原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

左都子コレクション - 銀座養清堂画廊・開催予告葉書編  vol.2 ー

2021年05月07日 | 芸術
 (冒頭写真は、銀座養清堂画廊よりここ1年間程に渡って私宛に郵送頂いた個展開催予告ポストカードを撮影したもの。)


 私は、「左都子コレクション 銀座養清堂画廊・開催予告葉書編」初版を2019.01.10付にて公開している。

 その一部をコピーして、私と銀座養清堂画廊とのかかわりに関する話を振り返えらせて頂こう。

 私が銀座養清堂画廊を訪れたのは、2006年の事だった。
 当時中学1年生だった我が娘がお世話になっていた「造形スタジオ・油絵教室」の指導者 長はるこ先生(東京芸大ご出身の美術家であり数々の国際美術賞を受賞されるご活躍と共に、都心にてギャラリーも主宰されている人物だが。)が、この銀座養清堂画廊にて個展を開催されることになり、娘と二人でその鑑賞に伺った。

 この長はるこ先生には、その後も娘の美大受験(高2終盤に娘が美大受験を断念し大幅に進路を変更して現在に至っているが。)に際し、美大予備校のご紹介等々にて献身的にお世話いただいている。 
 加えて長はるこ先生とはその後も、先生の国際美術賞受賞式典(インド及びアルゼンチン ブエノスアイレス)に親の私がのこのことお供させて頂いたりと、後々までご縁がある方なのだが。



 さて、2006年の養清堂画廊に於ける長はるこ先生個展会場にて、私は先生作の一枚の作品を購入させて頂いた。

          
 これが、その作品。  我が家のリビングルームに飾って後既に15年の年月が経過している。

 はるこ先生の代表作である「B-cushion」シリーズの中の一枚、ロクタ紙なる特別注文された風情豊かな紙に印刷したピンク色が基調の作品が気に入った私は、それを買い求める事とした。 
 そして送り届けられた長はるこ先生の作品は、今尚我が家リビングルームの一番目立つ場所に燦然と輝いている。 (いや素晴らしいのは、あれから年月が経過した現在も南向きで日が当たるリビングにて、当時の発色のピンク色がそのまま美しく存在している事実だ。)



 で、銀座養清堂画廊との関係のその後だが…。

 その後娘が美大受験を取り止め大幅に進路先を変更した理由が一番大きいのだが、一切銀座の画廊現地に足を運んでいない。
 にもかかわらず、長き年月に渡り我が家に個展予告ポストカードが郵送され続けるのだ。
 これには私宛の郵便物になど一切興味が無い亭主も驚き、「これ一体いつまで送って来るのだろうね?」と言う始末。 私側もテキトーに応えて「まあ、10年ぐらじゃないの?」と返していたのだが、それを通り過ぎて既に15年!
 10年過ぎた頃に、実はあまりの多さに一旦廃棄処分にしてしまった。😰 
 それでも、その葉書に描かれている予告作品が素晴らしくもあり、再びコレクションを始めたとの訳だ。
  
 私とすればこれを垣間見せて貰えるだけでも、世の美術家(及びその卵達)が美術分野に於いて精進・活躍している実態が想像できる思いだ。


 我が娘が叶わなかった夢を叶えた(叶えようとしている)美術家達の個展予告をこのような形で見せて頂ける現状に、銀座養清堂画廊に感謝申し上げたい。
           

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