南の海のワナビ

小説家を目指す「南野海」の野望ははたして達成されるのか?

あ、やっぱり馬鹿映画だった「ステルス」

2008-04-20 23:56:54 | 映画
 きょうの日曜洋画劇場は「ステルス」。
 もう、予告映像だけで馬鹿映画臭ぷんぷんの作品です。
 で、見た感想。「やっぱり、馬鹿映画だったよ」
 もっともある人にいわせると、南野は馬鹿映画大好き人間(否定はせんが)。
 それにしてもこの映画、なんていうか……。
 馬鹿すぎだろう(笑)。

 物語は、まず三人のステルスパイロットのチーム(主人公イケイケどんどんの白人 男のリーダー、ヒロインちょっと強気なオトメ、おもしろ黒人)に四人目としてなんと人工知能を搭載したステルスが加わります。
 もう、この時点で馬鹿。
 さらにこのチーム、最初の任務がテロリストの殲滅。
 アジアのどっかの国(忘れた)でテロリストが占拠しているビルをぶっ壊せ。
 だけど真上からの攻撃じゃ、コンクリートをぶち抜けない。横から撃ったら他のビルを巻き添えするぞ。じゃあどうするか?
 人工知能のエディ君が進言。
 上空から急降下して撃てば、スピードが乗るからぶち抜けるよ。でも人間がやったら気絶して危ないから、私がやるよ。(意訳)
 それを聞いて、指令していた大佐、「よし、エディがやれ」
 ところが主人公、「冗談じゃねえ。機械なんかにやらせられっかよ。俺がやる」(意訳)と鼻血噴き出しながら決行。墜落しそうになりながら成功。
 ビルは垂直に崩れ落ち、まわりのビルに被害いっさいなし。大佐ひゃっほ~っ!
 この時点で馬鹿すぎ。
 ところが馬鹿はとまらない。帰還途中、エディは雷に打たれ、おかしくなります(なにその馬鹿展開?)。
 ついにエディ、逆らいだします。
 そしてどこだかの国に行って、リーダーの阻止を聞かず、核弾頭を攻撃。放射能を含む砂塵が都市部を直撃。
 さらに暴走するエディ君を止めるべく、リーダー、黒人にエディ撃破命令。
 ところが黒人、返り討ちにあっちゃいます。
 しかもそのときの爆発のせいで、ヒロイン、北朝鮮に墜落。
 さらにエディ、燃料給油を拒否する空中補給機のホースをぶち切って無理矢理補給。しかもそのせいで燃料をぶちまけながら飛ぶ燃料補給機。
 その中、空中補給するリーダーを襲い、霧状になった燃料に火を付けるエディ。
 なぜか真円を描く燃料の霧に火がつき、危機一髪で逃げるも空中補給機は炎上。
 さらにロシア上空ではロシア機を撃ち落とすとやりたい放題。
 しかし、傷ついたエディに対し、帰還か墜落かを迫るリーダーに対し、ついにエディは帰還を選択。
 それに対して、リーダー、「俺も男だ。約束は守るぜ!」とミサイルを海に撃ち込みます。(武器を放棄したところを見せたかったらしい)
 機械相手に仁義を通すのはいいですが、落としたミサイルで魚が死のうが知ったこっちゃねえ。
 やっぱり馬鹿映画だよ。
 このあと、ストーリーはさらに暴走。エディがおかしくなったことをなかったことにしたい大佐、リーダーとエディをとんでもないところに誘導します(よく考えたら、あそこはなんだったんだろう?)。
 なんとそこでリーダーを暗殺し、エディのメモリーを消去しようとするアラスカ基地の連中。
 馬鹿すぎ。というか、わけわかんねえ!
 もっともそんなものはとうぜん撃破。しかも、リーダーとエディ、意気投合。北朝鮮にヒロイン救いに行くぞ!
 北朝鮮の国境を越え、北の兵士をぶっ殺し、ヒロインを救うリーダー。しかしそこに敵の武装ヘリが。
 しかしリーダーの男気に惚れたエディ君。ヘリに特攻し自爆。リーダー達その隙に国境越え。
 って、なんじゃあそりゃああ!

 まあ、映画はこれでハッピーエンドだけど、このあと、アメリカと北朝鮮は戦争になったにちがいない。(あ、ロシアもか)

 馬鹿もほどほどに……、というか、もっとやれ!

ステルス デラックス・コレクターズ・エディション

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る



南野の小説(電子書籍)二挺拳銃お姫様発売中。

ブログランキングに一票お願いします
  ↓ 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする