知的障害・発達障害  個性と可能性を伸ばす

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造形リトミック研究所

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造形リトミック:お弁当の配達

2009-09-30 06:57:46 | 「楽しい」からの出発
※造形リトミック研究所:教室ブログはサーバー移転のためお休みです。従いまして今週は、この欄に教室ブログを載せさせていた
だきます。各教室の講師によるタイムリーな報告をお楽しみ下さい。

 おはようございます。造形リトミック・相模原教室講師の大見川です。

 時々自宅近くで、お弁当を配達するMくんに出会います。
「こんにちは」と声をかけると、いつも恥ずかしそうな笑顔を見せてくれます。 Mくんは、市役所の近くのレストランで働いているのです。それでお昼近くになると、お弁当の配達をしているのです。

 去年、Mくんが在籍していた就労施設のホームカミングで「なにか職場で困ったことがありますか?」の問いかけに、Mくんは「レストランで注文の数や弁当の数をまちがえました」と答えていました。

 そんなMくんが、今では立派にできているようです。長い間教室に通っている生徒さんが成長されて、元気に仕事をしている姿を見ることはうれしいことですね。



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造形リトミック:はじめて絵の具

2009-09-29 07:27:59 | 「楽しい」からの出発
※造形リトミック研究所:教室ブログはサーバー移転のためお休みです。従いまして今週は、この欄に教室ブログを載せさせていた
だきます。各教室の講師によるタイムリーな報告をお楽しみ下さい。

おはようございます。造形リトミック・相模原教室講師の小出です。

3才のSくん
アイスクリームを描きました。
「じゃあ、絵の具でぬろう」
パレットに青の絵の具を出しました。
目を大きくして、指でおそるおそる触ってみます。
初めての絵筆ににっこり。

小2のKくん。
虫かごを作りました。
セロハンテープでつないでいきます。
刃に指を触れないように気をつけながら、
たくさん切って貼っていきます。
立体的な虫かごができあがりました。

チューブから出た青い絵の具、水で溶いて、絵筆でぬること、セロハンテープに触れること、伸ばすこと、切ること、貼ること、ひとつひとつがはじめての体験でした。生徒さんのはじめての体験を講師も新鮮な思いで一緒に体験することが出来ました。こうしてまたひとつ、またひとつ、「できる」ことが増えていきます。


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造形リトミック:作品制作

2009-09-28 06:38:09 | 「楽しい」からの出発
※造形リトミック研究所:教室ブログはサーバー移転のためお休みです。従いまして今週は、この欄に教室ブログを載せさせていただきます。各教室の講師によるタイムリーな報告をお楽しみ下さい。

 おはようございます。造形リトミック・相模原教室講師の小口です。
 毎年この時期になると、絵画展の準備や粘土工作に取り組みます。

 絵画展に出品する絵は、「何を描こうかな~」から始まり、会話を通して題材を決めます。写真や図鑑などを参考に、また思い出の風景を描くときは、記憶をたどりながら進めていきます。空想の世界を描くときは、描きながらもどんどんお話が広がり、楽しい?!ふしぎ?!な作品になることがあります。

 また、粘土は立体にする難しさがありますが、いろいろな角度から見る!知る!ということの学習になります。さらに作業は手指の機能トレーニングにも繋がります。

 描く!造る!を最後までやり通す!そして、ひとつの作品として仕上げる!

 完成したときの達成感やうれしいという気持ちを感じてもらえるよう、講師にとってもこの作品作りはとても大切な時間になっています。

 生徒さん一人ひとりが、どんなことを考えているのか、どんな思いで造り、描いているのか、言葉では伝えられなかったり、気づかなかったこと、またその題材に対して生徒さんが描いているイメージを出来上がった作品から知ることが出来るのもとてもうれしく思います。



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303.♪「できる できる」

2009-09-25 07:22:26 | 「楽しい」からの出発
303.♪「できる できる」

「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所

 教室には、「絵描き歌」はもちろん、「言葉の基礎学習の歌」に加え、「メッセージの歌」があります。♪「できる できる」は、「メッセージの歌」のひとつです。これは、生徒さんへのメッセージであり、親御さんへのメッセージであり、講師へのメッセージでもあります。

