「アバター」見てきました。3Dじゃなくて普通のやつ。
3Dは近所の映画館でやってなかったし、目がつかれそうだったからパス。
そもそも僕は映画見るときは眼鏡掛けるんですが、眼鏡の上から3D眼鏡ってかけれるんだろうか?
物語はパンドラという星に資源を求めて人類が行くんですが、そこの原住民はそれをよく思わず、けっきょく外交は行き詰まり、戦争になります。
主人公のジェイクは原住民の恰好をした生命体の中に意識を移す装置を使い、彼らの中に溶け込み、スパイ活動をしますが、人類のやり方に疑問を感じ、人類を裏切って原住民側についちまいました。
で、人類側の大佐と戦うわけです。
これ、誰がどう見ても、人類側がアメリカ、あるいは白人で、原住民側がアメリカン・インディアン、あるいは現在の発展途上国なわけですよ。
正直、アメリカ人がこんな映画作ってどうするんだ? って感じですよ。
アメリカ人がいくら脳天気だろうと、悪役側が自分たちだってことくらい気づくはず。アメリカ人はこれをどういうつもりで見たんでしょう?
ひゃっほう、主人公と仲間たちが、悪役軍人をぶっ殺したぜ。最高っ!って大喜びしたんでしょうか?
だとしたら、アメリカ人はただの馬鹿です(笑)。
それとも、娯楽映画を見て、俺たちのやったことは罪深いと反省するんでしょうか?
(誰が金払ってそんなことするかっつうの)
キャメロンって自虐の人?
この映画、ほんとうにアメリカで当たったのか?
まあ、「タイタニック」からして、労働者万歳、金持ちは死ねって映画でしたから、この人が左翼なのはまちがいないと思いますが。
日本人の立場から見れば、素直に原住民側を応援できるというもの。
主人公ジェイクは戦闘で下半身不随になり、車いすで宇宙船に乗り、任務に就きます。任務に成功すればかわりの足がもらえるから。
意識を人工生命体に移せば、以前以上の身体能力で走れる、跳べる。
で、ジェイクは大はしゃぎ。それこそ、ひゃっほうと森を駆け抜けます。
そしてスパイのはずが、原住民として馬に乗ったり、鳥に乗ったりしてるうちに、どっちが現実かわからなくなってしまいます。
なにしろ、現実の世界では、自力で歩くこともできない元兵士。
仮想現実のような世界では、森を走り、鳥に乗って空を飛び、自然と一体化し、おまけに恋をし、自分を受け入れる儀式までされちまいます。
どう考えても、こっちのほうがいいぜ。
ジェイクがそう思っても仕方がありません。
ひきこもりがネットの中に逃避していくようなものです。
しかしじっさいはネットの中の仮想現実ではなく、ただの現実に過ぎません。自分を入れる器がちがうだけです。
その結果、自分を送りこんだ大佐と対立することになるわけです。
初めのうちこそ、なんとか両者をうまく調停しようとしますが、大佐の容赦のない攻撃により、ついに向こう側についちまいます。
ついに裏切り者として捉えられますが、やはり大佐のやり方に疑問を感じた女パイロットの手引きで脱走。意識を移し返す機械と供に原住民と合流しますが、こっちでも裏切り者あつかい。
ところが、ジェイク、赤いドラゴンをあやつり、伝説の勇者になっちまいました。
これのおかげで、原住民達はみな尊敬の眼。
愛想尽かした恋人まで、惚れ直します。
やっぱり、こっちのほうの俺がほんとうだぜ。って思っても仕方ないよな。
そしていろんな部族を集め、軍と対決。軍人達を容赦なくぶっ殺しまくります。
こっからの戦いはど迫力です。大佐ははじめ見たとき、こいつがラスボスになるとはまったく思ってませんでしたが、ロボットみたいのに乗って大奮戦。
そして大佐を率いる軍を破り、最後はただひとり、この星に残る選択をします。
人間の肉体を捨て、仮の姿を本物の姿にして。
という話なんですが、やっぱりどう考えてもアメリカ人が手放しに喜べる話じゃないと思うんですがどうなんでしょう?
