南の海のワナビ

小説家を目指す「南野海」の野望ははたして達成されるのか?

「二挺拳銃お姫様」墜落中

2007-08-09 23:20:33 | 作家への道
 木曜日恒例のただ読み.ネット、更新です。
 南野の「二挺拳銃お姫様」ついに三位。票も順調に落ちています。
 いよいよ、限界かも。
 累計、768票。目標の1000を突破するには、もうちょっとだけ踏ん張ってくれないと無理そうです。
 というわけで、応援投票してくださると嬉しいです。
 先週入れてくださった方はありがとうございました。ついでに今週もお願いします。

 南野の作品以外では、一位争いが熾烈になってきそうな雰囲気。
 「青き光の王子」が三週連続の一位ですが、同率一位で「野生のライオン ―捨てられた人工知能―」が飛びだしてきました。
 来週どうなるんでしょうね?

 ちなみにただ読みネットはこちら。
 http://www.tadayomi.net/light/

 ケータイはこちらから。
 http://mkw.papy.co.jp/exzg/ranking.php

 読むのも投票するのも無料です。
 毎週、ひとり一票有効です。



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米澤穂信のミステリー最高傑作は「犬はどこだ」だと思う

2007-08-07 22:19:24 | 読書
 角川学園大賞でデビューして、今や青春ミステリーの分野ではトップクラスの米澤穂信さんの最高傑作はなんだろうと考えたところ、キャラクター小説としては「小市民シリーズ」、ミステリーとしては「犬はどこだ」ではないかというのが南野の考えです。

 「犬はどこだ」をちょっと読み返してみたんですが、ふたつの事件が微妙に絡み合いつつ、意外な展開を見せるこのストーリーはすばらしく、密室殺人も、アリバイ崩しも、見立て殺人も出てきませんが、ミステリーとしてはじつにすばらしいと思います。
 キャラとしても、体をこわしてリハビリのために探偵をはじめた(もともとは犬探しのはずだった)紺屋長一郎と、ハードボイルドにあこがれるフリーター、ハンぺー(半田平吉)のふたりのコンビはなかなか楽しいです(美少女成分が抜けてますが)。
 この人のテイストはライトノベルのそれとはやはりどこかずれていて、一般ミステリーの分野に移ってきて正解だったような気がします。
 無理にライトノベルを意識して書いた、古典部シリーズよりも、東京創元社で出しているシリーズのほうが面白いと思います(内容はあまり変わらないという気もしますが)。
 とくに、ミステリーとして見てしまうと、やはり「犬はどこだ」は古典部シリーズなどよりはるかに出来がいいとしか言えません。
 たとえば、第一作目の「氷菓」などは、ちいさな事件の短編集なのですが、やはり小粒な感じがしますし、なによりタイトルになった氷菓の意味が、これはないだろうって感じです。
 もっとはっきり言うならば、おまえは郁恵ちゃんかと?
(若い人には意味不明かもしれませんが、むかし「夏のお嬢さん」という曲がありまして……)

 「犬はどこだ」の主人公コンビは、年齢がすこし上なため、他の作品に比べれば、青春成分が不足かもしれませんが、南野などから見ると、ドロップアウトしたサラリーマン(彼の場合は銀行員)は、ちょっと変な高校生より感情移入できてしまうのです。
 ただ一般的にはキャラのおもしろさとしては、小市民シリーズの方が上かもしれません。ちょっと現実離れしてますが、やっぱりあのふたりは見ていて楽しいですからね。

 ライトノベルから入った十代の読者のかたには、ちょっと取っつきにくい話かもしれませんが、ぜひ読んでみてください。
 おもしろいですから。

犬はどこだ
米澤 穂信
東京創元社

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「ダ・ヴィンチ・コード」は展開早すぎ

2007-08-05 23:41:52 | 映画
 WOWWOWで「ダ・ヴィンチ・コード」やってたんですけど、映画館で見たときより、おもしろく感じましたね。
 まあ、めちゃくちゃ展開の早い映画なので、ついていくのにせいいっぱい。
 二回目なので余裕が出来たんでしょうか?(一応映画見る前にも原作は読んでたんですが)

 ただこの話、ダ・ヴィンチの絵などから、マグダラのマリアの秘密を解明していく部分はすごくおもしろいんですが、それ以外の部分がどうも……。
 とくに冒頭でルーブル美術館長が撃たれたあと、死ぬ間際の貴重な時間を使って、あんなことするか? もうアホかと。
 自分の体を使ってダイイングメッセージって? しかも素っ裸になって。
 あのポーズにそこまで重要な意味があるとはどうしても思えないんですが……。
 (原作だともっと説明してたような気がするけど、思い出せません。映画じゃあれの説明ってまったくしてないですよね? ダ・ヴィンチが関係あることしかわからない)
 キリスト教の秘密を巡って、ふたつのグループが争うのも日本人にはよくわかりません。
 キリストが妻をめとって子供を作ってたって言われても、大多数の日本人なら、ふ~ん、そうなの? で終わってしまうところを、クリスチャンたちはおおさわぎするらしいのです。
 まあ、クリスチャンでもない日本人には、キリストは神じゃなくて人間だって言うのはごく自然に受け入れられてしまいますから。
 キリストを神と信じるキリスト教の国々にはそうとうスキャンダラスな内容なのでしょう。だからこそ大ヒットしたはずです。
 逆に言えば、なんで日本でも売れたんでしょう?
 もう、海外の売れ行きに釣られたとしか思えませんね。
 だって、「聖杯」「ダ・ヴィンチの絵」「マグダラのマリア」、このへんの謎解き以外、そこまで大ヒットする要因はありませんよ。

 あくまでも個人的な意見ですが、日本で売ろうと思ったら、小説仕立てにするより、五島勉先生あたりにノンフィクション風にまとめてもらった方がいいんじゃないでしょうか?
 もちろん主人公は「フィクション五島勉」。彼が陰謀に巻きこまれたりしながら、「聖杯」の秘密をノストラダムスの大予言風に解き明かしていく。版元はとうぜんNONブックス。
 売れそうな気がするんですが……、ダメっすか?

