南の海のワナビ

小説家を目指す「南野海」の野望ははたして達成されるのか?

南野の好きな映画「アクション編」

2007-03-06 22:31:06 | 映画
 南野は小説に負けず劣らず映画が大好きなんですが、とくにお気に入りの映画について語ろうと思います。
 まあ、ジャンルで言えば、アクション、ミステリー、コメディ、ホラーあたりがとくに好きなんですが、きょうはアクション映画について語りましょう。

 一口にアクションと言っても、ガンアクション、格闘、チャンバラ、カーチェイス、ドッグファイトとさまざまですが、ただ派手にぶちかませばいいってもんじゃありません。
 やはり観客をうならせるには、驚きと緊張感は不可欠でしょう。

 南野の一押しは、ニキータです。

 この映画のガンアクションはすごい。敵味方入りみだれて銃弾の雨が飛び交うと言ったシーンはありませんし、アクション自体は意外と地味だったりしますが、ものすごい緊張感があります。

 最初のアクションは、たしか政府の殺し屋として教育されたニキータの卒業試験として設定されたものだったように記憶しています(ですよね?)。
 レストランで着飾って、教官の男(すみません、名前知りません)とディナーに浮かれるニキータ。男からのプレゼントを喜んで開けると拳銃。その場で殺しを命令される。
 ところが、支持された逃走ルートが使えない。そこから自力で脱出できるかどうか? それが最終試験。
 なんというか、脳天気に敵味方撃ち合うハリウッド映画とはまったくちがった緊迫感であふれています。浮かれた気分から絶望にたたき落とされるニキータの心理描写が秀逸で、脱出のためのアクションにも切れがでます。

 二番目のアクションもすごい。正式な工作員となり、恋人と暮らすニキータに指令がきます。
 アクション自身はライフルで標的を撃つだけという単純なものですが、標的の確認のため、GOサインがなかなか出ない。バスルームでドア越しに恋人(なにも知らない)と会話(というかけんか?)しながら無線で指示を待つ。
 恋人に正体をばらせない。しかし任務は実行しなくてはならない。この葛藤に苦しむニキータ。
 あのどSの教官がわざとやってんじゃないかって思うくらいです。
 なんというか、主人公の心理描写をこれほど重視するアクションは他にあまり見た記憶がありません。

 リュック・ベッソンは南野の好きな監督のひとりで、「フィフスエレメント」なんていうどうしようもない駄作も撮ってますが、この「ニキータ」と「レオン」、それに「グレートブルー」は飛び抜けています。この三作で才能を使いはたしたという気もしないではないですが。

 もうひとつ、紹介しようと思うと、やっぱり五福星でしょう。

 南野はジャッキーチェンが大好きで、とくにハリウッド進出前のものは最高だと思っています。
 ジャッキーのアクションのすごさは、やっぱりアイディアとオリジナリティでしょう。
 単純に肉弾アクションとしては、ブルース・リーに後れを取ると思うのですが、さまざまな仰天アクションをスタントなしでおこなってきたことはほんとうに賞賛に値します。
 なかでも南野が、アイディア、スピード感、緊迫感、見た目のすごさといった点で、ナンバーワンアクションだと思うのが、五福星でのローラースケートのアクションです。
 いやあ、あれを映画館で見たとき、南野はほんとうに仰天しました。
 逃げる犯人を刑事役のジャッキーが追うんですが、ローラースケートを履いたまま、階段の手すりに飛びのり、すべりおりる。さらにそこから車に捕まりながら車道をローラースケートで追う。
 とどめが、トレーラーの下をくぐり抜ける。
 かっこよすぎですよ。
 たんに危険なアクションというだけなら、もっと危ないこともしてるような気がします。時計塔からの落下とか、ビルの斜面をすべりおりるとか。
 ただ、アクションシーンの完成度という点では、やはりこれの右に出るものはないでしょう。
 まあ、ジャッキーの出番はこれでほとんど終わりですが(もともとこれは、サモ・ハン・キンポーの映画で、ジャッキーは主役じゃない)、それ以外の部分もすごくおもしろいのでぜひ見てほしいと思います。(ただし、続編の七福星や、大福星はいまいちです)

ニキータ

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