン・チェン選手がフィギュアスケーターとしてデビューした頃よりのファンである。

 以下に、ウィキペディアよりネイサン・チェン氏に関する情報の一部を引用紹介しよう。

 ネイサン・チェン(英語: Nathan Chen、中国語: 陳巍、1999年5月5日 - )は、アメリカ合衆国出身の男性フィギュアスケート選手(男子シングル)。  2018年-2019年世界選手権二連覇。2017年-2018年グランプリファイナル二連覇。2017年四大陸フィギュアスケート選手権優勝。2017年-2019年全米選手権三連覇。2015年ジュニアグランプリファイナル優勝。 FSにおいて、ISU公式大会及びオリンピックで史上初となる6本の4回転ジャンプに成功した。  (途中大幅略。)
 1988年、父が中国から留学生として渡米して科学の博士号を取得。母は医療系の通訳で中国北京出身。
 3歳でスケートを始め、バレエや体操、ピアノといった習い事も行っていた。 特に10代半ばまで続けていた体操の経験から来る空間認識能力、体幹、力の使い方は、軸のぶれない回転を生み出し、ジャンプやスピンに大いに役立っているという。 (ジュニア期に関しては省略。)
 2016-2017シーズン。 スケートカナダで4位入賞。 全米選手権ではSP、FSともに1位で優勝。 NHK杯では銀メダルを獲得し、シニア1年目でグランプリファイナルの出場が決定。 グランプリファイナルでは、SPで2本入れた4回転ジャンプにミスが出てしまい5位となったが、FSで4本入れた3種類の4回転ジャンプを含むすべてのジャンプを成功させ1位となり、総合2位で銀メダルを獲得した。 四大陸選手権では、SPでISU公式大会史上3人目となる100点超えを果たし、FSでは5本の4回転ジャンプ全てを成功させて優勝。
世界選手権ではFSで4回転ジャンプ6本という構成に挑むも転倒などのミスにより表彰台を逃した。
 2017-2018シーズンでは。 USインターナショナルクラシックでSP、FSともに1位で優勝。FSでは自身初となる4回転ループを成功させる。 ロステレコム杯ではSPで1位発進、FSでは羽生結弦に次ぐ2位になるが、SPの点差で逃げ切り優勝。 続くスケートアメリカでも優勝。今季GPシリーズは2連勝でグランプリファイナルも初制覇。 更に全米選手権では2位に40点以上の大差を付けて優勝し、連覇を果たす。
ュイナードが共同制作した作品。 GPシリーズ第1戦スケートアメリカは合計280.57点で、2位に40点以上の差をつける圧勝。「演技の完成度を高めてほしい」というルール改正の意図をしっかりと読み取って、SPの構成は4回転ジャンプはフリップの1本のみ。フリーでも、3本跳んだ4回転ジャンプを含むいずれの要素もプラスが付く出来栄えで悠々と制した。
 (以下略すが、以上ネイサン・チェンに関するウィキペディア情報より一部を引用したもの。)


 私が、ネイサン・チェン選手を初めて見た時に感じたのは。

 この人、クラシックバレエの基礎が十分に出来ている!、との印象だった。
 (我が娘にも幼少の頃より中2の終わりまでその鍛錬を積ませ、今でも娘共々クラシックバレエ観賞趣味があるからこその感想だが。)
 それもそのはず、上記ウィキペディア情報を読むに、やはり幼少期よりバレエ・体操そしてピアノの鍛錬を積んでいるとの経歴がある。
 他の選手と一線を画しているように我が目に映るのは、やはり幼少期よりのこの分野経験有無の差異故ではなかろうか?

 今回の世界選手権でのネイサン・チェン選手のショート・フリー演技共に実に芸術的で素晴らしかった。
 チェン選手の場合、それに加えて4回転ジャンプの精巧さも大いなる加点要素であるのは私が言うまでもない。


 上記朝日新聞記事によると。
 今回のチェン選手の勝利は「4回転ジャンプに於いて高得点を稼いだ故だ」と結論付けているのだが。
 
 私の評価はやや異なる。
 4分間に及ぶチェン選手の“演技構成力”に於いても。 (我が視点では)チェン選手は誰にも勝る実力の持ち主である事を再確認させてもらった今回の世界選手権大会だった。


 未だ19歳との若さの米国ネイサン・チェン選手。
 今後共、(陰ながら)ご活躍を応援させて頂きます!
 ブラボーー!!   

