発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

4105.~分析的にクリエイティブに~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「間違いを自分で検証」(6月13日)

おはようございます。八王子教室の石塚です。

小学5年生のSさんは、かけ算が大好きです。

筆算で2桁×1桁の繰り上がり無しから始めて、2桁×2桁の繰り上がり有りまで出来るようになりました。

楽しそうに九九を唱えながら、自信を持って出来るようになったので、宿題にしてみました。

ところが宿題にすると、必ず間違いがみられるようになってしまいました。

筆算を進める時に、どこに数字を書いたらいいのかわからなくなっているようでした。

そこで宿題にするのはやめて、教室で一緒に行うワークを作りました。

2桁×1桁から少しずつ難しくなるようにプリントを用意して、Sさんと講師の分の冊子を2つ用意しました。

そして毎回1ページ1問ずつ、楽しみながら競争で解いていくことにしました。

この方法にして良かったことは、Sさんが自分の間違いを自分で検証出来るようになったことです。

以前は間違いを認めたくない様子が見られ、講師もあれこれと考えながらでしたが、今では、

「あー、ここを間違えて書いちゃったんだ!」とか、

「ここのかけ算を間違えた!」と、前向きな言葉が出るようになりました。

難しいかけ算が出来るようになったことは、もちろん嬉しいのですが、

間違いを認められるようになったことの方が、もっともっと嬉しいのです。

 

◇ワンポイント・メッセージ

臨機応変な講師の指導プランが功を奏したケースですね。単にスモールステップであるだけでは乗り越えられない課題があります。講師の工夫の結果、「自分の間違いを自分で検証出来るようになった」。すばらしいですね。講師は常に分析的であり、クリエイティブであることが求められます。同時に、そこが講師のやりがいであり楽しみでもあります。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

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