原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

極小惑星の地球すれすれ通過、ロマンでもあり脅威でもあり…

2020年08月23日 | 時事論評
 (冒頭写真は、朝日新聞2020.08.20夕刊記事より転載した、地球の上空3千㎞を通過した小惑星の軌道。 NASAなどより提供されたもの。)


 この極小惑星の地球すれすれ通過情報に関しては、私も数日前のネット情報より得ていた。

         
 冒頭写真同様、朝日新聞記事より引用したものだが。 ( 小惑星「2020QG」 = 米カリフォルニア科大提供)



 早速、朝日新聞記事より当該ニュースに関する記事を要約引用しよう。

 NASAは8月18日、大きさが5メートル前後の中型車ほどの小惑星が16日に地球すれすれをかすめていたと発表した。 最も地球に近づいた時の距離は3千㎞上空だったといい、地球にぶつからなかった小惑星としては観測史上最も近づいたとみられる。
 発表ではこの小惑星の大きさは3~6メートルで、「2020QG」と名付けられた。 太陽の方向から地球に近づき、インド洋上空をかすめつつ地球の重力で軌道を変え通り過ぎた、という。 (中略)
 7月上旬に関東上空に現れ、千葉県で隕石が見つかった流れ星は数十㎝の大きさだったとみられている。 今回の小惑星はその10倍ほどの大きさがあるが、もし地球にぶつかっていていても大気圏内でほぼ燃え尽き、被害が出る可能性は低いとNASAは見ている。
 小惑星の多くは火星と木星の間を回っているが、地球に近づくものも2万個ほど知られている。 このうち約2千個が地球に衝突する恐れがある。 「潜在的に危険な小惑星」として監視されている。 ただ、今回のような数メートルの小惑星は小さすぎ、「数億個もあると言われるが、事前に発見するのは非常に困難」(NASA)なのが現状だ。 発見チームの米カリフォルニア工科大のジョージ・ヘロウ氏は「望遠鏡の広い視野と迅速なデータ処理で希少な小惑星を発見できた」と話している。

 (以上、朝日新聞2020.08.20夕刊記事より一部を引用したもの。)



 この原左都子はそもそもプラネタリウム観賞を趣味とし、昨年末にはつくばJAXA宇宙センターへその展示物を見学に行く程度の、「宇宙ロマン」の趣味がある。

 そんな私は、ネット上で既に上記写真情報を得ていた。
 (えっ?! 車ほどの大きさの小惑星がこの2020年に日本上空を通過??)
 実際に車ほどの大きさだとすると、万一地球上に激突したとてその被害の程は現在全世界を震撼させている“コロナ禍”よりも規模が極小に済むのだろうか? (それ程に、この“コロナ禍”の被害の程を絶大・絶望視している私だが…)

 それよりまず一体全体、この太陽系を取り巻く「小惑星」とは如何程の数存在するのであろう???
 へえ、上記情報によるとその総数は分かっているだけで2万個にも達するようだ。 そのうち地球上に衝突する恐れがあるのはその十分の一の2千個ほど…。
 よくぞその数値を、宇宙開発科学分野が調べ上げているものだ。


 このエッセイの結論は、歪みに歪みゆくが。

 元々医学分野に携わっていた身である私は、「医学」こそが人類を救う最高にして最大の科学だ、と内心信じていた部分がある。
 それに対し、そもそも「宇宙開発科学」など趣味範囲にしか捉えられない部分があったのが正直なところだ。
 
 ただ、昨今の“コロナ禍”に於ける医学分野の混乱や低迷ぶりや、“コロナ禍”現場で困窮状態にある医療現場の様子を報道等で垣間見るにつけ…  
 「医学」とは人類にとって最高の「科学」と認識していた立場にして、その自信が揺らぎ始めているかもしれない…
 何であの“阿呆揃いの安倍政権幹部ども”に、医学者が立ち向かえないのか…   多少悲壮感すら漂いつつ、昨今の“コロナ禍”ニュース報道を見聞したりしている…



 歪みに歪んだ我が今回のエッセイのまとめに入ろう。

 いえいえ国際宇宙科学とて、極小惑星から人民を救える手立てを科学的に確立できるのは遠い未来のことだろう。
 科学分野とは言えども、そのスパンの長短を意識して議論するべきなのは当然のことだ。

 今は世界の医学者達が、ヘボい政治家達の素人もどき政策下に於いて、自身の身を削って“コロナ禍”と闘っている現状こそを応援するべきだ!! 😈 

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