「後悔など あろうはずがありません」

2019年03月23日 | 自己実現
 冒頭より、本エッセイ集2016.06.18公開のバックナンバー、「笑われても一貫して引退宣言しないイチローを私は尊敬する」の一部を以下に要約引用させていただこう。


 そもそも人を後ろ指さして笑う奴とは、笑われている張本人より数段馬鹿で愚かなのが世の常だ。
 2016年6月15日(日本時間16日)、米大リーグ・マーリンズ・イチロー外野手(42歳)がピート・ローズ(元レッズ)の大リーグ通算最多4256安打を抜き、日米通算4257安打をマークした。
 1回の第1打席で捕安を放ち最多安打にあっさりと並ぶと、9回の第5打席では痛烈な右二塁打を放って一気に抜き去った。 メジャー通算安打も2979本とし、史上30人目のメジャー3000安打までは残り21本と迫っている。
 (以上、ネット情報より引用。)
 このニュースを受け後に記者会見に臨んだイチロー氏が発した言葉を要約すると、「笑われたこと 達成してきた」(朝日新聞より引用)
 まさか、数々の歴史的大記録を42歳に至る現在まで現役選手として樹立し続けている 世紀の野球界スーパースター イチロー選手相手に、本気で後ろ指をさしてあざ笑う日本人はいないであろう事と想像する。 この発言はあくまでもご本人のご謙遜であろうと察するが、スーパースターにしてのその低姿勢観点より自己を冷静に分析した偉業直後の発信に、感動に近い感覚を覚えた私だ。
 それでは、朝日新聞6月17日朝刊記事を参照しつつ、イチロー選手が日米通算4257安打達成後の会見にて発した“イチロー語録”を、原左都子なりにまとめて以下に紹介しよう。
 日米通算4257安打を達成した事に関しては、ここにゴールを設定したことがないので、そんなに大きな事との感覚はない。 チームメートやファンの方が祝福の反応をして下さるとすごく嬉しいのは事実で、これがないと何もない。 ただ一方で、日米通算記録というところが難しい。 いつか、米でローズの記録を抜く選手が出て欲しいし、年間の試合数が少ない日本だけでローズの記録を抜く事を誰かにやって欲しい。おそらく一番難しい記録だと思うが。 ヤンキーズの頃等、自分にとってはかなり難しい時期があったが、長い野球人生の中で少しは許して欲しいとも思う。
 日米合算記録を否定する発言もあるが、自分としてはそういう発言がある方が面白い。 
 (50歳まで現役を通すのかとの記者の質問に対して)、 僕は子供の頃から人に笑われてきたことを常に達成して来ている、との自負がある。 例えば、子供の頃にも野球の練習ばかりしていて「あいつプロ野球選手にでもなるのか」といつも笑われていた。 常に笑われてきた歴史、悔しい歴史が僕の中にある。 これからもそれをクリアしていきたいとの思いはある。
 (以上、朝日新聞記事よりイチロー選手の記者会見内容の一部を引用。)
 今一度、野球界スーパ-スター イチロー選手が 42歳に至るまで現役を続け長年に渡り達成し続けている「偉業」を褒め称えて、今回のエッセイの結論としよう。
 イチロー選手が過去に於いて「国民栄誉賞」を辞退した事実は、皆さんの記憶にもあろう。 当時のイチロー氏による辞退理由発言とは、「まだまだ道半ば」 であったと記憶している。
 その後もイチロー選手は、当時の発言通りに世界記録を打ち立て続けている。
 こんなアスリートを、私は未だかつて見た事がない。
 どうか、イチロー選手ご自身が納得する時期に、今後政権が如何に移り行こうと国家は忘れずこの巨業を成し遂げ続けている偉大な人物こそに「国民栄誉賞」を授けて欲しいと、私は希望する。
 (以上、「原左都子エッセイ集」バックナンバーより一部を要約引用したもの。)


 さて、そんなイチロー選手が一昨日「引退宣言」をした。
 上記日米通算4257記録を打ち立てて後、2年9か月後の事だった。


 今回のエッセイ標題に掲げた一言は、一昨日の引退会見時にイチロー氏が記者団の質問に回答した内容の中の一言だ。
 世紀のスーパースター・イチロー相手に「後悔はあるか、どーのこーの…」と尋ねる記者の野暮ぶりにも辟易とさせられるが…。
 さすがのイチロー、「あろうはずがありません。」ときっぱり否定しているところがこれまた素晴らしい!


