極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

しゃべれども しゃべれども (2007) 109分

2007-06-17 15:36:58 | 日本映画(映画館)
 東京の下町。二つ目の落語家・今昔亭三つ葉は、若手のくせに古典にしか興味がなく、普段から着物で通すなど今どき珍しいタイプの噺家。古典落語への愛情は人一倍ながら、腕のほうは思うように上がらずいつまで経っても真打になれずに行き詰まりを感じていた。そんな三つ葉は、ひょんな成り行きで落語を使った話し方教室を始めるハメに。

映画館 ★★★☆

 映画らしくない映画・・・これはパンフの監督の言葉を引用させてもらったら「身の丈」のお話だったからだと思います。もっとも、売れない二つ目のもとに3人も「話し方教室」の門下生が出来るってことがじつは「ありえない」んですが、そういったところもあまり気にならない脚本の上手さに惹かれました。

 人にものを教える・・・そうすることでもちろん自分自身のスキルもアップするわけで、この映画は主人公の成長物語でもありました。

 上方落語でいう「延陽伯」東京で言う「たらちね」の自己紹介のくだりのネタ繰りシーンがなかなかよかったなぁ・・・実はもう随分前に「桂枝雀師匠」のネタ繰りをしてるシーンを目撃したことがあるんだけど、それはもう鬼気迫るものでね・・・この映画でもビデオで「饅頭こわい」の1シーンがありましたが、本当に惜しい人を亡くしました・・・って、未だに言ってる私です。

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6 コメント

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知らずでも・・ (未来)
2007-06-17 21:05:52
落語の知識の無い私でも、枝雀さんは強烈な印象があります。
その枝雀さんの落語シーンや、枝雀バリの落語少年の登場で、
ある意味興味をそそられました。
森永少年・・・上手いよね。。
ほんとに (しんちゃん)
2007-06-17 21:23:11
★未来ちゃん
残念で残念でなりません。
もっとも、もうすべてやりつくしてこれ以上のものは出せないと思ったんだとも思うんですね。

枝雀の仕事はいろいろな形で残っているので、いろいろ体験してみてくださいませ
ほんとに・・・ (Qchan)
2007-06-17 23:48:08
何で亡くなったんだろう~・・・
色々と悩み苦しみはあったのだろうけど、
もっと生きて楽しませて欲しかったです。
『饅頭怖い』は大好きな作品です。
病気(笑) (しんちゃん)
2007-06-18 07:39:17
★Qちゃん
やっぱ病気なんだろうね
で、そういう病気になるような性格だからこそああいったすごい芸を私たちに見せてくれたってことなのかもなぁ
Unknown (シウ)
2007-06-18 15:03:05
練習、稽古を多く積む事は当然ですが
それだけではある程度までしか行かなくて、
それを超えて、人を惹き付けるものを身に着けるには、
何か稽古では得られないものを手に入れるしかない、
そんなものがどこに転がっているのか・・・
どこで手に入れられるのか・・・
そんな事を考えました。
面白い作品でした。
やっぱ・・・ (しんちゃん)
2007-06-18 19:59:04
★シウちゃん
あの男の子みたいに純粋に感動し、一生懸命ああなりたいって思う努力が必要なんだろうね。

で、彼女の場合は、それが主人公との関係をより深く続けていきたいってことが「火焔太鼓」になったんだと思います。

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