 生徒さんの発達と学力のステージを把握して、無理なくプログラムを立てて学習を進めれば、「できる」ことをひとつずつ積み上げていくことが出来ます。ここ2日間の教室ブログでも、夏休みの宿題を通してのそんな実践例を報告しています。

 生徒さんには、♪「できる できる・・・・・だいじょうぶだよ、できるんだ」と歌によって励まし働きかけ、講師は♪「できる できる」の歌によって、生徒さんの可能性を信頼しながら、創造的でありながらも地道に学習を進め繰り返していきます。

 学習は、一夕一朝では成りません。生徒さんと講師の双方の努力、とそれを支える親御さんの努力を要します。しかし、ねじり鉢巻、叱咤激励で努力するのではありません。

 子どもは、楽しければ学習しますが、楽しくなければ気持ちはスイッと違うほうに行ってしまいます。
 子どもは、かんたんに出来れば学習しますが、かんたんでなければ諦めてしまうかストレスを貯めてしまいます。

 でも、楽しく学習し、その子どものできる簡単なことからスタートすれば、「知る」面白さを感得・体得して、少し楽しくなくても、少し難しくてもがんばれるようになります。なぜ、がんばれるのか?

 それは、自分の「できる」力を信頼できるようになったからです。講師も親御さんも、あせらずにそこまで導きます。子どもが自ら進んで学習する「学習力」を身につけられるように、あせらず、あきらめず、あまやかさずに導きます。
 ※あまやかさないとは、厳しくすることではありません。子どもの力を信頼して、促し励まし続けることです。

 ♪「できる できる」のメッセージを支えるのは、まさに造形リトミック研究所の掲げる

・楽しいからのパートナー
・ちょっと簡単(=できる)からのパートナー
・新しく知るからのパートナー

この3つのパートなのマインドです。

 お子さんの発達や学習に不安になったとき、疑問を感じたとき、ちょっとイライラしたとき、どうぞ♪「できる できる」と口ずさんでみてください。



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302.朝方でゆとりを・・

2009-09-24 06:49:33 | 「楽しい」からの出発
302.朝方でゆとりを・・

「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所

 きょうからまた学校、お仕事の生活に戻りますね。
 今朝は、早起きできましたか?
 秋のさわやかな空気を味わいましょう。

 お休み明けは、新しいスタートを感じますね。
 小さなスタートを大切にして生活の仕切りなおし、新鮮な気持ちの回復、リフレッシュをしていきましょう。年の始まりは1年に1回しかありませんが、小さな始まりはたくさんあります。

・休み明け
・週の始まり
・月の始まり

 言ってみれば、朝は1日の始まりです。ですから、朝の時間を大切にしましょう。朝は毎日来ます。ですから、毎日リフレッシュして、新しいスタートができます。

・朝は、ゆったりと過ごしましょう:10分の「ゆとりの時間」を作ればいいのです。
・朝は、いい気持ちで過ごしましょう:小言は控えましょう。
・朝は、その日の楽しみを見つけましょう:1日の流れを把握させましょう。

「早起きは三文の得」という言葉があるように、やはり朝をどう過ごすかによって、1日が変わってきます。早起きは、物質的な得だけではなく、生活に豊かさをもたらしてくれます。

 早起きが苦手なお子さんや生徒さんも、自分なりの朝を大切に過ごしていけば、少しずつ朝型に変わっていくことでしょう。無理のないペースで、朝を楽しみましょう。



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301.彼岸花

2009-09-23 07:59:42 | 「楽しい」からの出発
301.彼岸花

「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所

 今日は、秋分の日。お彼岸の中日です。

 つい先日、彼岸花(曼珠沙華)を見に巾着田(埼玉県日高市)に出かけました。高麗川が蛇行して巾着の形を描き、ちょうどそこに田ができているのです。この時期、その田を囲む一面に群生する彼岸花が見事に開花して、高麗川の緩やかな流れと並行するように長く長く続いています。