 こんなところで原左都子の私事に入るのも、とてつもなく野暮ではある事は承知の上だが。

 実はこの私も、我が人生に於いて「後悔などあろうはずがない」と宣言出来る人種のひとりだ。
 イチローとはその活躍レベルの程に絶大なる格差がある事実を重々承知の上だが…。

 そうだとせよこの世の底辺に生きる庶民の私も、20歳前後期より自分の生き様を私自身がプロデュースせんと志しつつ生きて来れていると自負している。

 たとえば19歳時の単独短期米国留学などもその一端だった。
 大学新卒での就業先を大都会東京に定めたのも、今振り返るに“一大決意”であり、その後の我が人生の方向性や生き様を決定付けた大きなきっかけとなった。

 その後もまだまだ我がプロデュースが続行する。
 30歳直前期に自分の進路を大幅に変更し、再び別分野の大学・大学院への進学を志した。
 と同時に、独身の立場にして単身でマンション物件を購入し短期間にて独力でローン返済したのも、その後の自己プロデュースに於ける経済基盤面にて大いに役立った。 
 元々結婚願望も子供が欲しい願望も薄かった私だが、40歳近い頃に「見合い結婚」をこれまた自分でプロデュースしそれを実行し、直ぐに子宝に恵まれた事実も現在に活きている。

 60代前半期に至っている今尚、自己プロデュース可能な私的環境下にある私も、もしかしたら恵まれた存在なのかもしれない。


 イチローとの人物とは、徹底して一切のプライベートを語らない人材でもある。

 一庶民として少し気になるのは、奥方とのご関係やらお子様の有無(おそらく子供さんはいらっしゃらないと推し量るが?)との日常生活レベルの環境だ。

 ただおそらく、それらプライベートに関するイチロー氏の思想を奥方氏が一番に理解・把握されているからこそ、イチロー氏は世紀の偉業を紡いで来れたものとも推察する。


 それにしても今一度繰り返すが、安倍政権よ。

 今こそ忘れずに、世紀を越えて誰にも勝るこの巨業を成し遂げ続けて来た偉大なエース・イチロー氏こそに「国民栄誉賞」を授けて欲しいと私は再度嘆願したい。

左都子コレクション -安物イヤリング編 ー

2019年03月21日 | 雑記
 (写真は、私が普段使用している“安物イヤリング”の数々。)


 
 私は、耳にピアスの穴を開けていない。

 それには多々の理由があるが、耳に穴を開けたくない一番のきっかけとなった決定的事件があったのだ。
 そのエピソードから語ろう。

 今を遡る事40年少し前頃医学部にてパラメディカルを学んでいた学生時代に、病院実習が必修として義務付けられていた。
 その実習分野内項目の一つとして、実際の患者さん相手の「耳朶穿刺を伴う止血時間判定検査」があった。
 学生同士での採血実習は耳朶・腕静脈共々既に数多く経験を積んでいたものの…  大学病院にての実際の患者さん相手の耳朶穿刺は緊張が頂点に達したものだ。

 ただ、私は覚悟を決めていた。
 初心者学生達の間で一番多発する失敗とは、穿刺の思い切りが悪くて血液必要量に届くべく穴が開かないことだ。 その場合、患者さんの耳を何度も刺し直さねばならず患者さんに幾度も痛い思いをさせるし、失敗した事が歴然と患者さんにバレてしまう。
 それだけは避けたいと覚悟を決めた私は…
 一番最初の患者さんの耳を、思い切り刺したのだ!

 その際自分の指を患者さんの耳の裏側にあてがうのだが、力が強すぎると必然的に耳を貫通して自分の指まで刺してしまう事態となる…
 (やってしまった…)と思ったもののもう遅い。 患者さんの耳の表裏、及びあてがっていた私の指から血が滲み出てくる…
 ただ裏表同時出血のため、患者さん自身は耳を貫通した事態は把握出来ていない。 
 とにもかくにも検査に必要な血液を十分に採取できた事を良しとして、私は患者さんの耳の表裏に2枚の小さい傷テープを貼りつけ検査を終えた。 
 そうしたところ、患者さんは「ありがとうございました。」とおっしゃって検査室から出て行かれた。

 何とも申し訳なく思いつつ、その直後に私は担当教官にこっそりと“耳を貫通した”事実を告げた。
 その回答とは、「よくある事だよ。特殊疾患でもない限り、直ぐに出血は止まるから大丈夫だ。 ただ患者に感染症がある場合は感染の危険性があるため、貫通して自分の指まで刺さないよう気を付けるように。」
 そのお言葉を心に刻み、その後は患者さんの耳を2,3度刺すことはあれども、貫通にはくれぐれも留意した。


