極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

悪魔の手毬唄 (1977) 144分

2007-01-02 08:42:13 | なつかシネマ
 古い因襲に縛られ、文明社会から隔離された岡山と兵庫の県境、四方を山に囲まれた鬼首村。青池歌名雄は、葡萄酒工場に勤める青年。歌名雄には、由良泰子という恋人がおり、仁礼文子もまた、歌名雄が好きであった。この由良家と仁礼家は、昔から村を二分する二大勢力であった。しかし、二十年前に、恩田という詐欺師にだまされ、それ以来由良家の、勢いはとまってしまい、逆に仁礼家が前にもまして強くなった。その時、亀の湯の源治郎、つまり歌名雄の父親が判別のつかない死体でみつかった。この事件を今も自分の執念で追いかけているのが磯川警部。磯川は、ナゾをとくために、金田一耕助に調査を依頼する。

DVD ★★★★

 「犬神家の一族」での大ヒットを受け、第二弾として、同じ監督同じ主演で撮影されたものですが、その「色」はまったく違うものとなっています。「犬神家」は角川製作で、この「悪魔の手毬唄」は東宝製作ってところが一番大きな違いです。その後、「獄門島」「女王蜂」「病院坂の首縊りの家」も東宝製作です。
 
 で、私自身は「犬神家」の方が好きなんですが、ひょっとしたら横溝正史の原作の世界はこの「悪魔・・・」の方が近いかもしれません。また、色々なギャグが前作「犬神家」を見ておかないと楽しめないってのもファンにはたまらない演出となっています。
 
 この映画は岸恵子に尽きるんですが、あまりにも綺麗なので、この映画の世界にめちゃ違和感があるんですが・・・まあ、だからこそこの惨劇を生んだのかもしれません(笑)そういう意味ではもう一人二人「綺麗どころ」が欲しいところですが、岸恵子一人ってところに、この映画が「犬神家」とはちょっと違う印象を与えているともいえます。息子役の北公次が「?」って感じなんだけど、その実直さ、真面目さは伝わってきています。
 
 映画の中では多々良放庵の家の「山椒魚」の説明がないので、もう一つよくわからないとは思いますが、「山椒魚」は精をつけるらしいです(爆)・・・って、この説明も意味不明ですね(笑)

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