清く、正しく、美しいウォーレン夫妻の「死霊館」シリーズの第3弾。「死霊館」ユニバースだと第7弾って、笑。劇場で観てるのは4本で、DVDはまだ観てないのが2本あるなあ。私って・・・何?
予想通り、真面目な作りだ。
そして、敵はやっぱり悪魔だ。原題もTHE CONJURING: THE DEVIL MADE ME DO ITで、はっきりDEVILと言っている。なので、バリバリの日本人の私はすでに引きの状態。そして、相変わらずアメリカの一軒家は無駄に大きい。なのに間接照明。大きい電灯つければいいじゃん。そして、悪魔に憑かれているのは8歳位の子供なのに、私のマンションより広いに違いないバスルーム付きの子供部屋に一人で寝かされ、当然のように襲われる。だからあ、狐に憑かれた子供がいたら居間に家族全員集まって、皆で布団を敷いて電気を煌々とつけてるだろ、日本人なら。
でも、日本の映画じゃないから。
もっと裁判のシーンがあるのかと思った。類似事件の州の違う警察とウォーレン夫妻の取引とかをうまく絡めてるんだから、もうちょっと裁判を・・・。「悪魔」を陪審員が信じたかどうかをやって欲しかったなあ。多分、最初は「有罪なら死刑」だったのが、結果「有罪で5年」になってたので検察側(アメリカのコネチカット州も検察なのかな?)が途中で起訴の罪状を変えたんだろうけど、なぜ変えたのか、ウォーレン夫妻が持ってきた証拠がそうさせたのかなど、エンドロールでも「事実」を強調してたんだから、そこを分かるようにして欲しかったなあ。
最後はもちろん愛が勝つ。
でも、実行犯が身近過ぎる。エクソシストの神父さん、役に立たないどころか、ウォーレン夫妻を危険に晒すとは・・・。
あと、ウォーターベッドで子供が必ず遊ぶって、なんで知ってたんだろう?
予想通り、全く怖くなかった・・・。出だしは迫力あったけど、「エクソシスト」の焼き直しみたいだったし。でも、観客の若い女の子たちは怖がってたよ。私の感性が鈍ってるのかなあ。でも、身近に悪魔いないしなあ。そして、エクソシストの悪魔祓いが、悪魔の名前を聞いて、その名前を呼びながら聖水かけると、悪魔が退散するというのが、どーも納得できない。
1981年が舞台なので、ブロンディのコール・ミーが効果的に使われてるんだが。
この曲、リチャード・ギア主演映画「アメリカン・ジゴロ」の主題歌で、私は多分3本立ての名画座で観たんだけど。もう、「アメリカン・ジゴロ」のリチャード・ギアが素敵で、カッコよくて。あんまり彼が良すぎて、次の「愛と青春の旅立ち」で皆のリチャード・ギアになってしまって・・・。で、未だに「愛と青春の旅立ち」を観てない私。