ある大学の公開講座
ルーテル学院大学前期公開講座が終了した。桜の咲く季節から酷暑の今日まで15回。受講するきっかけは生涯学習。定期的な学習・情報を入れないと時代から遠ざかってしまう。ノートに書くという習慣をなくしたくない。
昨年、聴覚障害者の関係の講座を立ち上げ、今年に入り視覚障害の方とお付き合いするようになった。一つこの機会に障害者のことを勉強したいと思い「障害者福祉の諸問題」を受講した。多岐多様に渡る分野であり学習を続けたい。
今日の最終回は予定を変更し、相模原障害者殺傷事件・やまゆり園事件を取り上げた。この事件は今日で丸2年が経過する。先生自身もこの事件にきちんと向き合ってこなかったといい重いテーマであると語った。でも、触れなくてはいけないのでNHKのホームページの「19のいのち」から19のメッセージを読んだ。
https://www.nhk.or.jp/d-navi/19inochi/
みずからに問う。障害者への思いはどう変わったのか。社会を見つめる。障害者は暮らしやすくなったのか。やまゆり園事件から2年の朝に。(平成30年7月 26日 朝日新聞 夕刊 素粒子より)
ナチスに殺された障害者よりも、第二次大戦で死んだ国民突撃隊員とヒトラーユーゲントのが多い。
「ナチスのやつらはみんな悪いんだ」というのはヒトラーユーゲントなどの少年兵も敵視することで、つまり虐待を受け傷つき死んでいった子どもを犯罪者扱いし敵視することだ。
少年兵は猛獣でも凶器でも大量破壊兵器でもない。
ヒトラーユーゲントだった人がローマ法王や国連事務総長になったり、その任期中に暗殺されなかったから今のようなおかしな世界になったんじゃない。
もし今日までそういうことがなかったら、人類は1999年以前に滅亡していた。
ナチスドイツの国防軍の2等兵と1等兵は無罪だ。
ナチスドイツの国防軍の下士官は犯罪者ではあったがヒトラーでも暴君でもない。
ムッソリーニは独裁者ではあったが暴君ではない。
ファシストイタリア軍も降伏した日に5千人もナチスドイツ軍に虐殺された。
ファシストイタリア軍は無罪だ。
特攻隊と鉄血勤皇隊は被害者だ。
「ナチスのもの」と「ナチスっぽいもの」は違うし「ファシストイタリアのもの」とも違う。もちろん「それっぽいもの」とも違う。
「大事なのは差別をしないこと」ではあるが「差別大国のものや、それっぽいものを根絶することではない」
「ナチスアレルギー」は病気ではありませんが「右翼アレルギー」や「保守アレルギー」は病気だ。
「自分のせいじゃない」というこが一番危険なのではなく「弱い者のせいにすること」が一番危険なのだ。
相模原市障害者施設殺傷事件のような事件が二度と起きて欲しくないのなら、風化して欲しくないなら、もっとひどい事件が起きて欲しくないのなら、この事実を伝えてください。