1961年、空軍でテストパイロットを務めるニール・アームストロングだったが、幼い娘を病で亡くす。寡黙な彼は、悲しみに暮れる妻ジャネットの前でも感情を表に出すことはなかった。しかし悲しみから逃れるべくNASAのジェミニ計画の宇宙飛行士に応募し、みごと採用される。それは、宇宙開発競争でソ連に後れをとっていたアメリカが、人類未踏の月を目指すために欠かせない技術を確立するための計画だった。宇宙飛行士たちに課されるいくつもの過酷な訓練をこなしていく中で、エリオット・シーやエド・ホワイトら飛行士仲間との間に確かな絆が結ばれていくニールだったが…。
WOWOW ★★★
正直言えば、アームスtロング船長の「ひととなり」には全く興味がなく、「アポロ11号」での成功の歴史だけを見せてくれても良かったかな。確かに彼は「 First Man」だけれども、本当(?)の First Manであるガガーリン少佐の伝記映画のほうが面白かったかも。
ガガーリンが初めて宇宙飛行士として地球の周りを回ってから、たった8年で月面着陸まで行った・・・って、この「ファースト・マン」を見る限り、ほとんどバクチみたいなものだったのですが、その勇気を讃えるのはもちろん大事なんだけれど、この1969年のアポロ11号から10数年後のスペースシャトルチャレンジャー号爆発事故や2003年のコロンビア号空中分解事故などが起こってるわけで、結局何人が宇宙開発のもとで犠牲になったのでしょう。
って言いながらも今年も民間の宇宙船で野口さんが3度めの宇宙を体験していますが。