10センチ以下博物館(断捨離の果てに) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

65歳定年時代に早期退職した男の片付け日記。
整理してしまう前に記録として残しておきます。

バナナの中は...

2017年03月30日 21時05分20秒 | 紙ジャケットCD
こんなCDを買った。



本当に久しぶりに紙ジャケCDを買った。
音楽はダウンロードが主流になるつつある今、CDは付加価値でも付けない限り売れないのだが、紙ジャケットCD(通称紙ジャケ)も発売数が激減しており、なかなか触手が動くCDの発売が少ない。

今日紹介するベルベットアンダーグラウンドの1stアルバムも、過去に何度か紙ジャケ化はされているが、今回はアメリカのファーストプレス版を忠実に再現している点が売りになっている。
(そうやって、何度も買わせるんだよねぇ。)


さて、洋楽ロックファンなら、聞いたことがなくても、このジャケットは知っているだろう。
ジャケットデザインのみならず、プロデュースも、かのアンディ・ウォーホールが手がけている。

私は、このファーストアルバムだけを、若い頃にLPで所持していた。
LPはシングルジャケットで、バナナの色は黄色だったが、今回は若干オレンジがかっている。
きっとアメリカのファーストプレス版はこんな色だったのだろう。
ジャケット上部には、小さい字で「PEEL SLOWLY AND SEE」と書かれているようにこのバナナは、ステッカーで、剥がせるようになっている。





そして、そのステッカーを剥がすとそこには...。

皮をむいたピンク色のバナナ

が印刷してある。(この辺で、このジャケの意図がわかってもらえると思う。(^^;))

皆さんにお見せしないといけないところではありますが、剥がすと戻すことができないので、残念ながら未開封のままであることをご理解ください。<(_ _)>



仕様はアメリカ版だが、所謂帯は日本独自なので、こちらも初回版を復刻してある。





なお、今回の最大の売りは、初回版にしかなかった裏ジャケのトルソ・カヴァーの再現となっている。
トルソとは、胴体部分の彫刻のことで、写真を見てもらうとわかるが、両手を挙げた男が心霊写真のように逆さま写っている。





なぜこれが話題になるのかというと、この心霊写真のようなものは、当時コンサートのバックに流されていた映像なのだが、このジャケを出したところ、心霊写真?のご本人からクレーム(金の要求)が出て、次回プレスからは目隠し用に黒のステッカーを貼って発売さたと言うエピソードが残っているからだ。
ちなみのこの黒のステッカーも、今回は封入されている。
(あらためて未開封なのでお見せできません。<(_ _)>)


なお、このアルバムは、当時はあまり売れなかったらしいが、ジャケットのおかげもあり!?今ではベルベッツの代表作となっている。


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