コメント
Unknown
(
TM
)
2022-04-10 03:56:30
1)インタビューの聞き手の存在を敢えて入れる必要がない(もしくは聞き手の存在を消すため)のでイマジナリーラインは語り手の前後を分けるラインで想定されている。
2)そもそも絵変わりとカット変わりが目的なのでイマジナリーは意識していない。
3)ストーリーや動きのある「物語」ではないので気にしてない。
とかでしょうか、二人以上や対談だと気になりますがお一人のインタビューであれば気にならない人も多いのかもしれません。
本当のところはどうなんでしょうね…。
Unknown
(
Unknown
)
2022-04-10 10:22:15
私はこの映像の作者ではありませんがYouTubeやSNSに公開するこの手のインタビュー映像を制作し、このように180度を超えたカットを撮影、使用したことがあります。
もちろん2人以上の場合はイマジナリーラインを死守しますが、1人のインタビューの場合は視聴者に飽きられないための絵変わりの手数を増やす意図で使いました。
といっても基本的には正面に近い画角と左右どちらかの画角を使って、たまに逃げたりちょっと外したいときや、視聴者に一瞬「おや?」と思わせたいときに逆を使うみたいなイメージです。
もちろんイマジナリーラインを守ってつくっても問題はなかったと思うのですが…。YouTuberの台頭もあり、スマホで見られることを前提とした映像づくりはこれまでの常識が通用しない部分もあるなと感じます。
なるほど
(
3RD EYE(管理人)
)
2022-04-10 10:38:39
TMさん
コメントありがとうございます。
> 聞き手の存在を消すため
という意図は確かにありえそうですね。またぐと消えるのか?という疑問はありますが、そういう意図がある、と言われれば、納得できそうです。冒頭の3カットでその切り返しがガシガシとやるのは、「これは独語だよ!」という表現なのかもしれませんね。
僕はあえてはやりませんが、この手のことを映像学校とかではどう教えてるのか気になって、、、、
そういえば以前、カメラ目線のセンターカメラがあって、それを左右から挟むというのはアリだ、というのは見たことがあります。
任天堂の故岩田社長のメッセージ動画で、3カメで撮っていたのですが、そのうち左右の2カメがイマジナリーラインをまたいでいて英語で批判コメントがありました。そのときに誰かが「カメラ目線のメインカメラがあるからいい」と書いてました。
それと同じ理論で、この動画にも最後の方にカメラ目線のカットがあるので、「視聴者へのメッセージだ」という意味があるのかも。
ただまあそうすると1カット目は自分ならカメラ目線の映像にするなあ、、、、
ありがとうございます!!
この動画
(
3RD EYE(管理人)
)
2022-04-10 15:02:02
Unknownさん
> 視聴者に一瞬「おや?」と思わせたいとき
わかります。
話している内容によって、例えば、「これまではこうだったけどこれからはこう」って話をしているとき、ネガティブな「これまではこう」ってときは逆アングルのカメラにする、とかはあるかなーと思います。
あるいは、ここぞというときに違和感のあるカットを入れて注意を引くというのもありかと。
そういう意味でおっしゃるように演出意図によっては全くないとは思わないんですね。
ただ、この動画、ツイッターで流れてきたんですが、いきなり冒頭の3カットでガツガツと切り返すんです。なんで?と思いました。
と、ここまで書いて、自分は注意を引かれたんでもしかしてこの動画は成功なのではないか??と思ってきた、、、、(笑
おっしゃるように、短いWEB動画ならではの新しいトレンドなんですかねー 自分も学ばねば。。。
ちゃんとした理由があれば…
(
Shu
)
2022-04-19 10:14:46
こういった映像を見て思うのは、本で言うところの段落でカメラが変わるのではなく文節や単語でカメラが変わることが多いのではないかと思うのです。
「車」などの「製品」がある場合はそれをインサートすればよいと思うのですが、実体のない「思想」や「思い」を表現するのには「その人」をインサートすることが多いかと。
そのために会社での仕事風景や取引先とのやりとり、場合によってはプライベートまで取材して編集することが多いと思いますが、取材日数がとれない予算が無いなどの理由で複数のカメラで複数の画角にすることでなんとか伝えたいことを撮る、というならばイマジナリーラインをまたぐ撮影・編集はありかと。
ただそうならばもっとインタ最中の顔のクローズアップもあっても良いと思うのですがそれはないですし、全てのカットがフィックスで比較的緩いカット(あっても後処理ズーム)しかないのは内容は良いとしても映像としては薄っぺらい手抜き感を感じてしまうのはもう自分の感性が古いということなのか別の心配をしてしまいますね(笑)
手慣れた感じが古臭い、、、
(
名古屋のJ
)
2022-04-19 13:33:47
ご無沙汰しています。
僕らは、カメラワークやカット割りのセオリーを守った映像こそ安心して見ていられるのですが、昨今はその「手慣れた」ような安定感が逆に「なんか古臭くないか?」と思うようです。
先日あるゼネコンの広報担当者(30歳前後)が、テキストのモーションを「こういうのはマイナーな企業の動画みたいだからダサい」とか、「細ゴシック系のフォントはオシャレじゃない」と言われました。
さすが!
