劇的な出会いを待つ会社員の佐藤だったが、駅前で街頭アンケートに答えてくれた本間紗季と恋に落ちる。そんな佐藤と大学時代からの友人・織田一真は、学生時代のマドンナ・由美を射止めた経験から、佐藤に上から目線で恋愛論を熱く語る。一方、佐藤の職場の上司・藤間は愛する妻子に去られ、途方に暮れていた。由美の同級生で出会いがないと嘆く美容師の美奈子は、いつしか声しか知らない男に恋心を抱き始める。10年後、佐藤は付き合って10年になる紗季にプロポーズをするのだったが…。
WOWOW ★★★★
三浦春馬が亡くなって、まだ4ヶ月しか経っていません。彼が亡くなってから公開された「コンフィデンスマンJP -プリンセス編-」やNHKドラマ「太陽の子」では助演でしたが、この「アイネクライネナハトムジーク」は一応主演ということにはなっていますが、この作品は3組+1組の恋物語でお話が進むので純粋に主演とは言えません。
ただ、原作を読んだときにも記事にしましたが、とても優しいお話です。これは三浦春馬のキャラによるところが大きいと思いました。おせっかいといえばおせっかいなのですが(笑)
伊坂幸太郎原作のものは仙台が舞台の物が多いですが、この映画も仙台が舞台。その仙台がとてもきれいでした。
今泉力哉監督作品は「パンとバスと2度目のハツコイ」と「愛がなんだ」と2作観ていますが、恋愛映画が得意なようです。今どきの恋愛をうまく描いていますね。