 そしてその一面の彼岸花の間を、訪れたたくさんの人々が長く長く列を作って進んで行きます。まるで、天上界のような不思議な空間です。田んぼのあぜ道にぽつぽつと赤く咲く、「ごんぎつね」の風景の中の彼岸花とは少々趣を異にしていました。

 曼珠沙華・・・この名前からもそんな異なる空間が感じさせられます。
「曼珠沙華」「彼岸花」、調べてみると次から次に面白い言葉に出会います。
”天上の花””おめでたいことが起こる兆しに、赤い花が天からふってくる””葉見ず花見ず””相思華””
幽霊花””キツネの松明””キツネのかんざし”・・・・

「球根部にリコリンという毒があるため、田を荒らすネズミやモグラを避けるために田んぼのあぜ道によく植えられた」、こんな説明もありました。

 この説明が、私には一番ピント来ました。あの天上界から、人々の素朴な生活の営みに戻ってきたような、さわやかな秋風がさっと感じられるような、いつもの世界に戻ってきたような、そんな安心感が得られました。

 せっかくの連休、何か面白いことや不思議なことに出会ったら、家族で調べてみましょう。そして、自分の生活や感覚、言葉にフィットするものを見つけてみましょう。また、自分の感覚とは異なるものに触れ、知ることも楽しいものですね。

「秋分の日?」「お彼岸って」「何でおはぎを食べるの?」・・・。


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300.敬老の日

2009-09-22 06:45:56 | 「楽しい」からの出発
300.敬老の日

「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所

 きのうは「敬老の日」でした。おじい様・おばあ様、ご老人と何か交流を持たれましたでしょうか?直接会われることがないとしたら、話題になさってみるのもいいでしょう。

 お父さん・お母さんにも、それぞれお父さん・お母さんがいて、自分とどういう関係にあるのか?自分の知っているおじいちゃん・おばあちゃんはその何に当たるのか?・・・ということが意外に把握できていない生徒さんがいらっしゃいます。

 この機会にお子さんを基点として、両親を位置づけ、その上にそれぞれの両親を位置づけて、関連図を描いて見せてあげましょう。

「じゃあ、○○のおばあちゃんはこの中のどれになるの?」
「じゃあ、お兄さんは?」この「お兄さん」というのが、実は「おじさん」だったりもします。親御さんが「お兄さん」と呼ぶので、お子さんも同じように「お兄さん」と呼んでしまっているのです。
「じゃあ、○○ちゃんは、だれの子ども?」・・・疑問は次々に湧いてきます。関心のあるときが、チャンスです。納得のいくまで教えてあげましょう。

 「孫」という言葉も案外知られていません。初めて聞く言葉であるような反応の生徒さんもいれば、「それが孫なんだ」と「孫」の意味が初めて分かったような生徒さんもいます。

 きのうの「1対多」ではありませんが、相対的な見方もなかなか難しいものです。「私」にとっての「おばあさん」は、お母さんにとっては「お母さん」、「私」は「おばあちゃん」の「孫」で、「お母さん」の「子ども」。

 いつも自分が基点ではなく、基点を他者に置いた見方も理解できる、こんな捉え方ができるようになることもひとつの成長です。社会性を育むプロセスには、このような相対的な視点の獲得も必要ですね。



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299.シルバーウィーク

2009-09-21 18:50:55 | 「楽しい」からの出発
299.シルバーウィーク

「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所

 この5連休、「シルバーウィーク」というそうですね。みなさんいかがお過ごしですか?