(
3RD EYE(管理人)
)
2022-04-21 00:16:33
Shuさん
いろいろ分析が鋭い。
正直、予算や撮れ高もありますよね。きっと本来ならインサートで埋めたいところが、そのような絵を撮る時間も予算もなく、そもそも撮れる機会もないため別カメを無人で一台置いておいてなんとなく埋めるみたいな話が本質だと思います。
正直このようなインタビューの切り返しはテレビではよく見ると思います。特にスポーツ系の荒々しい演出のエフェクトバリバリ入ったのだとしょっちゅう。
> 自分の感性が古い
というよりは、基本に忠実でありながら、ここぞという効果のあるところでこういう違和感のあるアングルを使えるディレクターでありたいなーーと思います。
ゼロ・ダーク・サーティって映画で、主人公のCIA調査官が捕虜を尋問するシーンがあるんです。そこで180度をまたぐんですね。
日本版トレーラーの最後のカット見てください。向かい合ってる二人が両方とも左見てます。
そういうことしたいっす。
まぢですか
(
3RD EYE(管理人)
)
2022-04-21 00:31:51
名古屋のJさん
コメントありがとうございます!
ご無沙汰は僕のブログ記事で(笑
> 「手慣れた」ような安定感が逆に「なんか古臭くないか?」
まぢでそんなこと言われるんですか(笑
正直、「新しい」なんてほんとはないんですよね。
ジャンプカットとか180度またぐなんて、もうそれこそそろそろ100年くらいの歴史があるし(笑
> ゼネコンの広報担当者(30歳前後)
状況がわからないまま批判するのもなんですが、流行ってるものや昔流行ってたもの、を基準に、新しいとか古いとかダサいとかダサくないとかそういう感覚でいるのはなんとなく、、、なんなんでしょうね、、、
あの時代に流行っていたもの、この時代に流行っていたもの、今流行っているもの、これから流行りそうなもの、、いろんなものを感知して吸収して、自分の引き出しに入れておいて、必要なときにそれが必要だと思いついて素早く引き出されるようになりたいなーと個人的には思ってます。
行
(
「出」の字で寝てみた
)
2022-05-06 21:06:59
3RD EYEさん。
『ゼロ・ダーク・サーティ』予告編の繋ぎは本編では見られないものですが,それでも例に挙げられたのがすっごく意図的に感じます。米兵が「伏せろ」等の警告を地元の言葉ではなく英語で発する自爆テロの場面に重なるので。
言葉の分からない人が言葉の通じない場所に行っちゃ危ない。映像語法どころか映画の歴史も演劇も落語も知らないのかと言われそうな人にCM任せちゃダメでしょーという皮肉な図。やかましわ!と怒鳴られそうですが,アングルごとに濃淡があったり構図の突き詰め方に疑問があるなんて造作はケータイカメラで充分。映像のプロが狙ってやる(しかも名高いアメックスが宣伝費を払って)とも思えなかった。
玉石混交で映画を観まくったキューブリックは「自分ならもっと上手くやれそうだ」と確信して処女作や『2001年宇宙の旅』を作り,荒稼ぎしていたB級映画と同じ予算規模で傑作を当てたい(ヒットさせたい)と意気込んだヒッチコックは『サイコ』を撮りました。3RD EYEさんも不味い物もどこが不味いか見極めて栄養にして下さい。難行でもありましょう。どうぞ“胸焼け”注意の上で(苦笑)
セロダークサーティ
(
3RD EYE(管理人)
)
2022-05-09 12:11:12
「出」の字で寝てみたさん
ご無沙汰しています!!