 その事件をきっかけとして、私は耳を貫通する穴を開けてまでピアスを通す必要は無いと、元医学関係者としての結論を出した訳である。

 そうこうして、私は一生涯に渡り“ピアス”を使用しない方針を貫いている。
 その代わりに“安物イヤリング”のお世話になる日々だ。


 冒頭写真の“安物イヤリング”に話題を移そう。

 参考だが、本日午前中に当該gooブログ編集画面にて 2013.09.05公開の「大歩危舟下りと石のミュージアムショップ」がランクインしていたことが本日のエッセイを綴るきっかけとなった。
 当該バックナンバー冒頭写真に、石のミュージアムショップ「ラピス大歩危」にて買い求めたイヤリング3点の映像を公開している。
 ただ残念ながら、それらのうち2点は既に片方を紛失済みだ。

 要するに、何故私が普段使いのイヤリングとして安物しか購入しないのかと言えば、これぞその理由である。 ピアスと異なり、イヤリングは必ずや片方(いや、両方同時に落とした事も数多いが)は知らぬ間に紛失する性質のものなのだ。
 それ故にイヤリングとは“消耗品”と私は捉えている。 だからこそ自ずと安物を買う事となる。
 (もちろんこの私も冠婚葬祭用として、安物ではないイヤリングも保存している。 それらに関してはまったく別の場所に保管してあるため、今回は写真撮影を避けた。)

 少しだけ、写真の安物イヤリングの説明をさせていただこう。

 写真下段左側だが、これは千代紙を折って作成したレアものだ。 一度も実際に使用した事は無いが、箱付きのためそのまま保存している。

 下段右側は、安物イヤリング群の中で一応(あくまで一応の範疇だが)一番高価なスワロフスキー製のイヤリングだ。 娘との旅中に宿泊したホテルにて展示販売していたため購入した。 原石が何か箱に書かれていた記憶があるが、箱を捨て去っている今となっては既に忘れ去っている。 娘が洋服とカラーコーディネートしつつ、このスワロフスキーを使用してくれている事実こそが嬉しい。

 写真の何処にあるかも定かでないが、美術館のミュージアムショップにて購入したベネチアングラスの深紅のイヤリングも撮影されている。
 娘も共用しているイヤリング類だが、何故か(耳の形状によるのか?)娘よりも私の方が断然紛失し易いため、記念品的性質のあるイヤリングは、私は普段使用しないように心掛けている。


 上記写真の“安物イヤリング”類は、あくまでも現在使用中のもののみだ。

 我が若き時代も含めると、私にとっては消耗品である“安物イヤリング”購入にどれ程の財産(小遣いと言うべきだが)を注ぎ込んだかと振り返るに…

 我が30歳独身時にマンション一室を購入し、独身時代に単独でローン完済を成し遂げた事実と比較すると。

 何とも金銭的に取るに足りない割には、これらイヤリング類は私を日々活気付かせてくれる趣味である事を再認識させられる。

 今後益々年老いても、この“安物イヤリング”購入に満足出来る趣味を続行したいものだ!

卒業生全員強制参加の「同窓会名簿」作成に大いなる違和感

2019年03月19日 | 時事論評
 関連した物事とは次々と連鎖的に引き起るようだ。


 前回の我がエッセイテーマとして、「振り込め詐欺」を取り上げた。
 その中で、「学校の同窓会名簿」も犯罪者間で高額取引され、「振り込め詐欺」の“悪の温床”元凶になりかねない旨の私論を展開した。


 そうしたところ昨日タイムリーに、我が手元に「同窓会名簿発行(2019年下旬)のお知らせ」なる葉書が届けられるではないか!

 その文面を読むと、その“半強制参加要請”度合いが物凄い!


