原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

「原左都子エッセイ集」 ー恋愛・男女関係カテゴリー  より一部を抜粋

2020年04月29日 | 恋愛・男女関係
 つい先程、ネット上のサイトで我が「原左都子エッセイ集」 恋愛・男女カテゴリーが丸ごと取り上げられているのを発見した。


 そのサイトへ入って、私自身が当該ページを覗いてみた。


 その中から我が目にとまった一部分を、以下に抜粋させていただこう。


 恋愛カテゴリーの一エッセイにも複数のコメントを頂戴した。
 その中から“アラ還”とご自身がおっしゃる当時の我がエッセイ集ご常連コメンテイター K氏よりのコメントと、それに対する私からの返信を以下に紹介しよう。

 アラ還も夢を見る (K氏) 2009-08-26 03:53:28
 いいエッセイだなあ、鉄路を歩く少年達の背を見ている様な感覚で読ませていただきました。 長い長い青春の恋愛小説を読んだ気持ちです。 自己中のギラギラした酒とバラと女の夢しか見なかったのが、還暦を過ぎる頃から、妙に醒めた、しかして平穏な心持で自分を頭の上から見ている様な夢を見る様になりました。 きっと窓から爽やかな風が入ってきていたのかもしれませんね。 ダンス・パーティの梯子の女に乾杯!
 
 Kさん、素敵なコメントをありがとうございます。 (原左都子) 2009-08-26 10:38:55
 今回の記事は久々に綴った我が“過去恋”がらみのエッセイでした。
 選挙が近く周辺の雑音が鬱陶しいのに加えて、我が子の夏休みが終わりに近づき宿題の手伝いもまだ山と抱え、雑念の多い落ち着かない不本意な日々を送っている私にとって、昨夜の夢は一時の心の余裕をもたらしてくれたような潤いのひとときでした。 
 真夜中の涼しい風が運んでくれた思わぬ贈り物に感謝です。
 ダンパ(ダンスパーティ)って、趣味が大きく分かれる分野のため、付き合ってくれる人と絶対に行きたくない人が極端に別れてしまいます。 特に若かりし恋人達にとってのこの趣味の相違は、恋愛継続の岐路であったようです。
 もっとも学生主催のダンパとは、所詮は“ナンパ”のために存在するパーティだったものですが…。
 Kさんも還暦を過ぎられて尚、さわやかな夜風の下で素敵な夢を見られますように。


 今現在振り返るに、この恋愛もまさに「恋の結実と別離の狭間」を彷徨った恋愛だったことを、今更ながらに思い知らされる。
 
 何故、私は恋愛に於いてその“失敗”を何度も繰り返したのだろうか?
 その回答とは。  私の恋愛とはいつも“真面目さに欠けている”と言うのか、相手に対して“無責任”であることに端を発していたような気もしてきた。
 その頃既に20代前半期、「結婚」を意識しても不思議ではない年代であるにもかかわらず。  そもそも“結婚願望”に欠落していた私は、当時上京して就職することこそを揺るぎない第一目標に掲げていた。 それを必ずや実行に移すであろうとの思いは相手の心理内にもあったことだろう。 
 要するに上京後も長く続いた独身時代を通して、「恋の結実と別離の狭間」を彷徨い続ける我が恋愛に於ける変癖とは、私の内面に確固と存在していた“結婚願望欠落意識”に源を発していたと分析出来そうに思えて来た。


 ところであの頃いつも「原左都子エッセイ集」に粋で“こなれた”コメントを頂戴していたK氏だが。 当時未だ“アラ還”であられたとのことは、現在まだ70歳そこそこのご年齢ではなかろうか?? 物理学研究者であられたと記憶させて頂いているが。 
 私自身が既に60代半ばに達しようとしている身にして、意外と若い方だったのか? と再認識させていただいた。  もしお元気でしたら、是非また「原左都子エッセイ集」をお訪ね下さいますように。


 我が「原左都子エッセイ集」開設初期から数年間は、数多くの学際的、文学的なコメントが押し寄せ、日々“感激もの”だった。
 2020年4月の今、時は確実に流れたことを思い知らされる……