テクニカル・チャート

1990年の大暴落も
チャートで的中させた笠雄二郎が
5種類のテクニカル・チャートで株の天底やトレンドをズバリ

デイトレをやるも相場、やらぬも相場

2013年02月01日 18時16分32秒 | 日記

上げや下げのトレンドが続く合間にも、
デイトレをやるのと
デイトレを一切やらずに、長いトレンドだけやるのと
両方あります。

(以下は2013年7月31日号の引用です)
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 たとえば、長い読者はご存じでしょうが、Aの週足短期線は、
11月の衆議院解散とともに上げ始め、1月4日にプラス100に
至り、それからプラス100を毎週連続記録し、「オシレーター系
の天井の横ばいは強い」という私の理論で、225は上げ続けまし
た。2月中旬に5ポイントほど、だれたけど、「許容範囲」と言い
ました。相場は揉み合いました。

3月末に10ポイント下げて警戒したら、4月3日に日銀がマネタ
リーベース270兆円という飴玉を出して、この線も相場とともに
上げました。5月23日の暴落とともに下げ始め、6月28日の週
まで下げ、28日の暴騰で、翌週からAの短期線は上げ始めました。
そこから買い直して、選挙前日の急落まででも1000円取れてい
ます。そういうやり方でもいいのです。2月の「許容範囲」の下げ
で迷ってカイを手仕舞ったとして、何回か買い直しても、合計で
5300円ほど取れています。ミニ1枚買って53万円の儲けです。

 週足が足が遅いので、イライラする人は(私もそうですが)、
Bのトレンド・ラインでやる手もあります。これだと、どうなっ
たか説明しますと。11月28日から上げ始め、正月のピークま
でに1300円上げています。1枚で13万円、5枚で65万円
です。2回目は、2月5日から上げ始め、2月19日で終わり、
もみ合いになって消滅して、ほぼ横ばいでプラスマイナスゼロで
す。3回目は、3月6日に上げ始め、3月26日がピークで、プ
ラス700円です。4回目は、4月11日に上げ始め、5月23
日に下げに転じ、その間、プラス2400円です。5回目は、7
月5日に上げ始め、7月23日がピークでプラス600円ほどで
す。この5回の上げトレンドで、1300+0+700+2400
+600=合計5000円です。1枚買って、Bのトレンドライ
ンに従って、50万円の儲けです。

 Aの週足短期線と、Bのトレンドラインを総合して判断すると、
もっと的確になりますね。ですので、私はABCDEと5つのチ
ャートを総合判断で使うのです。先述した2つのチャートで、
今回のような単純なアベノミクス相場は取れますが、それだと、
相場の動き始めは線はすぐには上げませんから、イライラします
ね。そういう人は、Aの日足短期線を総合すると便利ですね。
もっと細かく動けます。

 でも、細かく動くことと、ちゃぶついて損を重ねるのは比例し
ます。遅れて動くほど、細かい相場の動きで儲けられませんが、
逆に、つまらない損は出さずにすむのです。これ、お分かりでし
ょうか? 非常に大事なポイントですよ!

 これが分かっていただけると嬉しいのです。

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 いろいろな人がいるし、私がいろいろやる人なので、毎回、い
ろいろなチャートの解説をしていますが、好きなところだけ決め
てみてはどうですか。先ほどのシミュレーションを見て、ローソ
ク足のチャートを自分でつけているノートかチャートブックで見
比べて、dreamvisor.comでいじくって、自分はこれだと思う、
ピンとくるのをやることです。

Aはオシレーター系で、世界的に日数の取り方は、短期は9分、
9日、9週でやるとばらしました。それ以上は言えません。

自分の性格に合ったテクニカルを使ってください。
他人の性格に合ったテクニカルを使ってもうまく行きません。
人それぞれです。

デイトレは、相場の流れがはっきりしない時にやるのが有効です。
しかし、売り買いの決断の練習には良いですが、
あまりポンポンと儲かるものではないです。

コツコツ儲けを積み上げて、大損する日をなくすことです。
儲けるよりも損しないことのほうは大事です。

損しない程度にやり尽くせば、かなり実力が付きますが、
ほどほどに。