峠のカフェにて

玄関から出てブルッとなって再び室内へ。
ウインドブレーカーを身に着け、風の中に飛び込みました。
しかし、ものの数十分で脱ぐことに。
体が温まると、それなりに暑くなったのです。

今年の紅葉はイマイチかもしれません。
くすんだ色もあれば、早々と地に落ちたのもありました。



完全復活していない脚力。
登坂はどうかと想いましたが、なんとかなるさとハンドルを向けます。



激坂をクリアした地点でパチリ。
我慢しながらペダルをクルクルやっていたら、スルスルと来れてしまいました。
これがニュータイプの実力かと、ドヤ顔になったのであります。



良かった。
「営業中」の幟がパタパタして私を手招きしてました。
今日は、なんとしても峠のカフェでアレを食べたかったのです。



いつもは受け取って直ぐに店を後にしていたのですが、珍しく長話しをしてしまいました。
女将さん作の紙粘土アートを前に、ソフトクリームをペロペロしながらベラベラ・・・。

スペインに引っ越した御近所の画家さんが来日した際、作品をこのカフェに置いて行かれたとか。
青い空に眩しく輝く海、それをバックに白いアチラ的な建物が描かれておりました。

さっすがプロと、穴が開くほど凝視したのであります。



口の中に残ったアイスクリームの味を惜しむかのようにペチャペチャやりながら店外に。
そしたら黒猫さんが見送ってくれました。



下り坂はブルブルしっぱなし。
さりとてウインドブレーカーをバックパックから取り出すのも面倒。
腹をグイッと引き締めつつ、爆走したのでありました。

峠のカフェでの時間。
変人の私に似合わない会話のキャッチボールになりました。
これって、天変地異の前触れなのかも知れません。（笑）