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2017-12-16 13:38:23 | 日記
アブラコウモリ
>生物用語集>Category:生物用語集:哺乳類

目次 [非表示]
1 写真
2 分布・形態
3 生活史
4 繁殖
5 食性
6 配慮のポイント
7 トピックス
写真


分布・形態

分布
本州、四国、九州、対馬、奄美大島に分布する。国外では、シベリア東部からベトナム、台湾での分布が確認される。
  (2010.8.2._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

形態・色彩
中型のコウモリで、頭胴長約5cm、前腕長約3.3cm、体重は雌役7g(出産直前は約11g)、雄6g。
翼はやや狭くて長く、頭骨は幅が広くて扁平。
暗灰褐色から黒褐色の体毛を持つ。
  (2010.8.2._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

類似種
類似種のモリアブラコウモリ(P.endoi)はアブラコウモリよりもやや小さく、前腕は約3.2cm。赤褐色あるいは黄褐色を帯びた体毛を持つ。
昼間の隠れ家は樹洞で、アブラコウモリと異なり市街地などでは見当たらず、自然林に生息する。
  (2010.8.2._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

生活史

生活行動
年周行動:人家などに20頭前後のコロニーを作って生活するコウモリで、春に冬眠から覚めて活動を開始し、初夏に繁殖する。
仔供は出産後約1ヶ月で親とほぼ同じ大きさになり、8月頃には飛翔可能となる。
夏に巣立つ幼獣は秋には性成熟する。新生獣の雄の多くは越冬後は単独生活に入るが、雌はそのままコロニーに残ることが多い。
寿命は約5年と推定されているが、新生獣の死亡率は高く、半数以上が1年以内に死亡する(船越,1992)。
行動・習性:夜行性で、日没直後から活動し、夜明け前に隠れ家に帰る。日中は隠れ家で休息する。
隠れ家から飛び立つ時刻は日没後10~30分で、曇りの日には晴れの日より早くなり、雨天にはほとんど出巣しない。
日周行動は餌となる夜間飛翔昆虫の動きと同調している。
  (2010.8.2._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

生育場所
人里に生息するコウモリで、小都市や大都市近郊でも多く見られるが、逆に山間部や家屋がない樹林内には生息しない。
昼間の隠れ家は木造住宅の羽目板と壁土の間、屋根裏の隅、雨戸の戸袋などであるが、近年は住宅の換気孔や、橋や高架道の梁の隙間なども利用する。
夜間は軒下や非常階段で休息する。また、冬眠時には、隠れ家を壁土や河原の下などの狭い割れ目に変える。
  (2010.8.2._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

繁殖

繁殖期:交尾は冬眠前の10月頃行う。雌は雄の精子を子宮内に保持したまま冬眠し、翌春、排卵・受精して妊娠する。
妊娠期間は約70日(4月中旬~7月)、初夏に1~4仔を出産するが、3仔が多い。仔は約30日で親とほぼ同じ大きさに育ち、飛翔するようになる。
繁殖場所:隠れ家の壁にも哺育コロニーを作り、集団で育児を行なう。
  (2010.8.2._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

食性

餌は飛翔中の昆虫で、アブラコウモリは口から周波数変調型※の超音波を発射し、被食昆虫にあたって反射してくるエコーを聞き分け、飛翔昆虫の位置をすばやく探知して、これを補食する。
主な餌昆虫は、夏はガ、コウチュウ類、ウンカなど、植物が不足する春・秋にはカも重要な餌となる。
※周波数変調型:反響定位に用いる超音波パルスの特徴から、コウモリを周波数変調型と一定周波数型に分けることができる。
周波数変調型のFM音は、わずか1~数ミリ秒間に周波数が数十キロヘルツも急激に下がる音で、対象物の位置や大きさなどの特徴の検出に有効である。
  (2010.8.2._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

配慮のポイント

ヨーロッパやアメリカでは、保護や繁殖のための巣箱やコウモリタワーなどが設置されている。
水生昆虫なども補食するので、水生昆虫が生息できるように小川・池・湿地・草地などの環境を残しておくことが大切である。また、小川や池などは水飲み場として重要な場所である。
  (2010.8.2._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

トピックス

アブラコウモリは、薄い飛膜(翼膜)が乾燥しやすく水分が蒸発しやすいため、たびたび水を飲みに行く。水の飲み方には、地上に降りて小走りに水飲み場に行く方法と、ツバメのように池や小川の上をすれすれに低く飛んで、口で水をすくうようにして飲む方法の2つがある。
アブラコウモリは、数少ない昆虫捕食者として人間の居住環境における重要な生態的位置を確保している。補食昆虫のなかには、農林業や衛生上の害虫がたくさん含まれており、本種の果たす役割は大きいと考えられる。
家屋をねぐらとするので、羽目板と壁土の間や天井の隅に糞尿が堆積したり、糞尿が壁土などに染みついたりして、不快な臭いを発することがある。また、食品や衣料倉庫などでは、製品の上に糞尿が落下して商品価値を下げたりする。
  (2010.8.2._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)
カテゴリ: 生物用語集:哺乳類

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