日本史の勉強している

中国や韓国との歴史認識の相違が問題になっているので、「正しい歴史」を勉強しようと思った。

万葉集の歌体など

2010-07-29 15:29:08 | Weblog
 『万葉集』に収められた歌の数は、似た歌や重複した歌などの扱い方で歌数に相違が出てきますが、長歌(57・57・57・・・・7が完成形)約260首、旋頭歌(577・577の形)約60首、仏足石歌体(57・57・7・7の形)1首、残り約4200首が短歌(57・57・7の形)で全体の93%を占めています。平安時代以後になると、短歌以外の形式は衰えますが、長歌や旋頭歌を多数収め、歌体の種類が豊富なことも本集の特徴です。長歌は、57が繰り返されるだけのもの、それに77が添えられるもの、537が添えられるものなどもありますが、それらは古い形式で、57が三回以上反復して7が添えられるのが完成した形式と見られます。その句の数は合計して七句のものから149句という長大のものまであります。旋頭歌は前半と後半とが問答として歌われたらしく、民謡の香りが強いものです。短歌は記紀歌謡でも最も多く、『万葉集』以後は長歌が衰えて、和歌と言えば短歌を意味するようになりました。『万葉集』における短歌の調べは、二句切れ・四句切れで重厚荘重な感じの57調が多く、初句切れ・三句切れで流麗・優雅な七五調の歌は多くありません。「ますらをぶり」と呼ばれる万葉調の特色です。   おわり

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