南野の小説(電子書籍)「二挺拳銃お姫様」「海の底のアルテミス」発売中。ともに税込み525円。
ケータイで読みたい人は、ただ読みネットから入って、「人気作が待望の電子書籍化」というところを探してみてね。
押してね。
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3Dは近所の映画館でやってなかったし、目がつかれそうだったからパス。
そもそも僕は映画見るときは眼鏡掛けるんですが、眼鏡の上から3D眼鏡ってかけれるんだろうか?
物語はパンドラという星に資源を求めて人類が行くんですが、そこの原住民はそれをよく思わず、けっきょく外交は行き詰まり、戦争になります。
主人公のジェイクは原住民の恰好をした生命体の中に意識を移す装置を使い、彼らの中に溶け込み、スパイ活動をしますが、人類のやり方に疑問を感じ、人類を裏切って原住民側についちまいました。
で、人類側の大佐と戦うわけです。
これ、誰がどう見ても、人類側がアメリカ、あるいは白人で、原住民側がアメリカン・インディアン、あるいは現在の発展途上国なわけですよ。
正直、アメリカ人がこんな映画作ってどうするんだ? って感じですよ。
アメリカ人がいくら脳天気だろうと、悪役側が自分たちだってことくらい気づくはず。アメリカ人はこれをどういうつもりで見たんでしょう?
ひゃっほう、主人公と仲間たちが、悪役軍人をぶっ殺したぜ。最高っ!って大喜びしたんでしょうか?
だとしたら、アメリカ人はただの馬鹿です(笑)。
それとも、娯楽映画を見て、俺たちのやったことは罪深いと反省するんでしょうか?
(誰が金払ってそんなことするかっつうの)
キャメロンって自虐の人?
この映画、ほんとうにアメリカで当たったのか?
まあ、「タイタニック」からして、労働者万歳、金持ちは死ねって映画でしたから、この人が左翼なのはまちがいないと思いますが。
日本人の立場から見れば、素直に原住民側を応援できるというもの。
主人公ジェイクは戦闘で下半身不随になり、車いすで宇宙船に乗り、任務に就きます。任務に成功すればかわりの足がもらえるから。
意識を人工生命体に移せば、以前以上の身体能力で走れる、跳べる。
で、ジェイクは大はしゃぎ。それこそ、ひゃっほうと森を駆け抜けます。
そしてスパイのはずが、原住民として馬に乗ったり、鳥に乗ったりしてるうちに、どっちが現実かわからなくなってしまいます。
なにしろ、現実の世界では、自力で歩くこともできない元兵士。
仮想現実のような世界では、森を走り、鳥に乗って空を飛び、自然と一体化し、おまけに恋をし、自分を受け入れる儀式までされちまいます。
どう考えても、こっちのほうがいいぜ。
ジェイクがそう思っても仕方がありません。
ひきこもりがネットの中に逃避していくようなものです。
しかしじっさいはネットの中の仮想現実ではなく、ただの現実に過ぎません。自分を入れる器がちがうだけです。
その結果、自分を送りこんだ大佐と対立することになるわけです。
初めのうちこそ、なんとか両者をうまく調停しようとしますが、大佐の容赦のない攻撃により、ついに向こう側についちまいます。
ついに裏切り者として捉えられますが、やはり大佐のやり方に疑問を感じた女パイロットの手引きで脱走。意識を移し返す機械と供に原住民と合流しますが、こっちでも裏切り者あつかい。
ところが、ジェイク、赤いドラゴンをあやつり、伝説の勇者になっちまいました。
これのおかげで、原住民達はみな尊敬の眼。
愛想尽かした恋人まで、惚れ直します。
やっぱり、こっちのほうの俺がほんとうだぜ。って思っても仕方ないよな。
そしていろんな部族を集め、軍と対決。軍人達を容赦なくぶっ殺しまくります。
こっからの戦いはど迫力です。大佐ははじめ見たとき、こいつがラスボスになるとはまったく思ってませんでしたが、ロボットみたいのに乗って大奮戦。
そして大佐を率いる軍を破り、最後はただひとり、この星に残る選択をします。
人間の肉体を捨て、仮の姿を本物の姿にして。
という話なんですが、やっぱりどう考えてもアメリカ人が手放しに喜べる話じゃないと思うんですがどうなんでしょう?
南野の小説(電子書籍)「二挺拳銃お姫様」「海の底のアルテミス」発売中。ともに税込み525円。
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