 台風が近づいていたこともあってお天気が心配されましたが、はじめは大方晴れ・曇りの予報でした。それが、きのうあたりから雲行きがあやしくなり、明日・あさっては雨模様とのこと。少々がっかりしているとまた予報は曇り・晴れに変わってきましたね。

 予報がこのようにくるくると変わること、教室のある生徒さんが「なんで、天気予報は変わるのですか?!」と憤って尋ねてきたことがあります。天気予報が変わることもあれば、予報された天気と実際とが異なることがあります。「自然のこと(自然現象)だから、予測しきれないこともあるんだよね」と答えておきましたが。

 往々にして生徒さんの多くは、1対1対応が好みで、1対多や変化を嫌う傾向にあるようです。それは生徒さんに限らず、誰も同じかもしれません。お天気が変わって、連休の過ごし方が変わってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 予定の変更、スムーズにできましたか?この連休に限らず、遠足や運動会が雨で中止になると泣いている子どももいると時折聞きます。「聞き分けがない」と言えばそれまでですが、そこまで何かを楽しみにしているということはある意味、評価の対象だとも言えますね。

・明日のこと、それ以降のことが理解できている
・「待つ」という時間的観念がある
・何かに対して、大きな期待を持つことができる

 大きな期待を天候によって裏切られて収拾がつかなくなった状態が、「聞き分けのない」状態です。どうにか収拾がつけられるように、うまく気持ちの展開を図ってあげましょう。

・いっしょに残念がる(残念な思いの共有)
・別の日に実行する(延期)
・代わりのことを行う(代替)

 何でも1対1対応であれば安心感や安定感がありますが、そればかりではないということ。1対多の対応を生み出していく力をこんな機会に育んでいきましょう。

 実は私も、きょうは秋空の下、久しぶりに普通各駅列車に乗って海を見に行こうと楽しみにしていたのですが、天候がはっきりしないようなので予定変更をしたのです。・・・やはり、ちょっと残念。でも別の楽しみを見つけました。

 
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298.言葉の背景

2009-09-18 06:00:50 | 「楽しい」からの出発
298.言葉の背景

「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所

 今朝の教室ブログ、「ともだち」という言葉に表情を輝かせたSくんのお話です。たったひとつのこの言葉から、学校の仲良しの友達のことがぱぁーと広がってくるのでしょう。

・友達一人ひとりの顔が浮かんでくるのかもしれません。
・きのう遊んだことが思い出されるのかもしれません。
・○○くんの声や言葉が聞こえてくるのかもしれません。
・わいわいざわざわと友達どうしのやり取りがよみがえってくるのかもしれません。
・場所は靴箱のあたりかも、運動場かも、教室のコーナーかも、廊下かもしれません。

 こんな想像をしていると子ども達の息づかいや熱気が伝わっててくるようです。私自身の小学校時代のことも感覚的に思い返されてきます。学校独特のにおい、給食室の湯気、1階のコンクリート通路の感触、その場の空気や温度・・・。今日の教室ブログの講師も、「私の心もウキウキしてきます」と書いています。

 言葉によって子どもの心が動かされ、その子どもの表情によってこちらの心も動かされるのです。言葉には、それぞれ背景があります。言葉は経験を伴っている、と言ってもよいかもしれません。

 言葉が単に記号化してしまいがちな現代社会において、子どもと交わす言葉、教室での言葉には、それぞれ背景があり、言葉が思いや情景を孕んでいます。

 「電車」「南武線」「京王線」「間もなく・・・○番線に・・」「あひる」「アイスクリーム」「ホットケーキ」「おばあちゃんに電話」「昼食」「田舎」「○○くん」・・・・・。

 私が療育者駆け出しの頃の生徒さんから今の生徒さんまで、それぞれの言葉と共にその生徒さんがその言葉を発した時の、またその言葉を聞いたときの表情や仕草、言葉のイントネーションや語調までが思い出されます。

 やわらかな感性をもつ生徒さん達、こちらもやわらかさを保って言葉、対話を大いに楽しんでいきたいと思います。そんな中で、生徒さん方の言葉もいっそう豊かに育っていくことでしょう。

 

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297.話し上手は聞き上手

2009-09-17 07:11:15 | 「楽しい」からの出発
297.話し上手は聞き上手

「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所

 自分が話すばかりで、人の話は聞かない、ともすると批判の対象となってしまう人が時にいるかもしれませんが、中には、話し上手でありながら、聞き上手である人もいます。

 私の知り合いで、とても話し上手な人がいます。仕事の話、子育ての話、生い立ちの話、田舎の話、出かけた先の話、海外での話・・・、面白く話そうとするでもなく、ただ淡々と話すだけなのですが、とにかく聞いていて面白い。私にとっては、お楽しみの漫談です。

