リリカルな日々

いろいろな出来事に対して、自分なりに感じ、考えたこと書いてます。

理解できない人 その①

2006-10-21 15:30:02 | 怒れる事
できれば、かかわりたくない苦手だな~と思う客でも、自分自身の好き嫌いで相手を選べないのが仕事というもので、また、給料というものは、実際の労働に対する評価よりも、精神的苦痛に対して払われる割合が大きいと、私は常々思っている。
そして、これから「母親」になる立場にあるものとして、自分は絶対「バカ親」にはならない!と強く思った出来事があったので、是非ココに書き留めておきたいと思う。

私の仕事は、「母親」と言われる人たちとかかわることの多い仕事で、働く女性を支えるために、子育てに関してボランティアで手伝える人を紹介してあげる場になっている。しかし、紹介する相手の方々は、あくまでも仕事ではないので、「母親」の方々の希望・要望に100パーセント応えられないこともあるという、「人の善意と、理解により成り立っている」少し独特な仕事だ。そのシステムを理解した上で、仕事と家庭の両立を図る為の「ひとつの手段」として、国や行政の行う子育て支援事業、民間の保育園施設・団体等とうまく調整しながら利用していただきたいというのが、私たちスタッフの思いなのだが、中には全ての子育て支援団体・施設に勝手に不信感をもって「最後の頼みの綱」といった具合に、「私の願いは、完璧に対応してくれるんですよね?」といわんばかりの目つきで来所する方がいる。はっきりいって、こういう人がやっかいなのだ。
こういう人たちは、きまって保育園や、行政の対応の不満をだらだらと述べ始める。自分中心にしか考えていないからこそ発生する不満たち。原因は自分にあることを全く気づいていないその姿に、私は、無駄なことにエネルギーを使う人たちだな~と、話をきき相槌を打ってあげながらも、冷ややかに静観することに徹している。そして、その類の方たちは要注意人物として、チェックされる運命になる。というのも、いずれ、私たちの仕事にも間違いなく「クレーム」をつけてくるに違いない人だからである。

数ヶ月前にも、そんな母親が来所した。相変わらず全てのことに不満たらたらの人で、「何事もなければいい」と思っていたのだが、やはり彼女が「クレームマン」に変わるその日はやってきた。そして、最悪なことに彼女の対応に出てしまったのは私だったのだ。
彼女がいうには「仕事が変わる予定で、今日新しい所の面接にいったら夜9時までの仕事が入るかもといわれた。だから9時以降に子供を迎えに行ってくれるボランティアを紹介してほしい」というのである。確実に、新しい面接先の仕事が決まったわけでもないのに、更に、彼女の子供の行く保育園は夜10時まで対応してくれる所なのに、更に、彼女にとってベストな人は以前紹介しているはずなのに・・・と不思議に思いつつ、現在あなたの望みに対応できる人は、既に紹介しているほかにいないと断ったそのときである・
少しムッとして「別に距離にはこだわらないんですけど。あと、もっと他にもいてくれたら助かるなと思ってと聞いてるんでるけど」と来た。間を取り持つ私たちとしてはボランティアする相手が負担になったり、不利になったりするようなことは極力避けていく義務がある。そこで、「以前紹介してある人に、状況が変わった旨を相談してみてからお考えになっては?」という対応したことが彼女には面白くなかったようだ。何が彼女の逆鱗だったのさえ分からないうちに、一方的なクレームがはじまった。何を言っても聞く耳持たず、「貴方たちは、私の要望を聞くためにいるんじゃないんですか?!私の希望に沿ったことしてくれないと、この事業も意味ないのではないのですか?」という捨て台詞を吐いてきた。口調はいかにも品よく振舞っているつもりなのだろうが、コミニュケーションのとれなさにかけては天下一品。そして、最後にはお得意の、クレームマンの常套句。「あなたの上司を出してください!」ときた。幸い、スタッフ一同「あの母親は少しおかしい人」という認識があったので、上司も理解してくれ、お咎めは特になかったのだが、クレームを一方的につけられた私としてはなんともいえない不快感だけが残ったのである。

しかし最近の母親っていうのは、「子供」を盾に使い、自分の権利ばかりを主張してくる人が本当に多い。これも、少子化に歯止めをかけなくては!と焦ってる国の足元を見ている輩が多いからではないかと、私は推測している。「産んで欲しければあれもこれもしてくれて当たり前よね!」という舐めきった考えの女たちがはびこり、また、「子供は宝」という言葉を履き違えている母親が増えている結果、金属バットで子供に親が殺されたり、親が子供を殺したりという、おかしな事件が増えているのではないだろうか。私は強ち違わないと思っている。

先日大型掲示板を見ていたら自分の子供が、少し太めのママ友に『ブタ!ブタ!』と指差して言ったのに対して、ママ友が『え?ブタって私のこと?ひどいなー!でも、君もブサイクだよ。でもそこが可愛いけどね♪』といいながら自分の子供のほっぺをつまんだことに対して「ひどくないですか?」と同意を求める書き込みをしていた人がいた。あまりの「バカ親」っぷりにレスを楽しみに読んでいたら、案の定「貴方のしつけがなってない」「あなたの子供が最初に種を撒いたのでしょ?」と、非難を浴びていた。あたりまえだ。こういった理解不能な思考の持った親達が、異常な速度で増殖していることに恐怖さえ覚える書き込みだった。

最後に、世の中の母親に対して私は言いたい!
甘えるな!調子に乗るなよ!当然の権利がごとく、他人に子供の育児・教育を依頼するくらいなら子供を産むな!子供を育てる基盤となる人は親だろうが!
そして、子供には躾をちゃんとしろ!ちゃんと叱れる親になれ!