> 『ゼロ・ダーク・サーティ』予告編の繋ぎは本編では見られないもの
そうなんです。これ、日本版の予告編のみでこのつなぎをしています。
本編ではこの尋問のシーンは結構長く、最初はセオリーどおり左右ちゃんとアングルをきめていて、途中で180度をまたぐところがあります。明らかに意図的に、、
ジェシカ・チャステインの顔のライティングがさっと変わるんですよね。うわーやりやがった!と見ていて思いました。
キューブリックもシャイニングで180度またぐの、このブログでも一度取り上げましたね。。
あとはヒートのバーでの会話とか、沈黙の羊の牢獄での会話とか、有名なのいっぱいあります。
そういうふうに使いたい、いわゆる必殺技だと思っているので、こういうあまり意図してなさそうなのを見ると、うへーと。。。そして
> アングルごとに濃淡があったり
そうなんですよね、、、、それもあって、初見で「はあなにこれ?」となっちゃったんです。で、これに意図があるとするとなんだろう?と思って意見を聞きたくブログに書いた次第です。。
グレードアップの種
(
「出」の字で寝てみた
)
2022-05-16 23:12:54
問題のアメックスCMで話している森永康平さんは森永卓郎さんのご子息でした。親子揃ってラジオ番組に出演して意見が衝突したり、父が子に解説を任せたりという面白い関係がみられました。
『ショーシャンクの空に』が放送される今週、3RD EYEさんには是非同作とディーキンスの名技性,みどころを教えて欲しいです。「金曜ロードショー」はTwitterの反応を非常に気にする映画番組ですが,概して映画に関するツイートというものは程度が低過ぎ読む気が萎えるほど。重要だったり鋭い!と感じるものは千に一つあればマシという印象で,素人動画をグレードアップさせてくれるような示唆など望めないのです。
お初です。
(
mochi
)
2022-10-22 17:45:44
始めまして、ときどき拝見していたのですが、ちょうど私が講義なんぞをやっている内容にもマッチしていたので、書き込ましていただきます。
このCMはフレーミングも外光のつながりもアイリスもてきとー過ぎて狙いというにしても説得力に欠けますね。
この例でない場合にはCMの宿命で視聴者の目を引き付けるために見てる人の視線を変えていく(人間は基本人が映ると目を見ると思うので)ということと、ルッキングルームを維持するのであれば、正面と上手下手というのは切り返しとしては有効なこともあると思っています。(音楽モノですね)
あとマッス(画面に占める重さ)の面で画面のミギ・ヒダリの変化ということも要素としてありますね。(この場合にルッキングルームも大事なのです。)
昔師匠に「街録インタビューの時は必ず目線を撮りわけなさい」と言われましたが、いろんな声をバラバラに街録でつなぐ場合には特に、大事だと思います。予めわかってるインタビューであれば、Aの意見の人は下手あて、Bの意見は上手あて、といった演出もあるのかと思います。
少し脱線しましたが、みなさんおっしゃるように今時のルールを破っているものの中に「本当にセオリーは理解していて、狙って破っている演出」がどれだけあるのか?はなはだ疑問で、小うるさいおじさんとして、こういったことを口うるさく言っていく姿勢って大事だと思います。
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2)そもそも絵変わりとカット変わりが目的なのでイマジナリーは意識していない。
3)ストーリーや動きのある「物語」ではないので気にしてない。
とかでしょうか、二人以上や対談だと気になりますがお一人のインタビューであれば気にならない人も多いのかもしれません。
本当のところはどうなんでしょうね…。
もちろん2人以上の場合はイマジナリーラインを死守しますが、1人のインタビューの場合は視聴者に飽きられないための絵変わりの手数を増やす意図で使いました。
といっても基本的には正面に近い画角と左右どちらかの画角を使って、たまに逃げたりちょっと外したいときや、視聴者に一瞬「おや?」と思わせたいときに逆を使うみたいなイメージです。
もちろんイマジナリーラインを守ってつくっても問題はなかったと思うのですが…。YouTuberの台頭もあり、スマホで見られることを前提とした映像づくりはこれまでの常識が通用しない部分もあるなと感じます。
コメントありがとうございます。
> 聞き手の存在を消すため
という意図は確かにありえそうですね。またぐと消えるのか?という疑問はありますが、そういう意図がある、と言われれば、納得できそうです。冒頭の3カットでその切り返しがガシガシとやるのは、「これは独語だよ!」という表現なのかもしれませんね。
僕はあえてはやりませんが、この手のことを映像学校とかではどう教えてるのか気になって、、、、
そういえば以前、カメラ目線のセンターカメラがあって、それを左右から挟むというのはアリだ、というのは見たことがあります。
任天堂の故岩田社長のメッセージ動画で、3カメで撮っていたのですが、そのうち左右の2カメがイマジナリーラインをまたいでいて英語で批判コメントがありました。そのときに誰かが「カメラ目線のメインカメラがあるからいい」と書いてました。
それと同じ理論で、この動画にも最後の方にカメラ目線のカットがあるので、「視聴者へのメッセージだ」という意味があるのかも。
ただまあそうすると1カット目は自分ならカメラ目線の映像にするなあ、、、、
ありがとうございます!!
