不況の嵐が吹き荒れる陰鬱なロンドン。かつてわんぱくな少年だったバンクス家の長男マイケルは、今では3人の子どもを育てる父親となっていた。しかし妻を亡くしたばかりで悲しみに暮れる日々。しかも折からの大恐慌で生活は火の車。追い打ちを掛けるように借金返済の期限が迫り、大切な我が家を失う危機に陥ってしまう。そんな時、魔法使いのメリー・ポピンズが風に乗って舞い降りる。昔と変わらぬ姿に驚きを隠せないマイケルと姉のジェーンに対し、涼しい顔で子どもたちの世話をしにきたと宣言するメリー・ポピンズだったが…。
映画館 ★★★
あまりにも話しが暗すぎます。
物語が始まった時点で、主人公3兄弟の母親は死んでいて、その医療費のために借金し、家も抵当に入り、あと数日で家は主人公たちの父親が働く銀行に取り上げられる・・・って、なにもかも暗いです(笑)物語の主題はこの家をどう守るかという話なのだから。
前作1964年の「メリー・ポピンズ」に敬意を表し、その特撮の内容も55年の月日をあえて感じさせず、比較的おとなしい特撮だと思いました。ただ少々気に入らないのはメリー・ポピンズがちょっとクールビューティすぎることですね。優しくないっていうか、同じセリフや演技でもジュリー・アンドリュースとエミリー・ブラントのキャラの違いもあって、めちゃ冷たい感じを受けました。あと、130分の上映時間は少々長すぎますね。