南の海のワナビ

小説家を目指す「南野海」の野望ははたして達成されるのか?

歌野晶午ってすげえ!

2008-07-27 00:30:10 | 作家への道
 歌野晶午さんといえば、新本格系の中でもコンスタントに新作を出しているミステリー作家ですが、「長い家の殺人」の新装版を読んでみると、巻末にすごいエピソードが載っているではありませんか。
 なんと歌野晶午、アポもなしに島田荘司御大の家に突然押しかけ、「ファンです。小説の書き方を教えてください」といったそうな。
 すげえ。すげえよ、歌野晶午。
 まあ、教える島田先生もすごいけど。ふつうなら警察呼ぶよな。
 そして御大に小説の基本的な書き方を教わると、さっそく書き上げて持ってくる歌野晶午。
 御大にトリック見やぶられると、涙ぐみながら酒飲んでぐでんぐでん。
 実話か? これほんとうに実話なのか?
 もっとも当の島田先生にしたところで、乱歩賞に落選したとき、夜明けに多摩川の土手を全力疾走して息ができなくなったとか……。

 やっぱり、これくらい破天荒じゃないとプロはやってけないんでしょうか?

長い家の殺人 (講談社文庫 (う23-11))
歌野 晶午
講談社

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