原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

「タケヤリで戦えというのか。 このままじゃ、政治に殺される。」

2021年05月11日 | 時事論評
 (冒頭写真及び表題は、本日2021.05.11付朝日新聞朝刊 全面広告より一部を転載したもの。)


 写真の文字が見えにくいため、今一度以下に文字のみ繰り返そう。

 ワクチンもない。 クスリもない。
 タケヤリで戦えというのか。
 このままじゃ、政治に殺される。
 
  私たちは騙されている。
  この1年は、いったい何だったのか。
  いつまで自粛をすればいいのか。
  我慢大会は、もう終わりにして欲しい。
  ごちゃごちゃ言い訳するな。
  無理を強いるだけで、なにひとつ変わらないではないか。
  今こそ、怒りの声をあげるべきだ。

 (以上、新聞広告の文字を繰り返したもの。)



 原左都子として今現在一番腹立たしいのは。
 国内に未だごく少数しかワクチンを確保出来ていない現状下に於いて、何故大量の“コロナワクチン接種クーポン券”を配布するのだ!?? との事態だ。

 我が義母宛にも、つい最近ワクチンクーポンが届けられた。
 義母の場合は施設内でのワクチン接種が決定していて、おそらく入居者全員(約50名程)のワクチンクーポンが出揃った段階で、施設訪問医師により接種実行と相成るのであろう。
 この方式によれば、接種対象高齢者達をみだりに混乱させることなく、全員同時に接種完了となり、施設内の秩序が保たれることだろう。


 片や、世間一般のコロナワクチン関連ニュース報道を見ると。
 高齢者が我先にと役所や接種会場に詰めかける等々、大混乱を来している様子だ。
 はたまた電話にての予約が殺到し、電話会社が制御を実施せねばならない程の秩序の乱れぶりである。

 更には菅首相は、自衛隊医療班等々に依頼して1万人規模の大集団接種を実行すると公表している。
 どこまで愚かなのか!?? と呆れるしか無い。
 現在国内に如何程のワクチンを確保出来ているんだ!??
 菅首相の貧弱な手腕ではごく少数のワクチンしか確保不能な身にして、どうしてこんな馬鹿げたパフォーマンスばかりを国民の前で繰り返すのだろう?! これをやっとけば国民が安心するとでも考えているのか!?!

 それが真逆の大混乱をもたらし、国民がワクチン求めて大騒ぎをしている現状が菅首相、あなたの目には未だ見えないのか!?!!


 緊急事態宣言発令や蔓延防止策発表のやり方も、至って中途半端かつ一貫性が一切無い現状だ。
 夏の東京五輪開催を巡る思案が大きいこともあるのだろうが。
 政府の態度からは、国民の命を守ろうとの姿勢が一切感じ取れない。

 片やコロナ禍の国内感染現状は、変異株更にはインド株へと移りゆき。
 各地の病床はもはや逼迫状態をとうの昔に通り超し、原左都子の感覚によれば事実上「重症者は自宅で死んでもらおう」方針に成り下がったのが実態であろう…。



 私事を語ると。

 我が家では、(コロナ禍に関して一番気弱な)我が亭主が、日々出勤している娘の心配ばかりしている。 
 本日の昼飯時にも、「〇〇(娘のこと)は昼飯をどうやって食べているんだ?」と私に質問する。  私が応えて「あの子は(私とは集団嫌いの動機が全く異なるが)あの子なりに集団を好まないため、いつも一人で私が持たせたおにぎりやサンドイッチ類等々を食べているはずだよ。」
 亭主が更に心配して、「一体何処で?」  私応えて「娘の勤務先は超高層ビルだが、そのロビー部分に天井が高い広いスペースがあり、そこの椅子に同じく“一人派”の職員がビル内から集まってきて各自が一人一人静かに食事をしていると聞いている。 私としては、娘がまず誰とも会話をしないことが功を奏して、コロナ禍対策としては比較的安全ではなかろうかと判断している。」

 たしかに我が家の場合は亭主の懸念通り、娘が外部からコロナの変異種等々を自宅に持ち帰る事態が一番危険性が高く恐怖であることだろう。
 (いえ私は亭主とは異なり、亭主亡き後は娘と共に生きたいと考えている身でもあり、かなり娘に対する感覚も亭主とは食い違うのが事実でもあるのだが…)


 実際この原左都子ですら、既に“政府のやり方”に堪忍袋の緒が切れている。
 タケヤリを振り回せるものなら、そうしたい気分だ!!!
 
 ただ、私は政府には騙されない! その自負はあるぞ。

 今後共政府ごときに殺される前に、我が“心のタケヤリ”を振り回し続ける所存だ!!😠