南の海のワナビ

小説家を目指す「南野海」の野望ははたして達成されるのか?

娘離れできない親父大活躍「96時間」

2009-09-01 21:41:32 | 映画
 あまり見る気はなかったんですが、知ってる人がおもしろいというので見に行ったら、ほんとにおもしろかった。
 あらすじは娘を誘拐された親父(リーアム・ニーソン)が、マフィアから娘を取りもどすというだけなんですが、この親父、元秘密工作員。
 しかも娘を溺愛してます。どれくらい溺愛してるかというと分かれた女房(ファムケ・ヤンセン)に異常といわれるくらい。
 娘(歌手志望)の17歳の誕生日、プレゼントにカラオケマシーンを買っていき、娘が喜ぶと自分も大喜び。しかしその後、元女房の新しい旦那が馬を持って来やがった。
 俺はカラオケマシーンで、あいつは馬かよっ!
 親父の心の叫びが聞こえてくるようです。
 すこしは実の父親に気をつかってやれよ、娘。な?
 そして、仕事で守った歌手から、トレーナーやマネージャーを紹介され、うはうはの親父。
 これで俺の株が上がるぜ。なんてったって、あいつはしょせん馬。こっちはプロ歌手のツテだぜ。明日の食事のとき、驚かせてやるんだい。
 ところが、食事には母親まで同席し、しばらくパリに行きたい。とかぬかします。いきなりの不意打ち。しかも、ちょっと考えさせてくれというと、パパなんて嫌い。と飛び出しちまいます。
 それを見てなじる母親。
 まあ、この女は離婚して正解かもな。
 しかしなんだかんだいて、許してしまう親父。ただし、条件として、毎晩電話しろ。
 そしていざパリに着くと、電話がないのにいらいらし、夜中に別れた女房に電話し、電話掛かってこないんだけど、どうするよ?
 情けなくて涙が出るぜ、親父。
 しかし、いざ電話が掛かってくると、その場で誘拐されちまった。
 まあ、ここまではホームドラマみたいでしたが、こっからがちがう。
 親父、あっという間に敵の正体をつきとめ、パリに飛びます。
 そして、デジカメのデータから、最初に娘にアプローチしてきたナンパ師(マフィアの手先)を見つけ出し、追いかけ回します。
 そいつ車に轢かれて死亡。手がかり消えた。
 だが、そんなことでは親父は諦めない。マフィアは誘拐した娘を売春婦にするはず。そこで立ちんぼのいるところにいって、いいがかりをつけ、ケツ持ちの男を誘い出すと、そいつに盗聴器を仕掛け、敵のアジトを探ります。
 アジトの工事現場に乗りこんでいって大暴れ。
 そこで得た手がかりを元に、べつのところに乗りこんでいくと、皆殺し。もっともひとりは拷問のため、脚に電極を刺し、電気流しまくり。
 情報を聞き出すと、電気入れたまま放置プレイ。
 娘のためなら、悪人など何人死のうが知ったことかぁあああ!
 もう、ためらいなし。いっさいなし。痛快ここに極まれり。
 それどころか、昔の友達(警察のえらい人?)の家に乗りこみ、なんの罪もない奥さんの腕まで撃ったよ。(これはさすがにちょっとなあって思っちまった)
 情報を聞き出すと、奥さんに謝っといてくれ、といってぶん殴っちまいました(笑)。
 こっからはひたすら暴れまくり。
 おまえはセガールかってくらい暴れます。無敵です。
 マフィアのボスを殺し、最後にどっかのえらい人、娘を人質に取り、交渉しようとしますが、知ったことかああああ!
 まったくためらわず、娘に当たらないようにそいつの頭をぶち抜きます。
 ううむ。すごいな、親父。だけどいったいどうやって逮捕されずに戻って来れたんだ?

 ここ最近のアクション映画の中では最高の出来。


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コメント (6)
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