ダ・ヴィンチ・コード デラックス・コレクターズ・エディション

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ちょっと馬鹿にしてた「ケロロ軍曹」がおもしろいことについて

2007-08-05 00:44:11 | マンガ
 マンガ喫茶でケロロ軍曹を読んでみました。
 もちろんこのマンガのことは知ってましたが、小学生の子供向けマンガだと思って今まで手を出さずにいたんですが、ほんの気まぐれで読んでみたところ、
 あれ? これっておもしろくね?
 と思わずうなってしまいましたよ。

 たしかに子供向けと言えば子供向けなんですが、「ドラえもん」なんかに比べると、かなり毒をふくんでる気がします。
 そもそもケロロって地球を侵略に来た宇宙人だったんですね。
 のび太を助けるためにやってきたドラえもんとはえらい違いです。
 しかも、居候先の冬樹と友達になったり、夏美にこき使われたりしながら、なじんでいく。
 地球侵略の任務をすすめないのも、地球人との友情に目覚めたと言うより、むしろさぼってる。
 日常生活に転がり込んできた異物という設定の中でも、ものすごく人間くさい。それもどっちかというとダメ人間。
 そのへんがたぶん、読者の共感を呼ぶんじゃないでしょうか?

 まあ、ケロロの部下たちも一癖も二癖もあるのが集まってるし、
 この手の子供マンガにへめずらしく、美少女(しかもみな個性的)てんこ盛りっていうのも新鮮です。

 さらにパロディもふんだんに取り入れられていて(しかも小学生の子供にわからないようなもの)、子供向けマンガとオタク向けマンガが合体したようなところが、幅広い読者をつけているのかもしれません。

 それはそうと、素朴な疑問なんですが、なんで小隊の隊長が軍曹で、部下に曹長がいるんでしょう?
 部下の伍長はタメ口叩いてるし。
 いや、まあ、どうでもいいっていえば、どうでもいいんですが……。

ケロロ軍曹 (1)
吉崎 観音
角川書店

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「トゥームレイダー」はなんかイマイチ

2007-08-03 23:37:32 | 映画
 テレビで「トゥームレイダー」やってました。
 たぶん、見るのは二回目だと思いますが、やっぱりなんかイマイチ。
 なんででしょうね? 美女と暗号と宝探し、ついでにお色気とアクション。南野の趣味直撃のはずなのに。

 たぶん、最大の原因は、主人公ララの行動原理がよくわからないってことなんじゃないでしょうか?
 大富豪で宝探しが趣味みたいな感じですけど、まずそのへんからしてよくわかりません。
 金持ちなんだから、宝なんか探さなくてもいいだろう?ってなもんです。
 だから、あまりララに感情移入できないのかもしれません。
 今度の事件に関しても、秘密結社の野望を阻止するのが目的だったら、破片の片割れをうばった時点で終わりでしょう? あとは、惑星直列まで、相手にうばわれなければいい。敵にしたところで、破片ふたつがそろわなければ野望は達成できないわけですから。
 なぜ、わざわざ破片を敵に渡して、同行するんです?
 時を操る力を使って、死んだ父親をよみがえらせたいというのが一応の理由のようですが、
 いい年したおとなが、何年も前に死んだ父親にそんなことするでしょうか? しかも、ものすごくリスクが高いのに。
 しかも、いざ父親に会って、それはできないと言われるとあっさり納得してるし。
 おまえ、父親をよみがえらせるために、地球の危機も顧みず、時を操る力を得たかったんじゃないの? 簡単にあきらめるなよ。
 ってなもんです。
 おまけに、死んだ父親をよみがえらせるのはダメだけど、昔の相棒?(007のひと)をよみがえらせるのはOKなの?
 もう、わけわかりません。
 アクションもCGに頼りすぎですし、あんまり燃えません。
 それに最後の肉弾戦のシーン。
 敵はナイフが刺さって瀕死の重傷だったんじゃないの?
 なに、いきなり元気になって、ララと戦ってるんだよ?
 もういろんなところで破綻しまくり。おまけに、謎解きとアクションがウリのはずなのに、超常現象に頼りすぎ。ついでにご都合主義ひどすぎ。
 なんかこうやって、分析してみると、いいところほとんどないです。
 基本設定自体はそんなに悪くないはずなのに……。もうちょっとなんとかならなかったんでしょうか?

アンジェリーナ・ジョリー ツインパック 「トゥームレイダー1&2」

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「二挺拳銃お姫様」返り咲きはちょっと無理だった

2007-08-02 19:48:37 | 作家への道
 木曜日、恒例のただ読みネット更新されました。
 南野の「二挺拳銃お姫様」は先週と同じく二位。
 ううむ。やっぱり一位返り咲きはちょっと無理でした。
 それでもまあ、一気に下の方に行かなかっただけましでしょうか。
 まあ、新旧交代の時期なのか、新作がばんばん入ってきているので大変ですが、もうちょっとがんばってみたいと思います。
 とりあえず、総得票で730まで行きました。
 目標の1000票まであと270。ちょっときつそう。
 でもまあ、半年ほどほっておけば、それくらい行かないですかね?
 というわけで、皆様の熱い応援をお待ちしております。

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