 以下に、葉書に書かれた文面を引用紹介しよう。

 同窓会の皆様へ
 このたび、2019年版〇〇会(同窓会の名称)名簿を発行する運びとなりました。
 名簿発行に慎重な声も聞かれますが、〇〇会活動を発展させていくためには、名簿の定期的な発行は必要不可欠なものです。
 そのうえで、まずは皆様に現在の登録内容をご確認いただき、本会への意思表示をご返信いただくことがなによりも大切であると考えています。
 今回の名簿発行は〇〇会で十分協議を重ねた結果、プライバシーマーク取得にデータ整理専門会社△△にデータ管理を委託し、名簿発行することといたしました。 整備されたデータは、母校、〇〇会の最大の財産です。
 より正確な名簿作成のために、確認葉書のご返信にご協力をお願いします。
          〇〇会会長  ●●●●

 追記 :  この会員名簿は本会の正式事業として発行します。 必ずご返信下さい。
       会員名簿は同窓生のみの完全予約限定出版です。

 (以上、昨日我が手元に郵送されてきた「同窓会名簿作成のお知らせ」葉書より引用したもの。)


 一旦、私見だが。

 何ともまあ、仰々しい記述だこと!  しかも、自己矛盾も含有した内容だ。

 同窓会の発展に“同窓会名簿”作成が不可欠だと!?! 更にはこの同窓会名簿に参加する事こそが本会への意思表示?!?

 まずは、この件から反論しよう。
 そもそも「同窓会」なる組織団体に会員全員の強制参加を煽る権利など、法的には一切無い。
 自由参加に決まっているではないか! 好きな者が集まって会を盛り立てればそれで済む話だ。

 ここでこの同窓会の実態を暴露するならば、我が郷里の卒業大学学部の同窓会だが…。
 現在の卒業生総勢は7,300名らしいが、実際に私がかかわったのは現役時代に出会った一部であり、その他大勢は見知らぬ人達だ。  何故それらの人々と単に出身大学学部が同じとの理由で、個人情報を公にして強制的に付き合わされねばならないんだ!?!
 まさに集団嫌いの私が一番に毛嫌いする「集団主義」の押しつけでしかない。 
 自分が付き合う相手は、一生賭けて自分で選別するよ!!


 次なる課題は、同窓会会長氏が民間データ管理会社を深き思慮なく信用している点だ。

 現在の〇〇会会長氏は、文面によれば昭和42年卒らしい。 という事は私よりも10歳程年上の現在70代前半のご年齢であろう。

 標題テーマから趣旨が大幅に外れるが、今後の人事として〇〇会会長を高齢者ではなく、ずっと若き世代から選出してはどうだろうか?
 何処の同窓会団体も高齢者を会長に選出する傾向にあるようだが、むしろ、若き世代より選んだ方が会の活性化に繋がるようにも考察する。
 ただ、我が出身大学は医学部だ。 卒業生の皆さんはパラメディカル分野の現役医学関係者として大いに活躍されていることだろう。 故に、どうしても現役を退いて時間に余裕がある人物が会長に選出される運命にあるのかもしれない。
 
 そうすると、補佐役として若き世代の人材を配置することも考えられよう。
 現役世代に生きている人材が、「民間データ管理会社」を深き思慮なく信用しないであろうと私は期待したいものだ。

 最後の、「会員名簿は同窓生のみの完全予約限定出版です。」の文言も気にかかる。
 この種の同窓会名簿を購入する人物とは、よほど出身校に思い入れがあるか、あるいは何らかの別ビジネスに直結したいと志す輩のみではなかろうか?  
 そうした場合、私が前回のエッセイで主張したように、作成した同窓会名簿が「高額で販売され世に出回る」事実も回避出来ないであろう。


 原左都子自身が当該大学卒業直後に郷里を捨て親を捨て上京後、既に40年以上の年月が経過している。
 現在郷里の高齢者自立支援施設にて(比較的元気に)暮らす実母があの世へ旅立った暁には、私にとっては郷里とは何らの係わりも無くなる。
 今更、その郷里出身大学の「同窓会名簿」へ現住所や諸情報を登録せよ! と言われても、それによる“恩恵”が何一つとして見当たらないのが正直な現状だ。

 いえいえ、郷里の大学医学部にての諸教育に十二分にお世話になった思いは、必ずや今も我が内面に存在し続けている。 その恩恵により私は上京後医学関係者として身を立て、(私なりの)繁栄の道程を歩めた事実には感謝申し上げたい。

 ただ、その事実と「同窓会名簿」に個人の現況諸個人情報を登録する事とはそもそも全く別問題だ。
 それを一緒くたにする過ちを犯し続ける事態を終焉するべき時代背景ではあるまいか?


 高齢者ご自身が、過去に卒業した“学びの舎”へのノスタルジックな思いを持ち続ける事自体はもちろん自由であろう。
 
 ただそのあくまでも個人的な思いを同窓生皆に拡大し、同窓会名簿への登録を強制する事態こそを。
 この「振り込め詐欺」が拡大し続ける厳しい社会の現実に直面している今現在、謹んで欲しいと考えるのは私だけだろうか?