 でその人、話し上手であると共に聞き上手でもあるのです。口数の少ない人や、自らは口を開こうとしない人からも言葉や話を引き出します。どこか、気持ちをぐっととらえる力があるのでしょう。それも迫るのではなく、笑いながら。

 本気で向き合う、という言葉がありますが、構えるのではなくリラックスした自然体で気持ちを通わせる、そんな関係が教室の個別の授業でも求められます。天性の話し上手聞き上手ならいいのですが、そうでない場合はどうしたら、本気で向き合うことができるでしょうか。それには、

・相手のことに関心を持つ
・相手が話すほんの少しのことからその場をイメージして、イメージしきれないことを興味を持って尋ねてみる
・相手や、相手が話そうとする出来事をあらかじめ決めつけない
・・・ことです。

 言い換えれば、固定観念で決め付けずに、相手の言葉や話を聞き、そのときの相手の気持ちにこちらの気持ちを沿わせることです。相手が楽しかったなら一緒に楽しみ、嬉しかったのなら一緒に喜び、困ったのなら一緒に困り・・・、とこちらの気持ちも動かしながら、言葉や話を聞くのです。

 こちらの気持ちが動けば、相手の気持ちも動き、気持ちが動けば相手は次の言葉をつむぎだします。「共鳴」「共感」「感動、
ささやかな感動」、こんな言葉の中に話し上手聞き上手のヒントはありそうですね。


 
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296.伝記に学ぶ

2009-09-16 07:02:54 | 「ケースに学ぶ」
296.伝記に学ぶ

「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所

 (昨日のつづきです)
 野口英世博士は、とても小柄だったとのこと。それに加え、こんなコメントもありました(ポプラ社「子どもの伝記1 野口英世」)。

 あの青年と一緒の読みました。
・粘り強く、信じたことをとことんやりぬく:正義感が強く、標語的なことを大切にする彼には惹かれる言葉です。

・お金が入ると、嬉しくてなってすぐ使ってしまう:失敗しながらもお金の管理について学習中の彼には感じるところがあったでしょう。

・お母さん思い:青年期の親子の葛藤がありながらも、やさしい彼です。

・体格のいい、アメリカやヨーロッパの人たちに囲まれると、とても小さく見えただろうね:まさに写真に見る自分と同じです。そこが、彼の悩みの始まりです。

・でも研究者として、世界中でとても尊敬されていたんだよ:この言葉に、彼も希望がもてます。彼の思いと計画もスケールが大きいのです。

 子どもを対象に書かれた本はとても分かりやすいですね。世界的な医師でありながら、お金の使い方には欠点もあり、体が小さくても偉業を成し遂げた野口英世博士。

「だいじょうぶだよ」「小さくたって、問題ないよ」「ぼくにだって欠点があるんだよ」・・・こんなメッセージを彼も受けとってくれたのではないでしょうか。

 さらに彼は、野口英世博士と足のサイズが同じ!23cmです。そこにも、ビビッときたのではないでしょうか。一緒に読んだこの資料、その日彼は大事に持ち帰りました。

 自分についての彼の疑問、これからもいろいろな形で浮上してくることでしょう。その時、その時の彼に応じて真摯に対応していきたいと思います。でも一番大切なことは、彼の計画と思いを実現することに彼が熱中できるように、彼を一生懸命支援し続けることです。

 この機会に、他の伝記も彼と読んでいきたいと思います。これも彼が望んでいる「新しい生活のための勉強」のひとつとなるでしょう。



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295.小さくてもだいじょうぶ!

2009-09-15 06:58:20 | 「ケースに学ぶ」
295.小さくてもだいじょうぶ!

