原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

祝♪ カーリング日本女子代表五輪出場決定!!

2013年12月16日 | 時事論評
 これをスポーツと表現していいのかどうかと我が頭を悩ませたのは、過去のオリンピックにて当該競技を観戦した時に遡る。


 私が「カーリング」なるスポーツを知るきっかけを得たのは、1998年長野冬季オリンピックをテレビで観戦したことによる。
 当時男子チームの若手(未だ十代だったような記憶があるが)スキップであられたイケメン敦賀信人氏が、テレビ中継によりその名を国内に轟かせた頃、初めて「カーリング」とのスポーツが五輪の一競技であることを認識した。 
 その後、時を経て2006年開催のトリノオリンピックに出場した女子チーム(チーム青森)が、国内テレビ放映に於いて全試合中継される中で7位入賞という快挙を披露したことにより、日本におけるカーリングの認知度が一挙に高まったとも言える。
 (以上、ウィキペディア情報を参照しながら記載。)

 ここで私事を語ると、何分“寒い”のが超苦手な私だ。  それ故に、氷が張られたリンクの上で繰り広げられる選手の“動きが少ない”カーリングとの競技に当初違和感を抱いた。
 実際動くのは、(私の目には)氷の床を掃く選手だけである。 その他の選手達が試合中に行っている動作とは、大声こそ出すものの始終静止状態だ。 頭脳面や精神面で熱く燃えることは理解可能だが、このスポーツとは「体力」が試されて勝敗がつく性質のものではないと当初原左都子が勘違いした事に関して、読者の皆さんより同感いただけるであろうか??


 ここで、「カーリング」との競技に関する歴史やルール等に関して、以下にウィキペディアより参照して紹介しよう。

 カーリングは氷上で行われるウィンタースポーツである。 4人ずつ2チームで行われ、目標とする円を目がけ各チームが交互に8回ずつ石を氷上に滑らせる。石を円の中心により近づけたチームが得点を得る。これを10回繰り返し総得点で勝敗を競う。 高度な戦略が必要とされ、その理詰めの試合展開から「氷上のチェス」とも呼ばれる。
 15世紀にスコットランドで発祥したとされ、16世紀から19世紀にかけて戸外でのカーリングが盛んに行われていたそうだ。 現在のルールは主にカナダで確立したもので、1807年には王立カーリングクラブが設立されている。 その後アメリカ合衆国にカーリングクラブが誕生し、19世紀の終わりまでにはスイスとスウェーデンへと広まった。  98年長野オリンピック以降冬季オリンピックの正式種目として採用されている。 現在ではヨーロッパ全域をはじめ、日本、オーストラリア、ニュージーランド、中国、韓国などで行われている競技である。
 我が国においては、(上記記載の通り)1998年長野五輪での男子チームスキップ敦賀信人の健闘、及び2006年に開催されたトリノ五輪に出場した女子チーム青森が7位入賞との活躍を見せたことで、日本におけるカーリングの認知度が一挙に高まった。
 カーリング自体は非常に歴史のあるものであり、カナダではボウリング感覚でカーリングを楽しむなど生活に密着した光景も見られる。 ところが、日本では他競技のアスリートなどから「カーリングはスポーツではない」などと解釈されることがある。 これは、日本においては「スポーツ=体育」という認識が定着してしまい、身体を激しく動かしていなければスポーツではないという価値観が根強く存在し、例えば将棋や囲碁、チェスなどマインドスポーツがスポーツとして理解されていない点に見て取れる。
 それこそが日本国内の一部でカーリングがスポーツと認識されない大きな要因であると考えられるが、実際にはストーンを正確にコントロールする技術力、チーム内プレーの連携、そしてスコアを競い合う先読みを繰り返す戦略性や戦術といったゲーム性など、スポーツの要素を備えている。  さらにあえて身体面に触れれば、投擲の正確なコントロールや、的確にスウィーピングを行うための強靭な体力も要求される。 実際、カーリングの選手が筋肉トレーニングやスウィーピングの練習をしている様子がテレビのドキュメント番組で放送されたこともある。
 (以上、ウィキペディア情報より一部を要約引用。)


 上記ウィキペディア情報を読み、「大変失礼申し上げました。」と、まずは原左都子のカーリングに対する偏見をお詫びせねばなるまい。 
 上記のごとくカーリング競技とは強靭な体力をも要求され、選手達は筋トレ等体力づくりに日々勤しんでいるとのことだ。

 さらにもう一点、我が「カーリング」(特に一女子選手)に対する“意地悪”偏見をあえて述べさせていただこう。
 2006年トリノ五輪に女子カーリング代表として出場した本橋ナンタラ氏(先程ウィキペディアで調べたら 本橋麻里氏 との選手だったようだが)が、何を血迷ったか、その後タレントとしてぬけぬけとメディアに出てきたのには愕然とさせられた。 しかも彼女はまだカーリング現役選手も続行するとのことでタレント活動によりCM収入を得た後、自分のチームまで立ち上げて国内大会に選手として姿を現した。 その後の彼女の動向は知らないが、現在はポシャったのか本橋氏の姿をタレントしては元より、カーリング選手として競技会場で見ることはない…
 本橋氏が本気でカーリング人生を貫きたかったのならば、(私の評価では本橋選手以上に“美人”の)小笠原選手や船山選手のごとく、子ども出産後も「カーリング」一筋に精進するべきではなかっただろうか!?
 いやはや、若くして自分は“美人”と勘違いして血迷い、メディアにしゃしゃり出る事が得策なのか否なのか、現世の若き女性達も本橋氏の事例を参考にして自分自身で今後の人生のあり方を天秤にかけてみるといいかもねえ。


 とにもかくにも、カーリングソチ五輪世界最終予選最終日は15日、ドイツ・フュッセンで1次リーグ上位3カ国による五輪出場決定戦があり、日本女子の北海道銀行はノルウェーを10―4で破り、日本女子として1998年長野大会から5大会連続となる五輪出場を決めた。
 日本は第7エンドを終えて3―4とリードを許す展開。だが、第8エンドに好機をつくると、最後はスキップ小笠原歩選手(35歳!)が円内に残っていた相手のストーンをはじき飛ばすショットをみせ、一気に6点を奪って逆転した。


 日本女子カーリング代表の北海道銀行女子チームの活躍の程を、ここ1週間程ずっとNHKBSテレビを通じて見守ってきた私だ。
 最終決戦の中国戦にて1点差で敗退した後、原左都子もスキップ小笠原歩選手が泣きながらインタビューに応える影像と、共に泣き崩れた……

 その何時間か後に開催された最終代表決定戦である対ノルウェー試合に至るまでの短時間内に、よくぞまあ気持ちを入れ替えられものだ。 そんな北海道銀行女子チームのチームワークの素晴らしさの程を賞賛しつつ、五輪本番の女子カーリング日本代表の活躍を祈り応援したいものだ!