南野はじつはけっこう涙もろくて、映画なんか見ててもしょっちゅう泣くことがあります。しかもそのツボがすこし普通の人とずれていたりします。
では、いったい南野はどんな映画で泣いてきたのか?
それをちょっと書いてみたいと思います。それも「これで泣いた」っていう話をあまり聞かない映画をピックアップして。
それでは、まずはじめに……、
「カンフーハッスル」
え? いくらなんでも間違いだろうって?
いえ、とんでもありません。カンフーハッスルは泣ける映画なんです。もちろん笑うシーンもたくさんありますけどね。
いったいどこで泣くんだよ?
そういう方のために説明しましょう。
チャウ・シンチー扮するシンが町で、しゃべれない女から食い物(なんだったかは忘れました)を奪って逃げるシーンです。
シンは中途半端なちんぴらでいるのがいやで、悪になりきろうとします。そして悪さを働いた相手が、かつて自分が子供のころ、正義を貫いて守ろうとした女の子だとわかったとき、あまりの衝撃でそこから逃げ去っていきます。
このシーン、南野のツボを直撃しました。
かつて理想を抱いていたのに、いつの間にか堕落してしまった現実。それをもっとも見られたくない人に見られてしまった衝撃。
まさに今の自分の醜さを突きつけられてしまったような気がしたでしょう。
そのときのシンの心情を察すると泣けてしまうのです。そしてあのシーンをターニングポイントにして、シンは正義を取りもどそうともがきます。そのことがまた泣けます。
南野はこのシーンで泣いたって話をほとんど聞いたことがありませんけど、それってみんな隠してるんじゃないんでしょうか?
「カンフーハッスル」で泣いたって知られるのが恥ずかしくて。
そうでなければ、その人は人生に挫折も妥協も知らずに生きてきたんじゃないだろうかって、思ってしまいます。
つぎに同じ香港映画から、
「奇蹟/ミラクル」
言わずとしれたジャッキーチェンの映画。
ジャッキーチェンの作品群の中では、知名度はそれほどありませんが、唯一ボロ泣きさせる映画です。
これはなにかの名作を下敷きにしてるんだと思いましたが、貧しい花売りの女性が娘のために身分を偽る話です。ジャッキー扮する主人公はそれを手助けします。お世辞にも立派な人間と言えないやつらが、彼女を助けるために必死になるのです。しかしやりなれないことをするため、ぼろが出る。それを必死に取りつくろうのですが、最後ににっちもさっちもいかなくなる。そんなときに、「奇蹟」が起こる。そんな話です。
南野はあのシーンで涙が止まりませんでした。
ただこの映画は「泣けた」って人は意外と多いかもしれません。
では、これで泣いたって話を聞いたことがない映画を。
「ハウルの動く城」
けっこう評価はぼろくそです。「いい」っていう人も、泣いたとは言いません。
たしかにストーリーは難解で、南野もけっして完全に理解したとは言えません。
しかし南野を打ちのめすシーンはたしかに存在するのです。
それはハウルの弟子の子供(名前忘れました)が主人公ソフィーにこう言うシーンです。
「僕たちって家族だよね?」
正確にはちがうかもしれませんが、そんな意味のことを聞きました。
家族を失った人たちが、疑似家族を構成し、それにしがみつこうとしている気持ちが痛すぎるのです。
同じようにハウルが戦場に向かうとき、とめようとするソフィーに言います。
「守る物ができたから、戦いに行くんだ」
ちゃらんぽらんに生きてきたハウルが、愛する物を守るために戦うことを決意するシーンです。
孤独で愛に不器用な人たちが、居場所を求めてもがきあってるように見えます。
そしてやっと見つけた物を守ろうと必死になっているのです。
南野にとってこの映画は、細かい部分はどうでもいいのです。孤独で心に問題を抱えた人たちが集まって、互いに必要としながら幸せになっていく。それで十分なのです。
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では、いったい南野はどんな映画で泣いてきたのか?
それをちょっと書いてみたいと思います。それも「これで泣いた」っていう話をあまり聞かない映画をピックアップして。
それでは、まずはじめに……、
「カンフーハッスル」
え? いくらなんでも間違いだろうって?
いえ、とんでもありません。カンフーハッスルは泣ける映画なんです。もちろん笑うシーンもたくさんありますけどね。
いったいどこで泣くんだよ?
そういう方のために説明しましょう。
チャウ・シンチー扮するシンが町で、しゃべれない女から食い物(なんだったかは忘れました)を奪って逃げるシーンです。
シンは中途半端なちんぴらでいるのがいやで、悪になりきろうとします。そして悪さを働いた相手が、かつて自分が子供のころ、正義を貫いて守ろうとした女の子だとわかったとき、あまりの衝撃でそこから逃げ去っていきます。
このシーン、南野のツボを直撃しました。
かつて理想を抱いていたのに、いつの間にか堕落してしまった現実。それをもっとも見られたくない人に見られてしまった衝撃。
まさに今の自分の醜さを突きつけられてしまったような気がしたでしょう。
そのときのシンの心情を察すると泣けてしまうのです。そしてあのシーンをターニングポイントにして、シンは正義を取りもどそうともがきます。そのことがまた泣けます。
南野はこのシーンで泣いたって話をほとんど聞いたことがありませんけど、それってみんな隠してるんじゃないんでしょうか?
「カンフーハッスル」で泣いたって知られるのが恥ずかしくて。
そうでなければ、その人は人生に挫折も妥協も知らずに生きてきたんじゃないだろうかって、思ってしまいます。
つぎに同じ香港映画から、
「奇蹟/ミラクル」
言わずとしれたジャッキーチェンの映画。
ジャッキーチェンの作品群の中では、知名度はそれほどありませんが、唯一ボロ泣きさせる映画です。
これはなにかの名作を下敷きにしてるんだと思いましたが、貧しい花売りの女性が娘のために身分を偽る話です。ジャッキー扮する主人公はそれを手助けします。お世辞にも立派な人間と言えないやつらが、彼女を助けるために必死になるのです。しかしやりなれないことをするため、ぼろが出る。それを必死に取りつくろうのですが、最後ににっちもさっちもいかなくなる。そんなときに、「奇蹟」が起こる。そんな話です。
南野はあのシーンで涙が止まりませんでした。
ただこの映画は「泣けた」って人は意外と多いかもしれません。
では、これで泣いたって話を聞いたことがない映画を。
「ハウルの動く城」
けっこう評価はぼろくそです。「いい」っていう人も、泣いたとは言いません。
たしかにストーリーは難解で、南野もけっして完全に理解したとは言えません。
しかし南野を打ちのめすシーンはたしかに存在するのです。
それはハウルの弟子の子供(名前忘れました)が主人公ソフィーにこう言うシーンです。
「僕たちって家族だよね?」
正確にはちがうかもしれませんが、そんな意味のことを聞きました。
家族を失った人たちが、疑似家族を構成し、それにしがみつこうとしている気持ちが痛すぎるのです。
同じようにハウルが戦場に向かうとき、とめようとするソフィーに言います。
「守る物ができたから、戦いに行くんだ」
ちゃらんぽらんに生きてきたハウルが、愛する物を守るために戦うことを決意するシーンです。
孤独で愛に不器用な人たちが、居場所を求めてもがきあってるように見えます。
そしてやっと見つけた物を守ろうと必死になっているのです。
南野にとってこの映画は、細かい部分はどうでもいいのです。孤独で心に問題を抱えた人たちが集まって、互いに必要としながら幸せになっていく。それで十分なのです。
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