極私的映画論+α

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最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

インビクタス/負けざる者たち (2009) INVICTUS 134分

2010-02-14 17:16:43 | 外国映画(映画館)
 1990年、アパルトヘイトに反対し27年間も投獄されていたネルソン・マンデラがついに釈放される。そして1994年、初めて全国民が参加した総選挙が実施され、ネルソン・マンデラは南アフリカ初の黒人大統領に就任する。しかしアパルトヘイト撤廃後も、白人と黒人の人種対立と経済格差は依然として解消されず、国家はいまだ分断状態にあった。マンデラ大統領にとって国民の統合こそが悲願であり、自ら寛容の精神で範を示し、国民に和解と融和を呼びかける。そして、翌95年に南アフリカで初開催されるラグビーW杯を国民融和の絶好のチャンスと捉える。


 映画館 ★★★★☆


 実話なので1995年のラグビーワールドカップの話も、もちろんネルソン・マンデラの話も、みんな分かってるわけで、ある種ドキュメンタリーを観ているようでした。それも過度の演出もない、良作の再現フィルムを観ているような気がしました。前半6割はネルソンマンデラが主演でワールドカップが始まってからはキャプテンが主役なのもメリハリが効いていました。

 が、しかし・・・どうしてこの作品はこんなに感動することが出来るのでしょう。ネルソン・マンデラ自身が凄い人だからなのでしょうか?それとも50年近く続いたアパルトヘイトの暗い影から立ち上がろうとする南アフリカの人々の瞳が感動を呼ぶのでしょうか?

 ぶっちゃけたら、今現在も南アフリカは徐々にはよくなっているとは思われますが、相変わらず貧困層は多いし、犯罪の坩堝だとも言われています。

 そりゃそう簡単に「差別」がなくなるわけはありませんし、日本でもまだ現在さまざまな差別が残っているので南アフリカのことは言えませんが、ただこの映画を観てこれだけは言えることは・・・

 やはり1995年のラグビーワールドカップでの優勝はそれ以前と以後との南アフリカに対して向けられていた南アフリカの人たち自身の目や世界の目が確実に変わったってことですね。

 オバマ大統領は「チェンジ」を掲げて大統領に選ばれましたが、ひょっとしたらこの映画の役割は・・・南アフリカの例を使って未だ変わることのできないアメリカ自身への批判と応援なのかもしれません。

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