「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所

 一人の青年が、授業の中で言ってきました・・・、

「なんで、大きくならないんですか?」
「横は大きくなるけど、なんで背は大きくならないんですか?」
「手も小さいし、足も小さい」、手を広げて見せながら
「写真を撮ると、ぼくだけふつう(前と変わらないということ)」
「服もふつう(大人の服装ではないということ)」

 お子さんや生徒さんが発達の上でのハンディや他との違いに気づいたり疑問を持ったとき、どのように対応したらよいか。大きな問題にぶつかることがあるでしょう。

 これは、かつて親御さんがお子さんの誕生のときや成長のある時点で、その発達の障害について知らされたときと同じ配慮が求められます。

 心ある医師ならば、まずどのような親御さんであるかを改めて感じ推し量り、どのように伝えるかを熟慮するでしょう。そして、診断名と共にその発達や成長のさまや可能性を明確に伝えるでしょう。

 さらに、配慮されれば、今すぐこれからどのように育てていけばよいのかを具体的に示されるでしょう。知的にも心情的にも受容できる形で真実を伝え、希望を感じられる具体的方策を示されるでしょう。

 生徒さんやお子さんに対しても、同じです。相手をよく知った上で、理解できる形で、安心感を持たせ、希望がくじけることなく、自分の将来にいっそう意欲的になれるような・・・そんな対応の仕方が求められます。


 その青年の問いには、「人は、みんなちがいます」と答えました、「背の高さも、手の大きさも、足の大きさも、人はみんなちがいます」。彼には、数年来あたためてきている将来へのはっきりとした夢(計画)がありますから、
「背の小さいことも、手の小さいことも、足の小さいことも、その計画を実現するときにぜんぜん困りません」ということを伝えました。

 たまたま傍らにあった「野口英世の伝記」、その中の資料の1ページを開いて見せました。実は、野口英世博士は、とても小柄だったのです。
・身長 153cm
・体重 50kg位
・足のサイズ 23cm

 さて、彼の反応は・・・

(今日はこれから造形リトミック研究所の相模原本部に出かけますので、つづきは明日お伝えします)


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294.ひと工夫で楽しみを!

2009-09-14 07:22:36 | 「楽しい」からの出発
294.ひと工夫で楽しみを!

「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所

 土曜日の雨から打って変わり、日曜日はさわやかな秋晴れでした。その日の朝食は、思いがけず家で小さなバイキングとなりました。

 きっかけは、レンジで温めた2種類のスパゲッティルー、器が熱くってダイニングテーブルにすぐに置けなかったのでキッチンテーブルに並べておいたのです。

「そこに置いておけばいいよ、好きなのを取りに行こう!」
「あら、バイキングね!」、ということになりました。

 言葉とは不思議なもの、「バイキング」と聞くといろいろとたくさん並べたくなります。お鍋には茹でたてのスパゲッティ、炊飯器にはご飯、きのうのカレー、高菜の炒め物、トマト、とうもろこし、野菜、ヨーグルト、ロールケーキ、・・・考えてみれば、冷蔵庫はいつも「ドリンクバー」です。

・偏食や特別食のお子さん、スパゲッティを1、2本自分のお皿に取って、ルーをなめることぐらいから楽しんでみましょう。

・多度傾向のあるお子さんも、お皿の上の少量を食べてしまえばまた立って取りにいけるのですから、そわそわして叱られることもありません。

 何となく楽しんでいるバイキングでも、私たちはいろいろな機能を使っています。

・たくさんのものをよーく見渡して、自分で選ぶ(認知・焦点化・決断)。
・与えられるのではなく、自分から取る(意欲・積極性)。
・自分の取ったものは、きれいに食べ終える(量の判断・責任)。

 レストランでのバイキングの前に、ご家庭で楽しみながらバイキング形態になじんでおかれると良いですね。

 子どもの小さいときによく楽しんだ「手巻き寿司」も、久しぶりにやってみたくなりました。ひと工夫で、楽しみはたくさん生まれてきます。



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292.「まだアニメ?!」って言わないで!

2009-09-11 07:29:41 | 「楽しい」からの出発
292.「まだアニメ?!」って言わないで!