> 視聴者に一瞬「おや?」と思わせたいとき
わかります。
話している内容によって、例えば、「これまではこうだったけどこれからはこう」って話をしているとき、ネガティブな「これまではこう」ってときは逆アングルのカメラにする、とかはあるかなーと思います。
あるいは、ここぞというときに違和感のあるカットを入れて注意を引くというのもありかと。
そういう意味でおっしゃるように演出意図によっては全くないとは思わないんですね。
ただ、この動画、ツイッターで流れてきたんですが、いきなり冒頭の3カットでガツガツと切り返すんです。なんで?と思いました。
と、ここまで書いて、自分は注意を引かれたんでもしかしてこの動画は成功なのではないか??と思ってきた、、、、(笑
おっしゃるように、短いWEB動画ならではの新しいトレンドなんですかねー 自分も学ばねば。。。
「車」などの「製品」がある場合はそれをインサートすればよいと思うのですが、実体のない「思想」や「思い」を表現するのには「その人」をインサートすることが多いかと。
そのために会社での仕事風景や取引先とのやりとり、場合によってはプライベートまで取材して編集することが多いと思いますが、取材日数がとれない予算が無いなどの理由で複数のカメラで複数の画角にすることでなんとか伝えたいことを撮る、というならばイマジナリーラインをまたぐ撮影・編集はありかと。
ただそうならばもっとインタ最中の顔のクローズアップもあっても良いと思うのですがそれはないですし、全てのカットがフィックスで比較的緩いカット(あっても後処理ズーム)しかないのは内容は良いとしても映像としては薄っぺらい手抜き感を感じてしまうのはもう自分の感性が古いということなのか別の心配をしてしまいますね(笑)
僕らは、カメラワークやカット割りのセオリーを守った映像こそ安心して見ていられるのですが、昨今はその「手慣れた」ような安定感が逆に「なんか古臭くないか?」と思うようです。
先日あるゼネコンの広報担当者(30歳前後)が、テキストのモーションを「こういうのはマイナーな企業の動画みたいだからダサい」とか、「細ゴシック系のフォントはオシャレじゃない」と言われました。
いろいろ分析が鋭い。
正直、予算や撮れ高もありますよね。きっと本来ならインサートで埋めたいところが、そのような絵を撮る時間も予算もなく、そもそも撮れる機会もないため別カメを無人で一台置いておいてなんとなく埋めるみたいな話が本質だと思います。
正直このようなインタビューの切り返しはテレビではよく見ると思います。特にスポーツ系の荒々しい演出のエフェクトバリバリ入ったのだとしょっちゅう。
> 自分の感性が古い
というよりは、基本に忠実でありながら、ここぞという効果のあるところでこういう違和感のあるアングルを使えるディレクターでありたいなーーと思います。
ゼロ・ダーク・サーティって映画で、主人公のCIA調査官が捕虜を尋問するシーンがあるんです。そこで180度をまたぐんですね。
日本版トレーラーの最後のカット見てください。向かい合ってる二人が両方とも左見てます。
そういうことしたいっす。
コメントありがとうございます!
