ベンチャー戦隊 スリーテック 現代版

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[マーケ] 1-5 イノベータ理論

2004年09月15日 18時36分02秒 | マーケティング
レッドです。

さて、教科書の次の項目はイノベータ理論について。

新しく商品が出ました。ある人はそれをすぐに買うかもしれません。ちょっと待ってから買うかもしれないし、全く買わない人もいるでしょう。そういうように消費者を新商品の受け入れやすさでグループ化してどうやって普及させるのかを考えることをイノベータ理論といいます。

グループは5つに分けるのが一般的ですが、大きく見ると3つに分けることができます。すなわち、1.イノベーター(新製品にすぐに反応するマニアタイプ)、2.アーリーアダプター(イノベーターの様子を見てから反応する流行に敏感なタイプ)、3.フォロワー(他人の意見を気にしてから反応する一般の人)の3グループです。それぞれ構成比は約10%、20%、70%といわれています。もちろん商品によってグループ分けはかわります。

新商品の普及は、イノベーター→アーリーアダプター→フォロワーの順になります。開発した新商品を普及させるために、どのグループに対し、どのタイミングでプロモーションを打つかを検討する際に、このイノベータ理論が使用できます。

※ 5つの分類は、http://www.mitsue.co.jp/case/glossary/m_065.htmlをご参考に。以下抜粋します。

1.イノベーター=革新的採用者(2.5%)、2.オピニオンリーダー(アーリー・アドプター)=初期少数採用者(13.5%)、3.アーリー・マジョリティ=初期多数採用者(34%)、4.レイト・マジョリティ=後期多数採用者(34%)、5.ラガード=伝統主義者(または採用遅滞者)(16%)の5つに分けられます。この5タイプの割合は、ベルカーブ(釣鐘型)で表され、商品普及の累積度数分布曲線であるS字カーブと比較することによって、商品普及の重要なポイントが見出せます。イノベーターとオピニオンリーダーの割合を足した16%のラインが、S字カーブが急激に上昇するラインとほぼ一致することから、オピニオンリーダーへの普及が商品普及のポイントであることがわかります。ロジャース教授はこれを「普及率16%の論理」として提唱しています。