「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所

 「まだアニメ?!」って言わないで!・・・こうぼやいている生徒さんのお話、少し前(8月28日)にお話しました。この生徒さんは、大人への計画を高校生の頃よりずうっと描いています。

① 友達と暮らす
② お金を貯めて、買い物する
③ 時間を確認する(規則正しい生活をする・計画的に行動する)
④ 荷物を整理する(生活環境:整理整頓する)・・・学校の移動教室の成果かもしれません。
⑤ 悪いことをしない。人のものをとったり、盗んだりしない。いじわるしない。
⑥ 人を助けることが必要

①~⑤で終わらずに⑥の項目が加わっていることに、わたしはとても大切なものを感じます。

 スピーチや作文など、彼が少しあらたまった表現をするときには、
「人にやさしく」「明るく元気に」「みんな協力して」「規則を守る」・・・など
道徳的であり正義感のある言葉が頻繁に現れます。

 ご家庭での基本的人間教育の上に、学校で学んだことも大きいでしょう。それに加え、アニメから楽しみながら培われたものも大きいように思います。

 「人を助けることが必要」、現代の社会に求められているもの、現代のリーダーに欠けているものはまさにこれです。大学教育もその目的が、文科系分野では専門知識の学びと探究、理科系分野では基礎技術の獲得や開発が目的にあるとすれば、目的のもう半分は「他者」「社会」への意識、人間観、哲学の分野です。

 アニメは、この後者の分野をやさしい言葉で、繰り返し繰り返し語りかけてきてくれます。この言葉を受容する土壌は、幼少期からの家庭教育やその後の学校教育、社会教育によって耕され続けます。

 親御さんや講師は、この土壌に栄養を与え、耕し続ける援助を続け、そこによい言葉を与える環境を備えていくことが求められます。

「まだアニメ?!」って言わないで!・・・わたしも同感です。良いアニメを心いくまで楽しんで、アニメから得たものをやさしい言葉で社会に投げかけてくださいね。



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291.新型インフルエンザ

2009-09-10 07:28:20 | 「ケースに学ぶ」
291.新型インフルエンザ

「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所 

 感染拡大の率が、新学期が始まるとともに日に日に上がってきています。
 ご家庭では何か対策を話し合われましたか?

教室では、
・学習の前の手洗いの励行
・迅速な来室・退室
・各ブースのアルコール設置   をさっそく始めました。

 必要以上に怖がらせたり、心配させることは避けるべきですが、この機会に「インフルエンザ・ウイルス・ばい菌・汚い・病気になる」ということを分かる言葉と行動を通して、教えていくことは必要でしょう。

 手洗いを面倒くさがるお子さんには、かわいい石鹸や楽しめる石鹸を置いたり、洗面所に何か工夫をして頻繁に手洗いができるように環境づくりからはじめましょう。たとえば、泡状の石鹸は手洗い意欲を増させます。我が家でも、キッチンで手を洗えるものをわざわざ泡石鹸の置いてある洗面所まで手を洗いに行くほどですから。

 まだうがいのできないお子さんには、口腔内用の消毒スプレーもあるそうです。教室の親御さんから伺いましたが、薬局でお聞きになってみてください。

 新聞やテレビでインフルエンザの情報に触れて不安になっているお子さんや生徒さんには、問いかけをじっくり聞いてあげて、正確な情報を伝えましょう。時に、日常行動に落ち着きがなくなるほど不安定になる方もいます。

 「うがい・手洗い・マスクの使用」、予防のために行えることを明確に示し、実行を通して「これだけやっているのだから」と不安な気持ちに区切りをつけられるように促しましょう。

 インターネットなどからは、手の洗い方を分かりやすいイラストで示してるものも得られます。プリントアウトして洗面所に貼るのもひとつ方法でしょう。

 何につけ事あれば、ご家庭で話題にして適切に対応していくこと、それがお子さんの安心感を育てます。それは、インフルエンザに限られたことではありません。天候の変化や災害や、ひいてはご家族の事故や病気、予定の変更、人とのトラブル・・・など。事に応じて適切に行動できることは、社会生活スキルの大切な一つです。


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