ご無沙汰は僕のブログ記事で(笑
> 「手慣れた」ような安定感が逆に「なんか古臭くないか?」
まぢでそんなこと言われるんですか(笑
正直、「新しい」なんてほんとはないんですよね。
ジャンプカットとか180度またぐなんて、もうそれこそそろそろ100年くらいの歴史があるし(笑
> ゼネコンの広報担当者(30歳前後)
状況がわからないまま批判するのもなんですが、流行ってるものや昔流行ってたもの、を基準に、新しいとか古いとかダサいとかダサくないとかそういう感覚でいるのはなんとなく、、、なんなんでしょうね、、、
あの時代に流行っていたもの、この時代に流行っていたもの、今流行っているもの、これから流行りそうなもの、、いろんなものを感知して吸収して、自分の引き出しに入れておいて、必要なときにそれが必要だと思いついて素早く引き出されるようになりたいなーと個人的には思ってます。
『ゼロ・ダーク・サーティ』予告編の繋ぎは本編では見られないものですが,それでも例に挙げられたのがすっごく意図的に感じます。米兵が「伏せろ」等の警告を地元の言葉ではなく英語で発する自爆テロの場面に重なるので。
言葉の分からない人が言葉の通じない場所に行っちゃ危ない。映像語法どころか映画の歴史も演劇も落語も知らないのかと言われそうな人にCM任せちゃダメでしょーという皮肉な図。やかましわ!と怒鳴られそうですが,アングルごとに濃淡があったり構図の突き詰め方に疑問があるなんて造作はケータイカメラで充分。映像のプロが狙ってやる(しかも名高いアメックスが宣伝費を払って)とも思えなかった。
玉石混交で映画を観まくったキューブリックは「自分ならもっと上手くやれそうだ」と確信して処女作や『2001年宇宙の旅』を作り,荒稼ぎしていたB級映画と同じ予算規模で傑作を当てたい(ヒットさせたい)と意気込んだヒッチコックは『サイコ』を撮りました。3RD EYEさんも不味い物もどこが不味いか見極めて栄養にして下さい。難行でもありましょう。どうぞ“胸焼け”注意の上で(苦笑)
ご無沙汰しています!!
> 『ゼロ・ダーク・サーティ』予告編の繋ぎは本編では見られないもの
そうなんです。これ、日本版の予告編のみでこのつなぎをしています。
本編ではこの尋問のシーンは結構長く、最初はセオリーどおり左右ちゃんとアングルをきめていて、途中で180度をまたぐところがあります。明らかに意図的に、、
ジェシカ・チャステインの顔のライティングがさっと変わるんですよね。うわーやりやがった!と見ていて思いました。
キューブリックもシャイニングで180度またぐの、このブログでも一度取り上げましたね。。
あとはヒートのバーでの会話とか、沈黙の羊の牢獄での会話とか、有名なのいっぱいあります。
そういうふうに使いたい、いわゆる必殺技だと思っているので、こういうあまり意図してなさそうなのを見ると、うへーと。。。そして
> アングルごとに濃淡があったり
そうなんですよね、、、、それもあって、初見で「はあなにこれ?」となっちゃったんです。で、これに意図があるとするとなんだろう?と思って意見を聞きたくブログに書いた次第です。。
『ショーシャンクの空に』が放送される今週、3RD EYEさんには是非同作とディーキンスの名技性,みどころを教えて欲しいです。「金曜ロードショー」はTwitterの反応を非常に気にする映画番組ですが,概して映画に関するツイートというものは程度が低過ぎ読む気が萎えるほど。重要だったり鋭い!と感じるものは千に一つあればマシという印象で,素人動画をグレードアップさせてくれるような示唆など望めないのです。
このCMはフレーミングも外光のつながりもアイリスもてきとー過ぎて狙いというにしても説得力に欠けますね。
この例でない場合にはCMの宿命で視聴者の目を引き付けるために見てる人の視線を変えていく(人間は基本人が映ると目を見ると思うので)ということと、ルッキングルームを維持するのであれば、正面と上手下手というのは切り返しとしては有効なこともあると思っています。(音楽モノですね)
あとマッス(画面に占める重さ)の面で画面のミギ・ヒダリの変化ということも要素としてありますね。(この場合にルッキングルームも大事なのです。)
昔師匠に「街録インタビューの時は必ず目線を撮りわけなさい」と言われましたが、いろんな声をバラバラに街録でつなぐ場合には特に、大事だと思います。予めわかってるインタビューであれば、Aの意見の人は下手あて、Bの意見は上手あて、といった演出もあるのかと思います。
少し脱線しましたが、みなさんおっしゃるように今時のルールを破っているものの中に「本当にセオリーは理解していて、狙って破っている演出」がどれだけあるのか?はなはだ疑問で、小うるさいおじさんとして、こういったことを口うるさく言っていく姿勢って大事だと思います。