ガーディアン・ガーデンにて2005.3.14-3.24。第22回『ひとつぼ展』のグラフィック部門でグランプリを受賞、そのあと一年の制作期間を経て開かれた個展。「book ornament」「book rack」「目に見える見えない」「H」「inside of book」と、小さな作品がいくつか。
「目に見える見えない」がいい。文庫本を、あるページで完全に開ききった状態で、ものすごい急勾配をあらわす等高線が、「切る」ことで描かれている。そんななか、本の背タイトルは切り刻むことなく在るので、思わずそれを読んでしまう。
『本』=『読むもの』=『身近にあるモノ』を『普通』と違った尺度によって
解釈し、情報を昇華(消化)する行為として『切る』という行為を重ねてみた。
……飯田竜太
「目に見える見えない」がいい。文庫本を、あるページで完全に開ききった状態で、ものすごい急勾配をあらわす等高線が、「切る」ことで描かれている。そんななか、本の背タイトルは切り刻むことなく在るので、思わずそれを読んでしまう。
『本』=『読むもの』=『身近にあるモノ』を『普通』と違った尺度によって
解釈し、情報を昇華(消化)する行為として『切る』という行為を重ねてみた。
……飯田竜太